銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

築地場外 青空三代目hafuにて「金目鯛ステーキ丼」をいただきます

2007-10-01 16:44:06 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

寒暖の激しい週末。皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

これだけ気温の差が激しいと
体調管理もなかなか難しいもの。

くれぐれもお気をつけください。

今日は先週行ったまんまになってしまった築地のお話を・・・

築地青空三代目hafu。

3回目の登場となるこちらのお店。

最初の炙り丼の写真がよく撮れていたようで
一緒に築地に行く同行者が変わるごとに
こちらのお店を教えろと言われてしまうのだ。



時間が14時を過ぎていたこともあって
先客は海外からのお客様1組のみ。

普段ならばカウンターに陣取るのだが
奥のテーブル席を広々と使わせていただいた。

よく見るとカーテンが用意されていて
夜の部はテーブル間で配慮をしているようだ。

私はこういったものはあまり気にしないのだが
視線が他人と合わなければより料理に集中できるのだろう。



それにしてもこの先客。

誰もいないお店に入った際には大丈夫か?失敗したか?
と多少、躊躇や驚きが現れてしまうものだが、
七輪を囲み舌鼓を打っている笑顔は満足の賜物。

いい思い出になっているようだった。

築地青空三代目は
市場よりに本店を構えているのだが
この分店のhafuなるアルファベットが
今まではイマイチ理解できていなかった。

今回、メニューを見ていて型破りな料理を意味する
破風なのだとようやく理解することができたのだ。



せっかく破風をウリにしているのだからと
今回は金目鯛ステーキ丼なるものを注文させていただいた。

メニューにはトマトクリームソースであることだけは
予備知識として吸収できたのだが、
いったいどんな料理なのだろうか・・・とやってきたのがこちらだ。

てっきりドンブリで来るものだとばかりに思っていたのだが
予想を大きく裏切られた。

まるで洋食な出で立ちに
破風たる所以を物語られてしまった。



金目鯛はてり焼き状に外見はパリッと焼かれている。

旨そうだ。

食用菊で彩られ、イタリアントマトやオクラなどが
さらに色を添えてくれている。

しかしトマトソースにイタリアントマトとプチトマトまで
添えるような料理は久しく食べていない。

アンサンブルを愉しんでくれと
無言のメッセ-ジが添えられているのだ。



まずはトマトクリームソースを
ごはんと一緒に食べてみた・・・

悪くない。

トマトにクリームを合わせたソースは
トマトの酸味ができる限り魚に干渉しないように
マイルドな仕上がりになっていた。

ただし、ごはんとこいつだけで喰いつづけるのは
ちょいと辛いのだろう。

魚が生きてこそなのだ。



さっそく魚の按配を確かめるべく
スプーンで身を取ろうとしたのだが・・・

うぉっ!すっごくレアだ。

表面の状態から想像っすると
てっきり焼き魚状の仕上がりだと思っていたのだが
まったくもって刺身に近い状態であることに
またまた驚かされてしまった。



この焼き方はいったいどのように焼いたら
こんなになるのだろうか?

中の状態を考えると
バーナーで炙り焦がして
表面と中のギャップを保ったものだと
勝手に想像した。



まずはソースを落として金目自体をパクリと・・・

旨い。

金目は仕入れで¥1,000~¥2,000はする高級魚。

この素材で半身をたっぷり使ったこのドンブリは
コストパフォーマンスが非常に高い。

続けざまにソースをつけて食べてみる・・・

まずまずなのだが
トマトクリームソースの必然性は感じない。



先ほどのイタリアントマトとプチトマトを食べてみる。

トマトクリームソースのトマト感が
生き返ったようにその濃厚さを増した。

しかも、イタリアントマトからはトマトの酸味が、
プチトマトからはトマトの甘味が引き出されるように感じる。

面白い。

チーズやなんかは
数種類合わせて使うこともあるがトマトとは・・・

実に面白い。



青空三代目hafuの金目鯛のステーキ丼。

2点気になったが非常に興味深くいただけた。

1点目は金目鯛。
スプーンでは弾力のある身が切りにくいので
焼きを入れた後に予め包丁を入れて欲しい。

それからもう1点はトマトクリームソース。

金目に干渉しすぎないように
クリームソースにしているようだが
トマトのアンサンブルは面白いにせよ
金目を生かしていないように感じてしまった。

ドンブリとしては発見も多く楽しめたので
今後も破風ぶりをどんどん発揮して欲しい。

ご馳走様でした。

青空三代目屋hafu
〒104-0045
中央区築地4-13-8(本店)より
晴海通りに30mの左手

金目鯛ステーキ丼 ¥1,400(大盛り¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

⇒激旨!青空三代目の炙り丼の巻
⇒マグロのキーマカレー!?の巻

・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチ3連射を・・・

にほんブログ村 グルメブログへ






・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これで1400円 (エカワ)
2007-10-01 17:26:02
強火と鯛の水分量の調整で、そのように焼くことができるのでしょうかね。わかりません。
 
これで1400円、和歌山では考えられません。
さすが、都会ですね。
 
今日は、コーヒーや飲食のことを記事にしているブログをリンクさせて頂きました。
 
愛のムチ3連射、させて頂きます。
返信する
いきなりツボに・・・ (Ibucium)
2007-10-01 19:49:44
これは…いきなり私のツボに来ましたよ~。
今ちょっと、トマトクリームにはまりつつあるので。
トマトの酸味とクリームの配分が難しい…。
(今日はベビーシッター先でトマトクリームスープを
作ってきたばかり…。今ひとつ納得いってなかったのですが、子供達は喜んでました。)


金目鯛という素材とは今ひとつかもしれませんが
この見た目は、家庭料理人としては
ちょっと、参考にしたい部分もありますね~。

ちょっと、発奮しちゃおうかしら??
(金目様は高いので、何か別のお魚で…)
返信する
Unknown (マグロ君)
2007-10-02 08:14:20
これから、新潟に日帰り出張です~

応援して行きます~

ぽちっと!
返信する
高いですね・・・ (甚平)
2007-10-02 10:17:12
エカワさん

おはようございます。甚平です。

やはり、地方の方から見ると高いですよね。

家計を考えて、できる限り¥1,000以内でと
考えてはいるのですが、ついつい美味しそうなモノに
手を伸ばしてしまうのでした。

それでもエリアによっては
¥500~¥600程度で
満腹にしてくれるお店もありますので
安くて旨いお店もご紹介してゆきたいと思います。
返信する
季節なら衝動買いも・・・ (甚平)
2007-10-02 10:21:49
Ibuciumさん

おはようございます。甚平です。

ベビーシッターをやられているのですね!

お料理が得意なので
実のお母様以上になつかれないように
ご注意ください。(笑)

私は12月あたりから金目の旬になると
どうしても鍋がしたくなってしまい
毎年のように衝動買いをしてしまいます。
返信する
お気をつけて! (甚平)
2007-10-02 10:25:29
マグロ君

ご無沙汰様です。甚平です。

私も出張がしたい!と
言葉を飲み込んでしまいました。

9月に大阪出張の可能性があったのですが
消えてしまい羨ましくって羨ましくって
泪に暮れて「しまおうかと思います。

お気をつけてください。


返信する
革新的? (ポケット)
2007-10-02 14:33:27
思い切った料理を作るお店ですね。
生で食べれる金目鯛とトマトソース・・・
なんとも型破りな発想のように思います。
面白いです☆
返信する
鮪のキーマカレーは絶品! (甚平)
2007-10-02 18:04:22
ポケットさん

こんにちは。甚平です。

お魚嫌いなお子さんを
お魚好きに変身させるには
こんな破風な工夫をすると
自然と好きになるのでしょう。

昔は私も魚よりも肉ばかりリクエストしていましたが
今ではアジフライや秋刀魚の塩焼きなど
絶対に魚な日が出るほど変わりました。
返信する

コメントを投稿