銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

築地場外 マックモアにて「なかおち定食」をいただきます

2008-06-17 13:16:17 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

築地場外に辿りついて
さてさてどうしたものかと歩き回っていると
緑色の空間があることを思い出させてくれた。

あっ!・・・

実は以前マックモアに行った際に
中おちが品切れでかまとろを頼んでいたにもかかわらず
明らかにカマとろな刺身を中おちと
誤表記したままだったのだ。

読者様のご指摘に対して、
次行った際に直しますよと応じていたのだが
流石に1年近くほったらかしにしてしまっていることを考えると
あいつは中おちとカマの区別がつかないのかと
笑われてしまいかねない。



思い出したが吉日とばかりに
緑色の空間に吸い込まれたのだ。

2階に上がると
マックモアの様子はまるで昨日の記憶のように
何も変わっていなかった。

幸い11時台ということもあり
並びの先客も1組。

喰うものは決まっていたので
中の様子をじろじろと見ながら
待たせていただいた。



壁面にはメニューが掛けられているが
他にもスパゲティ表示ではなくスパゲッティが
ナポリとミートの2種類¥800。

肉ッ気は生姜焼きや焼肉定食が¥890。

カレー、ドライカレー、焼きそばが
同じ値段なのはどうかと思うが¥750。

土曜日限定で鮪のヅケ丼、鮭いくら丼、焼肉丼の
3っつの小どんぶりがセットになった
姫丼なるものもあるのだが、
1番気になるこのセット。

全てを大盛り¥100増しにして
食べてみたいものだと思う。



前回座ったテーブル席とは異なり、
今回はカウンター至近の席に陣取ることができた。

しかしこのカウンターの怪しい雰囲気。

男の子ならば痺れるような凄まじい芳ばしさだった。

ポコポコと時を刻むように、
まるで理科室さながらなサイフォン式珈琲の
上から降り注ぐステンドグラスの彩が、
そいつを試験管のようにも見せている。

黙って珈琲と対峙する漢たち。

シブすぎる。



注文したのは中おち定食¥950。

そいつにひじき、新香、味噌汁が付くのだが
写真以上に大きく見える中おちの量。

随分と太っ腹な定食だ。

今更ながらに誤表記を
ありえねぇと呟きながら
箸を割らせていただいた。



こいつがマックモアの中おちだ。

見た目の照りと指で触った温度から
ひじきや味噌汁で時間を使わずとも
そのまま口に運んでしまえることが判る。

最初は醤油を漬けずに一口・・・

返す刀でもう一つまみ・・・

普段は知らないが
この日の中おちは醤油をちょいと
使いたくなる代物だった。



山葵と醤油で舌が慣らされると
そのまま食べてもそんなに臭味は感じず
純粋に鮪の味だけを感じられるようになった。

親父にしつけられた
刺身の最初の一口は絶対に醤油を
つけるべからずというものが、
30余年も身に染み付いているのだが、
子供の頃は全く持って理解できなかった言葉の意味が
最近になってようやく理解できるように
なったのだから不思議なもの。

教育は子供からすると理不尽なものも多いのだが
この理不尽さこそが教育なのだろう。



以前の日記でこちらのお店の小鉢や味噌汁を
どのように書いていたのかは忘れてしまったが、
正直、おいくつの方が作られているのか
気になるほど美味しかった。

漬物はそのものだけで
十分にごはんを食べさせてくれる
びっと背筋のいい塩加減。



白のあわせの味噌汁は
揚げの大きさが工夫されており、
強すぎない優しい味が揚げの中から
じゅわっと染み出る感覚は
何度も何度も食べたくなるものだ。

旨い。



特に驚いたのがこのひじき。

ここ数回ひじきが出るたんびに
旨いを連呼してしまっていたように感じるが、
そいつは私がひじきが好きだから。

とは言ってもこのひじき。

大豆の質の違いが
こんなにもひじきを旨くするのかと
自宅使いのものを考え直させられてしまうほど
すっと入ってきたのだ。



大盛り¥100増し。
おかわり¥100ならば
サラリーマンたるもの有無を言わさず
おかわりの方を選ぶ。

たっぷりの中おちは半分ほど食し、
づけにしたものをおかわりごはんの上にのせてゆく。

周りの中おちを食べている人たちの
やられた!という視線を感じ、

手製づけ丼の完成だ。



こいつを永谷園の随分前のCMよろしく
一心不乱にかっこむと・・・

幸せだ。

昔は随分とこんな風に
わんぱくな喰い方をしてきたのだけれど、
最近の控えめな喰いっぷりはどうも
大人になってゆく過程のようだ。

営業マンにはモチベーションはとても重要なもの。

こんな喰い方をして店を出ると
随分とヤル気になっているのだから
本当に単純な生き物だなぁと
溜息混じりに考えさせられてしまった。



額に滲み出た汗を拭いながら
喉につっかえていたものがようやく取れたのだった。

マックモア。

気になる姫丼を食べるのには
休日に嫁を伴っての築地行き。

食堂と胃袋が直管で繋がっている私ならば
数軒ハシゴができたとしても
一緒ならば一軒二軒がせいぜい。

ご縁がないものなのかなぁ・・・

ご馳走様でした。

マックモア
中央区築地4-9-6ダイヤモンドレジデンス築地202
TEL03-3541-9093
9:00~23:00
日曜・祝日及び休市日定休

中おち定食 ¥1,050(おかわり¥100増しを含む)

甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★★☆

⇒ マックモアのカマとろ定食の巻

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   それでは明日もお会いしませう