方位学では、五黄土星の方位を五黄殺、その反対の方位を暗剣殺として、使ってはいけない方位としています。
生れ年の九星の方位を本命殺、その反対の方位を的殺として、使ってはいけない方位としています。
ところが、五黄土星生まれは、五黄土星の方位自体が、本命殺になるわけですから、他の星の人より、使ってはいけない方位が少なくなります。
五黄殺、暗剣殺、本命殺、的殺、歳破、定位対中など、使ってはいけない方位があると、八方位のうちいくつも使えなくなり、動きが取れなくなります。
そのうえ、一説には五黄土星の年は五黄土星が中心に有るから、全ての方位が暗剣殺になるという何処にも行けないということがあります。
まだまだ、気学の不公平さはあります。
でも、運命学は、元々不平等、個人の違いを観る見方の学問ですから、気にしません。
さて、三元九星で、九紫火星、六白金星、七赤金星は五黄土星が掛かっても吉になり、一白水星、三碧木星、四緑木星は凶になります。
個人の運勢を観る場合、本命星を観ますから、最初の9・6・7は有利ですが、三元九星は占卜ですから、占う対象が本命ばかりでは有りません。
易の用神ですから、占う対象によっては、五黄土星にあって凶にならないことが有っても矛盾はありません。
また、占う対象によっては凶が多くなるものがあっても不思議ではありません。
九星はかなり雑多なところが有ります。
全ての人を9種類に分けてしまいます。
人間の運命は9種類ではありません。
この場合、9つに分けるのは、使いやすいからで紛れが少ないという長所が有るわけです。
確かに使いやすさという観点では評価できますね。
昔から相場占いや競馬占いにも九星は使われてきました。例えば月齢と九星と単勝オッズを絡めたもの等。
生まれた年程度しかわからない場合は九星は便利
ですね。