趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

「るろ剣」

2014-09-24 23:55:09 | 観劇
最終章の映画、観てきました。
・・・が、観終わって映画館を出て、携帯でオリックスの試合経過をチェックし、1-0でリード中という情報にひぃえぇぇぇ!?と気が気でなく、しばらく映画の余韻も忘れてました(苦笑)。
ちーちゃん15勝!!ほんまよかったぁぁ!!携帯でチェックしながら、試合終了の表示が出た瞬間、泣きそうでした・・・。

で、「るろ剣」。
前編よりも、アクションが多い・・・というより、大半がアクションに費やされてた気がする(苦笑)。
もちろん、原作を知っていれば、間を埋めることは可能ですし、少ない言葉の中に、脳内補完で原作の台詞も浮かぶんですけど。
確かに、あの漫画の中の技とスピードを実写映像で観るのは迫力で、圧倒されますしカッコいいです。それは素直に面白かった。
原作のニュアンスを、かなりストーリーの部分でアレンジして、オリジナルの部分として描いてるのも、それはそれでありだと、私は思います。
ただ、勿体ないなぁと思うのが、原作では、一人一人、それぞれの戦いをしているのに、それがさらっと流れていってしまったこと。
左之と安慈、斎藤と宇水、薫や弥彦だって、それぞれ十本刀と戦ってるのになぁ。
剣心と宗次郎の戦いだって、あんなもんじゃない。もっともっと深いのに~と思うと、勿体ない。
まぁ映画は時間制限があるので、仕方ないですけど。
ただ、キャストはみんな、その原作ニュアンスをきちんと踏まえた演技と、アクションをしているので、イメージとしての違和感がなかったのは、すごいと思います。
あとは観る側で脳内補完すれば、とりあえずよし(笑)。ただ原作を知らない人には、???な部分も出てくるだろうなぁ。

佐藤君の剣心は、想像以上にイメージが合う。映画版はストーリーがシリアスメインだから、なおさらそうなのかもしれないけど(漫画のコミカルさとはちょっと違うので)、観ていると自然に、あ~剣心だ~と思えてくるから不思議。
ちょうど月曜のNHK「家族に乾杯」で、鶴瓶さんと一緒に旅をしてるのをたまたま見たのですが、きょろんと目が大きくて、ニコニコしゃべってると、普通に、おや、剣心がいる・・・と思った(笑)。イメージってすごい(爆)。
私が映画版「るろ剣」で惚れまくったのは、江口さんの斎藤♪
もうね~超男前っ!!カッコよすぎっ♪♪
今日の後編は、ちょっと出番少なめで残念(苦笑)。前編のほうが、斎藤が一杯出てて楽しかった(爆)。
あの牙突の構えが素敵過ぎる・・・。警官の制服も似合い過ぎ。原作よりも、色気がある、のかな(爆)。
左之が、左之過ぎて笑えるというかまんまというか(笑)。青木さんといえば~なイメージ、そのまんま。あんだけ血みどろで、よく死なないよね・・・(大爆)。
蒼紫の伊勢谷さんも、イメージがぴったりなだけに、原作通りの蒼紫さまを見てみたかった気もする。エピソードが端折られてるのが残念だなぁ。
志々雄の藤原君も、すごいとしか言えない。さすがの演技派。
宗次郎の神木君も、イメージぴったり。できれば原作みたいに、宗次郎とも奥義で対決して欲しかった(苦笑)。宗次郎の背景も、映画ではさらっと流されてて勿体なかったなぁ。好きなエピソードだけに。
そして、師匠を福山さんで来るかぁ~!という(笑)。なんかもう、お約束、みたいな?
違和感がないと思ったら、NHK大河の「龍馬伝」で、福山さんと佐藤君って一緒に出てたんですね。龍馬と以蔵で。
原作の師匠も、もはや強すぎてジョーカーな存在だから、映画の描き方もあれで正解、というか、限度でしょ(苦笑)。
修行のシーンで、九頭龍閃もやってたらしい(パンフに書いてあった)のに、速すぎてわからなかった(笑)。
メインがどうしても、男たちの物語なので、女性陣は損な役回りかなぁと思わないでもないですが。イメージは、薫も恵さんも操ちゃんも由美も、それぞれ合ってますね。

帰還のシーンの演出は、ちょっとベタで微妙かなと思うけど、落としどころとしては、まぁそんなものなのかも。
むしろ私は、原作の、神谷道場に戻ってきたときの、薫の「おかえりなさい」が結構好きだったので、違ってたのはちょっと残念かな。

ともあれ、原作の「るろ剣」好きとしても、楽しめた映画でした。
漫画は漫画、アニメはアニメ、映画は映画、それぞれの描き方があって、いいんだと思います。きちんと、描きたいテーマが伝わって、面白かったので、充分満足です。

コメント
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