さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

新年あけましておめでとうございます

2022-01-01 19:03:38 | 生活の一場面
何十年ぶりでしょうか?
たった一人でのお正月は。
1999年からの簡易な山行記録が手元に残っていましたから、お正月の過ごし方をまとめてみたいと思います。

2000年:前年1999年12月26日に父逝去。当然、僕とさっちゃんは熊本の実家へ帰りました。
(ちなみに、さっちゃんは1998年2月に愛鷹山で脛骨最上部骨折で2回手術、計9ヶ月入院しました)
2001年:2日に奥多摩の大岳山に登っていますね。
2002年:僕は12月26日から仕事で屋久島。29日にさっちゃんとさっちゃんの甥と鹿児島市の親戚宅で合流。その後、熊本へ向かい、青春18きっぷで3日帰京。
2003年:どこへも行かなかったみたいですね。
2004年:3~4日に北八ヶ岳天狗岳西尾根。さっちゃんと僕の他、20代とアラサーの若者3人と登る。
2005年:さっちゃんは留守番。12月28日~1月1日。上記の若者3人と僕とで、北アルプスの中房温泉~大天井岳~常念岳~三股の縦走。全員、右頬に凍傷。
    3日にさっちゃんと奥多摩ハイキング。二俣尾駅~アタゴ尾根~日の出山~御岳山~大塚山~古里駅。
2006年:3日にさっちゃんと奥多摩ハイキング。井戸小屋尾根~六ツ石山。
 ※この年は大怪我後のさっちゃんとしては、一番体力も技術もあったころで、8月には剱岳源次郎尾根を登っています。65歳でした。
2007年:12月29日~1月1日。さっちゃんと僕、他に2人の山仲間と、仙丈ヶ岳地蔵尾根を登る。
2008年:12月30日~1月1日。さっちゃんは留守番。若者2人と僕で南アルプスを夜叉神峠~鳳凰三山~早川尾根~北沢峠の計画。
    ところが、大雪のため薬師岳小屋で引き返す。
2009年:12月31日~1月8日。熊本の母の認知症が進み、この時から盆と正月は基本的に母に顔を見せに帰ることにする。
2010年:12月27日~1月4日。長崎のさっちゃんの叔母宅に寄り熊本へ。さっちゃんは11日まで熊本に滞在。
2011年:12月29日~1月9日。熊本へ。
2012年:12月23日~1月7日。熊本へ。父の十三回忌。
2013年:12月25日~1月6日。熊本へ。


手元の記録にはここまでしかありませんでした。

2013年5月に母が亡くなり、2014年は一周忌に参列するので、正月には帰熊していません。
2015年も三回忌に参列するので、正月には帰熊していません。
2016年:熊本へ。日付は分からず。12月29日~1月4日よりは長くいた。その後、熊本地震。
2017年:熊本へ。12月28日~1月5日。その後、鹿児島へ回ってお墓参り。
2018年:熊本へ。日付は分からず。
2019年:母の七回忌のため、正月には帰らず、4月に帰熊。
2020年:熊本へ。日付は分からず。


これ以降はコロナ禍で熊本へも行かず、お正月はどこへも出かけていません。
さっちゃんも長い時間、電車に乗っていることが困難になっていました。
青春18きっぷで途中あちこち寄り道をしながら熊本まで行っていましたが、
それが新幹線になり、その時間も耐えられなくなって、飛行機になりました。
でも、2020年にはその飛行機に乗っている時間すら、さっちゃんには我慢できなくなっていました。
さっちゃんと一緒に熊本へ行くのは無理だと思うようになっていたのです。

1999年からさっちゃんの山行記録をとっていました。
これは大怪我から復活していくさっちゃんの姿をしっかりと記録しておこうと思って、書いておいたものです。
大怪我でしたから、僕はさっちゃんが通常の日常生活が送れなくなるんじゃないかと思っていました。
でも、骨折は順調に回復し、さっちゃんも熱心にリハビリしました。
1999年1月30日2回目の入院から5ヶ月ぶりに退院しました。
その後、4月28日には大澄山192mで怪我後の初登山。
右足に装具を装着して、両松葉杖をついての登山でした。
装具と2本ストックで日の出山に登ると、山頂の人々から「頑張ってね!」と励まされたりしました。
装具は大きいのでズボンの外に出て、凄く目立つんです。
その後も毎週のように山を歩きました。
御岳山や高尾山のような下山でケーブルカーを使える山域が多かったですね。
8月になると、装具と杖なしで歩く練習を近所の公園で始めました。
9月2~3日には初の泊り山行。
那須岳の三斗小屋温泉に泊まって、北温泉に降りました。
12月には天覧山岩トレにも参加し、最下部岩場をトップロープでですが、3ルート登りました。

さっちゃんの大怪我をした時の事故報告やその後の回復の記録など、このブログでもいつか発表したいものです。
今日は、久し振りにその記録を見たので、少しだけブログにも書いてみました。

そうそう、今日はお正月、元旦ですね。
入院しているさっちゃんのことを想うと悲しくなりますが、僕は静かに過ごしています。
正月だって普段の一日と変わんないや! とは粋がってみたものの、やっぱり心の状態がいつもとは違ってしまいます。
なんと! お雑煮を作りました。
僕は子供のころ食べた濁りのあるお雑煮が好きです。
どうやら親父の好みだったようですね。
次第にお袋の発言権が強くなると、お袋の里の澄まし汁のようなお雑煮に変わって来ました。

今日作ったお雑煮は、家にある材料で作りました。
賞味期限が切れていたお餅、鶏肉、竹輪、えのき、里芋、大根、金時人参、菜の花。
金時人参は初めて食べましたけれど、噛んだ感じは芋のようですね。
菜の花はまだ花がない葉っぱばかりです。
ほぼ塩味だけなんですが、濁りがあるのは、お餅を早くから煮て、汁の中に融かすからです。
もちろん、全部の餅をそうするのではなくて、今日の場合は1個だけですけどね。
餅の味が汁にも加わって美味しくなるんです。


▲12:12。見た目はまったく上品ではありあせんが、結構美味いんですよ。これをどんぶりに2杯食べました。
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