ヒアシンス
(城跡ほっつき歩記)より
あそびだあそびだ人生は
かっこうつけずにズバズバ遊び
悔いはないよと大いばり
スーさんまた来ていい子でね
はいよはいよとホステスに
手をふりふられるエリート部長
高級シャンパンぽんぽん開けて
かくれが気取りのクラブをでれば
足元ひやひやヒアシンス
花壇に春の花が咲く
公園通りをふーらふら
すこし酔い醒め昂ぶりも冷め
家路をたどるその先に
あかりを落とした暗い窓
妻のねたふり薄目がひかる
ほどなく別れが来ようとも
あそびだあそびだ人生は
一人息子も巣立ったばかり
おやじのつらさを理解はするが
おふくろさんの嘆きもあわれ
独りでいれば見ないで済むか
バイバイ息子よおまえもいずれ
家庭を持ってわかるだろう
家と庭とを手にする苦労・・・・
ひやひや冷や汗ヒアシンス
むらさき色にブルーに黄色
どれも花弁はねじれてからむ
檻か囲いかクサリかツナか
義務と責任この世の仕組み
ほっぽり出して自由を得たい
カネがなければ見向きもされぬ
家がなければ路上が寝床
手にする自由は不自由そう
あそびを少々おさえても
不機嫌ねじれを横目で見ても
やっぱり我慢が無難そう
ひやひや人生ヒアシンス
つよがりハッタリ見栄さえ捨てりゃ
手酌をしながら居眠りできる
(ヒアシンスの花言葉「勝負」「遊戯」に寄せて)
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(もののはじめのiina)さまのブログには、かなり驚かされた記憶があります。
それもそのはず、「笑撃 犬」だったんですね。
今年も奇抜なネタで、周囲を楽しませてください。
ありがとうございました。
(ウォーク更家)様も、外歩きのかたわら今でも花壇の手入れなどしているのでしょうか。
私も球根は上手に咲かせられないくちで、チューリップなどもひねこびた形が多く、申し訳ない気持ちになります。
やはり土の問題は大きそうですね。
遅ればせながら、本年のご活躍を祈っております。
いつもありがとうございます。
(塚越和夫)さんも良い年を迎えご活躍のこととお慶び申し上げます。
当方、昨年末また引越しをし大晦日も元旦もない慌しさ、本日やっとインターネットが使えるようになりました。
ご挨拶が遅れたこと、お許しください。
さて、お母様がヒアシンスのことをシアヒンスと呼んでいらっしゃったとのおはなし、私も幼時を北千住で過ごしたので母親の訛りは耳の奥に染み込んでおります。
忘れておりましたが今懐かしく思い出しております。
開花させるには、十分な日差しと養分が必要なようですね。
どこかわがままなお嬢さんといった感じで、興味を惹かれます。
今年もたくさんの画像をお借りすることになると思いますので、よろしくお願いいたします。
ことしもよろしくお願いいたします。
ごあいさつが遅れました。
笑撃 犬 です。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/9e4634c6b46049de75d4a2c7d143d6a2
登録いただいた「読者登録」から参りました。
猫の額ほどの狭い我が家の庭ですが、数年前までは、ヒヤシンスが咲いていました。
どこで買ったのか忘れましたが、土付きで買ってきた翌年には綺麗に咲いていましたので、多分土が良かったのでしょう。
この詩を読んでいて、そうだ!、あのヒヤシンスはなぜダメになったのだろう、と、今思い出したところです。
いつから、なぜダメになったの?と聞かれると、”ひやひや冷や汗”ヒアシンスです。
その程度の関心と手入れだったので、多分ダメになったのでしょうね・・・
本年もよろしくお願いいたします。
もう60年以上も前の記憶です。
東京(下谷)生まれで東京育ちの実母は、ヒアシンスとは言わずに「シアヒンス」と呼んでおりました。
その当時、人家に囲まれ余り日当たりのよいとはいえない庭とも呼べないような家の周りには草花を植えられるような適当なスペースなどはありませんでした。
やむなく屋内で水耕栽培により育てていたという記憶があります。
たしか畳一枚ほどの増築された玄関の正面には細やかな3尺幅の出窓があり、その当時の自宅では最も日当たりのよい環境でした。
その場所にヒアシンスの水耕栽培の容器が置かれていたという、おぼろげな記憶が浮かんできました。
もっとも母が育てていたのか、自分が育てていたのか今となってははっきりとは覚えておりません。
結局のところ肝心の花は開くようなことは無くそのまま枯れてしまい、その原因を調査すべく枯れた球根の皮を剥いていたような記憶があります。
その後も懲りずに何度か水耕栽培をしておりましたが、相変わらず花開くことなく数年先にはその家から引っ越すこととなりました。
その「ツンツン」としたよそ行きの風情もあり、どこか余所余所しくも見られることから、たぶんヒアシンスも臍を曲げていたのかも知れません。
本年もよろしくお願いいたします。