流のバンコク・ゲイパラ白書☆リターンズ(゜∀゜)ノ

流(りゅう)の単純で軽いバンコク・ゲイ体験記。 ヨロシク!

⑥水の月

2009-09-29 | レンアイ物語
 
そうか、見られてたか・・・ ←高速で次のセリフを検索中。


それが分かってて俺といるとは。
カウンターパンチ喰らった気分やわ。


『あぁ、彼氏と友達と来てる。Cは?』

あくまで平静、サラリと軽くは鉄則だろ。
彼氏はいると答えるのも鉄則。

それと、即座に聞き返すのも絶対だろ。


『友達3人と。今も彼氏はいないから・・・』

微妙な空気出すなよ。
どうせ深い意味はないクセに。 ←分かってる。


『明日の夜もココに来る? 来る?』

かわっ! ←分かってない。

けど確か・・・
最初にホレたときもこゆのにオチたな。

けどヤラしてくれなかったし。 ←根にもってる。


特に意味なく色つきの詠唱ハキをしてしまう無邪気さが迷惑な天然タイ人。
それ自体が強い破壊力を持ってることに本人は気付いてない。

俺の攻撃は防ぐクセに向こうの呪術は直撃してる。
これ以上は危険やわ。


でもヤルだけならヤリたい。 ←まだ立ち去れない最大の理由。


『忙しい? 来る? ダメ?』

うわぁ・・・ めっさかわー。

でもタイ人のこういうところもキライだ。

自分からソブリを出して誘っておいて、
実際の気持ちはどこにあるのかワカラン。 ←実はどこにもなかったり。


言うてる本人自身が来る気あるのかどうかなんて、
そんなもん明日の気持ちと天気次第。

延長戦が見えにくい瞬間勝負の恋愛戦で再戦登板は奇跡やわ。


『明日はダメ。彼氏とシーロム行く約束だから。』


Cは上を向いてシラケたように薄く笑った。 ←なるわな。