サングラスを受け取り、国境へ。
そのすぐ先で、さっきのパソウの物売りお兄さんが。
どうやら俺がサングラスを買い終わるのを待ってたらしい。
なんか気まずい・・・。
俺からも買ってよ、的なジェスチャー。
それ言うならもっと買いたくなるようなもん仕入れてくれよ。
しかもこの急いでるときに。
時間なくてゴメン、と言ったけどついてくる。
出国税関へ向かってるのについてきてどうすんだよ。
早足で歩く。
ついてくるパソウ君。
えぇ・・・
このままトイレ行ってもついてくるかも~♪ ←急いでんだよね?
だって他の物売りが周囲にいない最後の1対1。
けどMとの時間を考えると余裕はない。
あー・・・
チャンスなのかどうかよくワカラン!
途中で振り返るとやっぱりついてきてる。
困った・・・
思わず誰もいない路地へ♪ ←時間ないんだよね?
そんで、
『トイレ行くけど一緒に行く?』
と聞いてみた。
パソウ君は一瞬の沈黙の後、
『・・・ンー ・・・オーケー』
って! ←ワクワクしてる。
何をどこまでOKなのかはワカランが、
とりあえずトイレまで行けば何とかなるだろ。 ←?
楽しすぎるぜ、タ☆レク! ←急に伏字。
パソウ君は 『こっち』 と言って俺の前を歩き始めた。
どうやらトイレへ誘導してくれるらしい。
並んで歩くのはマズイと判断したのか、
ジェスチャーで俺に、少し後ろ歩いて、な抑制。
よしっ、分かってるな! ←?
路地を抜けて市場を抜けて、レストランのような横を通り抜け・・・
トイレへ。
したら振り返り、
『ここはダメだ。人がいる』
・・・入れんかった。
けど、分かってるな! ←またかよ。
パソウ君はUターンして歩き始めた。
けど俺にはもう時間がない。
『ゴメン、もう時間ないから行くわ!』
したら、
すぐそこだから、的なことを言って俺の服のそでをガッチリ引っ張る。
向こうも積極的になってる今がチャーンス! ←どないやねん。