待てど暮らせど、ダンサー君はやって来ない・・・。
そのうちに・・・ いなくなった。
どうやら帰ったらしい。
ビックリするわ、その素通りっぷりに。
あぁ、軽く失恋気味・・・ ←なんでッ!??
気分転換にトイレへ。
行こうとしたらすげぇカッコイイコが前を通った。
ホレた！ ←軽ッ！
ボーイ君じゃなく、ダンサーでもない。ウェイターでもない。
私服で俺の前を横切っていった。 タイ人の客か・・・？
どこへ行くのか視線で追うと・・・ DJブースへ。
こいつぁ盲点だった！ DJがこんなカッコイイのか！ 話してみたい！
しかし狙うチャンスがない。
フロアにいるわけでもないし。
ない知恵しぼって考えてみる・・・ が、ないから分からん。
トイレからテーブルに戻るタイミングでDJ君がまたもフロアに。
いきなりチャンス到来！
しかし急いでるようで早足にフロアを横切って行った。
・・・テーブルに戻る。
Ｎさんと雑談、しながらもやはり気になる。
戻ってくる時が勝負だ！
なのに、しゃべると止まらん俺はDJ君がブースに戻って行ったのも気付かず・・・。