流のバンコク・ゲイパラ白書☆リターンズ(゜∀゜)ノ

流(りゅう)の単純で軽いバンコク・ゲイ体験記。 ヨロシク!

④踊る君への投影

2006-12-18 | ゴーゴー白書

どうやらめまいを起こしたらしい。 

気付けばEちゃんに水を飲まされていた。 
意識はあったし気付いてたけど、ただ反応できてなかっただけか。
“大丈夫”と繰り返し言ってたのをなんとなく覚えてる。


ステージから降りたG君はこっちに向かって歩いてきた。
微笑みながらまっすぐ歩いてくる。 そしてそのまま俺の席に来た。
2列目の、しかも奥の席に座ってた俺のところまで来るなんて、全く予想してなかった。

俺の席まで来て右手を差し出して握手を求めてきた。
そのまま手を引きながら抱え上げられて・・・  抱きしめられたときに意識が飛んだ。
極度の緊張と驚いたせいか、瞬間的な呼吸困難になったらしい。
そのまま崩れるように席に落ちたときに打ったケツが痛かった。 

その距離20cmで見たG君は・・・  別人だった。
全てがA君によく似ていた、けど別人だった。

いろんな感情が自分の中に渦巻いて急激に弾け飛んだ感じ。 自分で制御できなかった。
やっぱ別れた相手と言ってもまだ気持ちは残ってる。 これはもうどうしようもない。
いつまでも情けないことを言うけど、俺にとってA君は今も特別な存在だから。


違う人だった、安心した。 よかった。 A君じゃなかった・・・。