ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

盛りだくさん

2013-12-28 15:18:57 | Weblog
百度IMEやShimeji、沖縄の基地問題、首相の靖国参拝など、
この一週間は話題が豊富だったと思う。

もちろん私は、中国製のアプリケーションはなるべくインストールしないようにしているので、
百度IMEは入れていない。
そもそも、そんなもんだろうと思っていたから、驚きもしなかった。

中国にいると、警戒心が強くなる。
周囲の人に「このアプリ便利だよ」と中国製を勧められても、私はまず入れない。
そして、食べ物には最も警戒している。
口に入れて、少しでも変な味がしたら、いくら高いものでも食べたり飲んだりしないようにする。
それでも、だまされてしまいがちなのがお酒だ。
会社の同僚が「今日、具合悪いので休みます~。たぶん昨晩飲んだお酒が偽物だった~」と
メールしてきたのだが「まあ、そんなもんだろう」と思った。

沖縄の基地問題は、いろいろと考えるが、東アジアにおける沖縄の位置づけを思うと、
これはほんとうに難しい問題で、日本国内だけを見ていたらわからないし、
かといって、地勢上どうだということだけ考えていると、
住んでいる人の心を無視することになるだろう。

首相の参拝は、話題にするだけアホらしいと思っている。
とりあえず、また日中関係は冷え込むだろう。
長年、日系企業と取引をしてきた親日派の中国企業が困っているのは、参拝問題なんかじゃない。
日本円が中国元に対し下がっているわけだから、
日本円で支払われ、人民元で受け取ってきた決済は、
為替レートによって、この1年で大きく目減りした。
そして、中国国内の人件費や家賃は上昇する一方だ。

ネット決済のシステムは、すでに中国は他国を遥かに引き離している。
日本なんかよりも、ずっと便利だ。
とは言っても、やはり信頼していないので、なるべく使わないようにしているが。
ということで、中国にいながらにして、中国のシステムやサービスを信頼しないというのは、
私にとってちょうどいい節約の動機になっていると思う。

というのはさておき、
だからいまは、日中を含むアジアのお金の流れが、大きく変わる時期なのだろうと思う。
日本はちょっと景気がいいらしいが、大局を見誤りそうな気がしてならない。