ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ツアー

2013-12-01 21:34:03 | Weblog
金曜日の夕方から社員旅行だった。
今年は中国国内の近場でゆっくりしようという目的から、行き先は寧波。

寧波と言えば、お寺さんがたくさんあるけれど、
中国人は、そういうのに興味がないので、
新しく開発されたリゾートっぽい、少しいいホテルに泊まることになった。

金曜日は、着いた途端に徹夜マージャンという流れ。
中国ではリゾートホテルでも、ちゃんとマージャン室がある。
ただし、台が壊れていたので遊べず、勝負は上海に持ち帰ることになった。

なぜか知らないうちにマージャンの面子に入れられているのだけど、
まあ、マージャン仲間になっておけば、
この先、日中関係がいよいよおかしくなったときも、
かくまってくれるか、逃がしてくれそうなので、少しぐらいはカモられておこうと思う。

土曜日は、散策という名の山登り。
事前の話では、山登りなんかはしないでゆっくり、というコンセプトだったハズなのに、
なぜだ。仕切ったはずの総務部長までスニーカーを買っているし、
事前の予定との齟齬には、誰もツッコミをいれず・・・、なあなあで流れて行く。



景色がきれいだったからいいのだけど、これも「新開発した景勝地」なのだとか。



とりあえず、水の色は本物で美しかった。

ガイドさんに連れられて行ったのだが、どうやら通行禁止の道に入り込んだようで、
崖っぷちを歩くこと30分。ようやく古の祭壇を「再開発」した龍の塔がある景勝地に着いた。

気はすごくいい感じだった。
さすが霊山がたくさんある寧波の山だ。

夜は、1日目とは違うホテルに宿泊。ホテルには温泉があるのだけど、
中国の温泉は水着を来て男女一緒に入り、餃子をゆでるように、隣の人と数珠つなぎになって入る。
事前情報で、おそらく衛生などはまったく顧慮されていない雰囲気だったので、私は行かなかったのだが、
試しに見に行った上海人が「見て、やめた~」と、後から言ってたので、想像どおりだったようだ。

中国では、写真はすごくよくて、現実にビックリというパターンがほとんどだけど、
写真の段階であれだけまずいのだから、現実はもっとだったんだろう。
いまは、インターネットに本当の写真が載ってしまう時代だから、ウソはつけない。

日曜日も、これまた「新開発された景勝地」へ。
奥多摩湖っぽい人工のダム。



このダムを上流に行くと、渓谷のようなのがあり、それを上流へ。



ちょっと紅葉していた。



犬はいいねえ。地元の人の飼い犬。



今日も水はきれいだ。



中国人も大喜びで水辺におり、水を汲んでいた。飲めるらしい。



新開発、というか、新しく整備された景勝地ということなんだろうけど、
人が少なくてよかった。



空気もきれいで、空も美しかった。



こんな中国もまだあるんじゃん。上海がおかしいんだよ、と言いながら昼に飲んだビール。



中国人とツアー旅行に行くなら、やはり中国国内がいい。
とはいえ、移動のバスの中は、本当にうるさかった。

中国人の同僚が6歳の子どもを連れて来たのだけど、
その子から「外国人はきらい」と言われた。
去年まで日本に住んでいた子どもなのだけど、そう言う。

こうなったら「鬼」になるしかなく、「食べちゃうぞ~」と言ってからかっておいたけど、
難しいものだなあ、と思う。

それにしても、寧波のなんという景勝地に行ったのか、さっぱりわからん。