ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

まだ半分

2013-12-11 23:51:43 | Weblog
文章を読むのは速いほうだと思うけど、
会社から与えられた課題図書は相変わらず読み進めることができない。
たった250ページの本で、すでに2週間。
まだ半分。

内容は、いたって簡単なマネジメントの本。

別に興味がないわけじゃないんだけど、どうも身が入らない。

でも、困ったことに、明後日は感想文の提出日。
今晩、ちゃんと読んで、明晩には書かねば・・・。

と、思いつつ、こんなブログを書いている時間はあるのに、
本を読む気にならない。
最後の最後は、速読しちまえばいいと思っている。

いちおう、何が気に入らないのかは、自分なりにわかっている。

私はハウツー本が苦手だ。

この思考方法を使えば、ほーら、複雑そうに見えた物事がこんなに簡単!とか、
できないと思ってたことが、こんなにスケジュール通りに!とか、
こうすれば人は動くんだ!みたいなやつだ。

特に、周囲の人がフレームワークで考えろ!的なことを言い出すと、
最近、何の本を読んで感化されたんっスか、と言いたくなると同時に、
そんなことを口走っている自分を想像して、ゾッとする。

こんな私が、10年くらい前はそんな教材を開発していたのかと思うと、
つくづく、
当時、お金を払ってくれていたみなさん、申し訳ありません、という気になる。

ものごと、要は仮説力だと思うんだ。
分解するにしても、トップに入れる仮説がないとダメだし、
マッピングするにしても、仮説をもって軸を設定しなければならない。

でも、仮説の立て方は誰も教えてくれない。
チャレンジする能力と気力があって、ある程度リラックスした状態のときに、
やっと仮説はふわりと頭の片隅にやってくる。

そして、仮説は個人の価値観に大きく左右される。
残業しないためには、という論理的思考は、日本人より中国人が優れているだろう。
一般的には。

ということで、フレームワークが嫌いなんだ。
そんなの日本国内で、似たようなライフスタイルと価値観をもっている人の中で
差別化を探る場合にやっていればいいと思う。