ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

開放感

2013-07-31 01:02:11 | Weblog
ここのところ仕事が少し忙しく、
毎晩23時ぐらいに会社を出るのだが、
しょぼいオフィスビルのわりには、空調が中央制御のため、
夜、冷房が止められてしまい、猛烈に室温が上がる。

窓を開けても、外からは30度以上の熱風が入ってくるので、
まったくなぐさめにならず、
しょうがないので、いろいろなところにある卓上扇風機を拝借してくる。
USBで動くから便利だけど、そのぶんパソコンは熱をもつ。
おかげで、手元が猛烈に暑かったりする。

会社が入っているビルの一番の不思議は、
トイレの個室の仕切り壁とドアが、スケルトンであること。
透けて見える服装で、だいたい誰が入っているかがわかる。

最初「なんだこのエロ仕様は」と思ったのだけど、
最近ようやくその意図に気がついた。

中国人は、カギを閉めずに個室に入る人が多く、
またカギが壊れていることも多い上に、
ノックもせずにいきなりガバッと扉を開けるから、
日本人的には「あれ~っ!」ということになる。
(中国人的には、あら、ここで遭うなんて久しぶり、という感じだ)

そして中国人には、扉すら閉めずに個室に入る人がまだいるため、
廊下に通じる扉が開いていても、個室の扉を開けっ放しで用を足し始めたり、
または、個室の扉が開いているにもかかわらず、
他人のことを気にしない人たちが、
廊下に通じる扉を開けっ放しで話し込む、なんてことも起こりうるから、
日本人的には危険だ。

でも、中国人的には、あまり気にしないかもしれない。
一応、外国人を呼び込むことを意図したビルでは、
個室がモザイク程度で見えないくらいが、
中国人的トイレ事情として最適解なんだろう。
ついでに、落書きもないので、そう言う意味での環境はいい。
スケルトンなので、悪いこともできない。

ただ、女子トイレから廊下に出ると、真正面に男子トイレの鏡があり、
かなりきわどいところまで見えてしまう。が、気にしている人はいなくて、
廊下に通じる扉を開けっ放しで用を足している人がほとんどだ。
日本人の神経質な男子には、決して耐えられないトイレだろう。

廊下の扉が閉じているとき、「あ、日本人が使ってるんだな」と思う。