ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

出没

2013-07-05 00:02:28 | Weblog
中国の夏と言えば、
・夕方になると、わらわら街に出てくる部屋着の大群。
・誰かが持ってくる路上カラオケ。
・おじさんはTシャツをたくしあげて腹自慢。
・暗闇というほどでもないところで、すごくイチャついている「アベック」。

国際都市になった上海でも、やっぱり、まだ、ある。



「ああ、中国だなあ」という感慨というか、
「相変わらずダサくてありがとう」というか・・・。
この国の人たちが、洗練された雰囲気になることは、
この先あるのだろうか、と思う。

中国の最大の弱点は、世界中の人たちに「中国人になりたい!」と思われないことだ。
そうある人が分析していたけれど、本当にそうかもなあ、と思う。

これだけ経済が発達したのに、憧れの対象にならない、というのは、なんだろう。
地方出身者は上海人にあこがれるけど、あくまで中国国内の話だから。

まあ、私の場合は、日本人に憧れている中国人女子たちを
ことごとく失望させているのだけど。
なんせ、化粧にもブランドにも興味がないから、
彼女たちが欲しがる「それ」がなんなのか、まったくわからず、
話についていけない。

そしてあとからこっそりネットで調べて、
日本のブランドだったと知ることもしばしば。
だって日本のブランドのくせに、カタカナ名ばかりだから、わからないんだよね。

とはいえ、今日はビルの掃除のおばちゃんに、
「髪を切ってよくなったわね! 似合うじゃない。美人になったわよ」と
さんざんおだててもらった。

髪をばっさり切っても、
中国人は「なにかあったの?」なんて言わない。
あくまでも自己表現として外見をとらえる。
そのへんは、サッパリしてていい。

私は私だし、
例えば自分の子どもと自分の関係において、
父親が誰かなんて、大した問題じゃないと思う。
それを考えるのは、父親の経済力に頼りたい時だけじゃないかな。
だって、産むかどうかを決めるのは、あくまでも女性の選択。
拝み倒されたって、自分がほしくないときは、産まない。
自分がほしいときは、養子でだってほしい。

だから、父親がどーのこーのなんてそんな他人事、ほっておけばいいのだと思う。