ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

バス

2013-07-25 00:54:55 | Weblog
通勤にバスを使っている。

上海のバスはすごく運転が荒く、立っていると足腰が鍛えられるほか、
吊り革を握る腕力も必要だったりする。
座っていても、安心ではない。吹っ飛ばされる。
そして、いろいろといい加減で、たまに便利なところもある。

例えば、停留所から発車した後も、停留所の前後10mくらいの距離で、
信号待ちで停まっているときに、扉を叩くと乗せてくれる。
いちおう、運転手さんはミラーを確認し、
周囲の車やバイクに迷惑がかからない場合に限っているけど、
結構このゴリ押しがきくあたり、便利だ。

今朝もその調子で扉を叩いたら、
めずらしく運転手さんに、バスの中からどなられた。
上海語だったからよくわからなかったけど、
「もう停留所はすぎてんだよ。まってろ!」という剣幕で、
もちろん扉は開けてくれなかった。

ま、その通りなんだけど、きっとムシの居所が悪かったんだろうなあ。
その人が真面目だから、という理由よりも、
機嫌が悪かったせいだろうと思うあたりが、私も中国に慣れたと思う点だ。
そして、私も反省はしない。きっと明日もやるだろう。

そもそも、停留所だからといって、ほとんど路肩に寄ってはくれず、
通りすがりのバイクや、並ばない中国人と戦いながら乗り込むバスだ。
上海はいくぶん地方都市に比べるとマシとはいえ、
上海には地方出身者もたくさんいる。
基本的に日本の要領で乗ろうとすると、乗り遅れる。

それに、上海のバスには時刻表がなく、
始発と終バスの時間がなんとなく書いてあるだけだ。
1本逃すと普通に10分以上来ないこともあれば、
2台立て続けにくることもある。
ということで、待つ心の余裕がなくなる。

日本の通勤電車とどちらがマシかと言うと、
まあ、差不多かもしれない。