ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

慣れない

2012-12-26 23:53:30 | Weblog
いやはや、眠い。
今週末はイヤというほど寝てやろうと思う。

最近、どうやら身体が冷えているらしく、
夜、寝るときには、湯たんぽのお世話になる。

湯たんぽを丹田の上あたりに置いて、
じんわりしながら寝るのがお気に入りだ。
しっかりと重いのだけど、けっこう気持ちがいい。

さて、いま会社で中国人を募集している。
中国はこれから春節までの間が転職シーズンなので、
たくさんの人が応募してくるようだ。

いい条件のところがあれば移ればいいし、
もしいい条件が引き出せたら、それをもとに今の会社と
給料アップの交渉をしてもいい。
とりあえず、みんながザワザワと動く。

当日ドタキャンや遅刻も多いけれど、早めに来る人もやっぱりいる。
9時からの約束なのに8時50分ごろに着き、
まだ会社の受付の人が来ていなかったりすると、
ふつう日本だとそのまま入り口で待つと思うけど、
中国人の場合は、ずけずけとオフィスの奥まで入ってくる。

面接の人に限らず、宅急便もお客さんも、
とにかく、ずんずんとオフィスの奥まで入ってくる。
そして悪びれず「面接」や「受領証のサイン」などと言う。

相変わらず、非常に押しの強い人たちだ。中国人は。
そしてどうしても、これに慣れることができない。

らしさ

2012-12-26 00:25:07 | Weblog
昨晩、すごく刀削麺が食べたかったのだけど、
残業のおかげで、中国人の同僚と一緒に松屋の出前をとることになったので食べられず、
それならばと昼間に食べに行ったら、
夜、またまた残業になった同僚が「松屋は飽きたぜ。刀削麺を食べに行こう」と言い出し、
結局、昼と夜、刀削麺を食べることになった。

「私は昼食べたから、違うのにしたい」と言ってもよかったんだけど、
さっと食べられるものが他に思い浮かばなかったから。

さて、毎日会社までの往復を歩いており、
片道約40分かかっていたところが、今日などは35分で歩けたりすると、
すっかり爽快な気分になってご機嫌になる。
みんなが「おはよう。寒いね~」と言っているとなりで、
「そうだね~」と言いつつ汗をかいている私は少し異様だけど、本人は最高にいい気分。

ところが今日、中国人部下くんの「今日の予定表」を見て、いきなり怒った。
昨晩のうちにやっておくように言ったことが終わってなくて、
しかも今日の午後にやる仕事の予定として組み込んでいる。

「昨日のうちにやって、とお願いしたのに、やらなかったのはなぜ?
 本当に間に合うの?」
「間に合いません」
「じゃあ、どうするの。間に合わせる方法考えたの?」
部下くん沈黙。
「それに、間に合わなかったのなら自分から報告しなきゃだめでしょう」

久しぶりに猛烈に怒ったので、昼ぐらいまで私も気分悪かったし、
部下くんも「やべー」という顔をしていた。

それでも、夜一緒に残業なら、一緒にご飯を食べに行く。
このへんのあっけらかんとしたところが、中国ならではだと思う。
私だったら、上司に怒られた後、「今日は刀削麺だ~!」なんて言えない。
文化が違うのか、部下くんが単に鈍感なのか。

私は後者だと思う。

まあ、それもいい。

一昨日あたりに読み終わった本『疲れすぎて眠れぬ夜のために』(角川文庫、内田樹著)

私は夜眠れないということが、まずほとんどない。
たいていは横になって30秒後には寝ている。

なので、眠れない人と言うのは、どんなことを考えてしまい眠れないのか、を
知りたくて読んだ本。

「何々らしさ」について、書かれていたんだけど、
上海にいるとき「日本人らしさ」って何だろうなあ、と考え、
中国人なら「日本料理を食べる人たち!」と迷わず答えるだろうなあ、と思い、
私も悩むことなくすぐに寝た。