ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

社員旅行 タイ4-5日目

2012-12-19 23:53:37 | Weblog
もうこうなったら、動物に癒しを求めるしかない。
タイなのに、癒されないしゆっくりできないなんて、想像しなかった。

パタヤのホテルの裏に住んでいたイヌたち。



カメラを向けたら、寄って来た。

4日目、朝から連れて行かれたのは、華僑がやっているお寺。
金儲け主義のお寺で、お布施を教養されたり、グッズを売りつけられる。
グッズは買わなかったけど、イヤな気分になったので、
早々に建物から出て、イヌを眺める。

やっぱり寄ってくる。



素通りされて、私のとなりにあった水瓶の水を飲み始めた。



それって、お前のための水かい?

次に連れて行かれたのは、もうタイ語すら書かれていないお土産物屋。
ドライフルーツや干したもの系が売られていた。
店内にもイヌが。



まったりしている。



寝過ぎ。

昼食を食べてバンコクに戻ったら、ようやくエメラルド寺院へ。
ようやくタイらしい雰囲気。



これを待っていたのだ!
エメラルドの仏様には15年ぶりくらいにお会いしたけれど、
やはり静かに坐っていらした。
あの空間は、やはり素晴らしいと思う。

でも、建物を改修したからか、以前とは少し雰囲気が違ったな。
前はもっと、建物の中をゆるやかな風が流れていたような気がする。

ガイドは、「何時にどこに集合」と言っても、
勝手にその約束を違える人たちで、なかなか会えない。
中国の携帯を国際ローミングかけておいてよかった。
でもなんで、私たちが自腹を切って連絡をとり合わなきゃならないんだ?

バンコクの街は人が多い。
ここの電線ちょっとこわい。



その後、またもや中国人しかいない客船によるチャオプラヤー川の川下りへ。
乗船までのあいだ待たされた場所には、やはりゴミが散乱し、異臭がしていた。

でもまあ、景色はよかった。



今回、やはり寄れなかった暁の寺。ワット・アルン。



久しぶりに、『豊饒の海』でも読み返してみるか。
あ、でも、日本に置いてきた。

という景色にひたる暇もなく、船内では、
たくさんの中国人ツアーが乗船したため、ビュッフェは「船上」ならぬ「戦場」と化し、
おじさんやおばさん集団によるカラオケ大会が始まった。

「あ~、うるさい~」と思いつつ、川面を眺めていたら、
中国人の同僚から「何を見てるの?」と聞かれたので「波だよ」と答えたら、
「え~、自殺でもするの~?」と真面目に聞かれたので吹き出した。

やっぱりこの日もタイ料理を食べなかったので、
夜、バンコク市内に繰り出すことにした。



やっぱり文句なしでトムヤムクンとパパイヤのサラダはおいしい。

そして翌日。
その日は1日フルで買い物だけ。
寺に寄る時間はないか?と質問したら、ガイドから却下された。

中国人が大好きなワニ革製品の店、宝飾店、免税店、あともう1つなんだったっけ。
毒蛇センターで、なんか薬を売りつけられそうになったんだった。

さすがに中国人の同僚も高い買い物はしなかったので、
コミッション頼りの現地ガイドは機嫌がどんどん悪くなり、
ついに「あなたたちは若いから経済力ないんだろうけど、今日は最悪な1日」と
マイクでみんなに言ってくれるほどの険悪なムードになった。

だって、昼と夜はほぼ同じ料理。



こんな中華料理、いまどき上海では見かけないチープさ。
そりゃみんなの機嫌が悪くなるよ。

タイの空港から帰路に着いた時、
もうこれ以上あのガイドたちの顔を見なくてすむと思うと、
本当にホッとした。

明日からは、中国人の考え方や習慣について、
いろいろと感じたり考えたことを、記したいと思う。

社員旅行 タイ3日目

2012-12-19 00:29:35 | Weblog
3日目は、パタヤの海からスタート。
船に乗せられて小さな島に着くと、そこは中国人のための島だった・・・。



中国人の行くところ、そこらじゅうにゴミが散乱し、
そこらじゅうに「立ち小便禁止」の立て看板がある。
バンコクもパタヤも道は非常に清潔なのに、
この島はそこら中にゴミが捨てられていた。
だから、中国人は他の外国人から隔離されるんだろう。

シャワーも浴びられないところで、
中国人と餃子をゆでるように海に入るのはいやだから、
ビーチで朝からビールとおやつ。



スナック菓子は「蟹味」だったんだけど、なかなか美味だった。
飲んでばっかり。

昼食に連れて行かれたところは、これまた中国人専用食堂。
ここはどこだよ。



少々ウンザリ気味。
そしてイヤな予感が脳裏をよぎる。

もしかして、これは、上海の旅行会社&タイ華僑に
カモられちゃったツアーなんじゃないか。
初日から、タイ料理が一切出て来ない。
そして、食堂も商店も表示は全部中国語。
食堂や売店で働く人たちも中国語を話す。

華僑と出稼ぎ中国人が、がっぽり儲けるための、カモられツアーだ!!!

次に連れて行かれたのは、これまた中国語を話す人たちがやっている
ゾウやロバやサルがいるところ。

25メートルプールくらいのところを、みんなでゾウに乗ってグルグルする。
これのどこが楽しい。



ロバが引く馬車に乗ったら、
道ばたでハンモックを吊るして寝ている人がいた。



これはちょっと楽しい。

でも、ここらで、日本人の機嫌が悪くなってくる。
いったいいつになったら「タイらしいタイ」になるんだ!
というタイミングで、これまた華僑がやっているお土産物屋が軒を連ねる
水上ショッピングモールに解き放たれた。

お客さんは9割中国人。残り1割が白人。
店員には英語で話しかけても中国語で返ってくる。
もちろん売られている物は割高。
すっかり買い物をする気が失せたので、「トムヤムクン食べたいよね」ということで、
白人も入っている食堂に入った。

若干高めながらも、トムヤムクン美味しかった。



海老がぎっしり詰まった揚げ春巻きも、そしてもちろんビールも。
パパイヤのサラダを頼んだら、パパイヤが揚げられたバージョンだったけど、
これまたすごく美味しかった!



タイで食べるなら、やっぱりタイ料理だ!
だって、タイに来たんだもんね。
でも中国人たちは食堂に入る勇気がなかったのか、興味がなかったのか、
売店でずっとお土産物を買ったり、
屋台風のお店でスイーツやアイスの買い食いをしていたらしい。

そしてまた、予想通りで夕飯は格安中華料理だったので、本気でうんざり。
ホテルに帰ったら、夕陽が観られたので少し気分が持ち直した。



というところで、夜また集合がかかり、連れて行かされたのは、
成人向けのエロいショーをやっているシアター。
これまた中国語の表示だけだったので、華僑系の店。
舞台の上でエロいことをしていたのはタイ人、おかまちゃん、そして白人。
観客は9割が中国人で、残り1割がロシア人。

ショーのあまりの下品さに怒って会場を出て行く同僚が続出。
ぼったくりのツアー会社は、事前にこのショーを日程に組み込んでいなかったばかりか、
「成人向け」とのアナウンスをしていなかった。
食べ物がまずくて私たちのフラストレーションがたまっているところに、
火に油を注いだ感じ。クレームをつけることになった。

クレームの過程で、上海の旅行会社がつけた添乗員の上海人のおっさんが
私の目の前で「小日本(日本に対する蔑称)」と言ったので、
「なんだと~、おら~、なにが小日本だって~、ふざけんじゃね~!」と中国語で怒鳴ってみた。
そしたら、上海人のおっさんがビックリしてかたまっただけじゃなくて、
中国人の同僚もみんなかたまってしまったので、「ああ、言い過ぎたんだなあ」と思ったけど、
言ってしまったものはしょうがない。
別に私に対してじゃなくて、日本人全員に対する呼び方として、
このおっさんは旅行の初日から「小日本」を連発していた。

ずっと私は中国語があまりわからないフリをしていたのだけど、
いよいよ腹が立ったから、思わず啖呵を切った。
おっさんも、心の準備していなかったから驚いたんだろうなあ。

「すみません。暴言を吐きました」というタイミングで、道ばたにマクドナルドが。
合掌していたので、私も心の中で合掌することにした。



でも、もちろん声に出しては謝っていない。
上海の旅行会社は、どうやら後から入場料をこちらに請求するつもりだったところが、
その前にこちらが大クレームをつけたので、
上海の旅行会社が負担することで落ち着いた。
悪いことはできないもんだよ。

そして、ここから旅行は苦行と化した。

これは飲み直すしかないので、ホテルに戻って解散後、
前の晩とは違う屋台まで出掛けて、ヌードルとビール。



向かいの席には、これから出勤らしい高いヒールを履いたタイ人のお嬢さんが2人、
ヌードルをすすっていた。

タイの華僑世界じゃなくて、普通のタイに接しようよ。