ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

セパ 優勝の定義めぐり再び衝突

2006-05-30 16:13:01 | Weblog
野球ファンじゃないから、あまり意見を言う資格はないんだけど・・・(^^;

いったい、何で揉めてるのか・・・それぞれの主張が何なのか、それからして良く分からないのだ。

とりあえず、セ・リーグは出来るだけ交流戦の数を減らして、公式戦を増やしたいと言っているけど、パ・リーグは入りの良い交流戦を減らしたくないってことですよね。でも、阪神タイガースなんて、毎年、交流戦様様なのに、本当に交流戦が嫌なのかな。やっぱり、また巨人の我が侭が出たんじゃないの? なんて、素人は思うけど、それはそうじゃないのかな。一般観客としては、交流戦って、けっこう面白いと思うけど・・・熱烈なファンの人は、どうなのかな。

それから『優勝の定義』ってやつだけど・・・他人事ながら、セ・リーグ方式の方が納得できるなぁ~。ペナントをブッチギリで征したチームが優勝でしょ。観客は、そのチームとセ・リーグの覇者に戦ってもらいたいと思うんじゃないのかな。パ・リーグの営業事情というのは大きな問題だけど、観客が納得しない方法だと、長期的には営業的にもマイナスでしょ。

なんでも、セ・リーグは、パ・リーグがペナント一位を出してこないんなら、うちも優勝チームではなく、日本シリーズ進出権を争う「チャレンジシリーズ」というのを作って、そこで優勝したチームを日本シリーズに出そうかとも言い出してるみたい。

どうせなら、各リーグ上位三チームくらいで、トーナメントでもして、それを日本シリーズにすればどう? なんて思うけど、ファンは、そういうの望まないのかな。

こういう議論とか、試行錯誤とか・・・なんやかや言っても、そんなに悪いことだとは思わないんですよ。ただ、それが揉め事に見えると不快でしょ。野球を最高のショーとして、より面白くしようと喧々諤々&切磋琢磨していると感じられたら、そのスッタモンダの過程もエンターティメントとして面白いけれど、エゴのブツカリ合いのように見えたら、ガッカリなんですよね。

近鉄問題も、あの時は、どうなることかと思ったけど、今考えると、イイ切っ掛けになりましたよね。だから、変えていくこと、そのために議論することは、とっても良い事だと思います。が、個々の球団の運営も大切だけど、野球全体のことを考えて改革していって欲しいですよね。失敗することもあるだろうけど、それを恐れずに・・・ね。

で・・・余談ですが、阪神ファンの人が、阪急電車の悪口を言ってたのに、わたしは少しカチンと来ました。なに?タイガースファンの人は、電鉄のファンでもあるの?へぇ~、知らんかったわぁ・・・と思いました(^^;。

ライブドア粉飾 冒頭陳述 「堀江指示」鮮明に

2006-05-27 11:10:35 | Weblog
これから裁判が進んでいくのだし、堀江さんに至っては、まだ裁判も始まっていないのだから、早計に誰が嘘をついているなんて断じるべきではないと思うのだけど・・・どっちが嘘をついている云々とは別に「経営者って何なんだ」と思っちゃう風景です。

とりあえず、ライブドアという会社が、粉飾決算&風説の流布という違法行為をしていたことには間違いがなさそうですよね。それを、堀江さんが指示あるいは了承していたのか、あるいは彼が全く知らないところで部下たちが良かれと思って勝手にしていたのかってことが争点なわけですよね。堀江さんは「僕は知らなかった」と主張し、宮内さんたちは「社長の指示だ」と言っているわけでしょ。

で、もう一つ、分かっていることがあって・・・それは、宮内さんは、最初、自分が全ての責任を負おうとしていたってことですが・・・これは、確かにそうだったですよね。本当に全て自分の責任で行ったことだから、そういう態度を取っていたのか、何か思うところがあって堀江さんを庇おうとしていたのかはは分かりませんが、とにかく最初は、今とは違う言動をとってましたよね。とすると、いったい何が、宮内さんを変えたのかな・・・と思いませんか?

「いざとなれば怖くなった」ってのも、かなり有力な理由に思えます。が、やっぱり、それだけじゃないと思ってしまいますよね、外野としては。やっぱり、堀江さんの取った態度に、宮内さんの気持ちを変えさせた何かがあったんじゃないかと、邪推してしまいますよね。

きっと、堀江さんが表向きに何を言おうと、宮内さんの気持ちはグラつかなかったんじゃないかと思うんですよ。自分たちの作り上げてきたライブドアという会社を守りたいから、自分は捕まっても社長だけは守ろうと思ったわけでしょうから、堀江さんが「僕は知らない。宮内たちが勝手にやった」とマスコミに向けて発言しようと、検察の追求を否定しようと、それで気持ちは揺らぎませんよね。だって、それが彼らの選んだ筋書きなのだから。

だとしたら、宮内さんの気持ちを変えたものは、わたしたちがテレビなどで見聞きした堀江さんの言動ではなく、内々で話している時の堀江さんってことになるんじゃないでしょうかね。なので、デバガメ傍観者たる私は、勝手に「堀江さん、宮内さんを失望させるようなことを言ったかしたかしたのかな」と想像してしまったのです。

たとえば、本当に堀江さんの言うとおり、彼自身は何も詳しいことを知らされていなかったとしても、宮内さんたちは堀江さんに自分たちの行為を否定されたり非難されたりするはずがないと考えていたんじゃないかなとかね。ましてや、もし堀江さん主導で行ってきたことだとしたら、最高責任者として頭の一つも下げて欲しい場面で、逆のことが行われたのかなとかね。検察の冒頭陳述で言われたような台詞じゃなかったにしても、何かそういう出来事があったのかなと思ってしまうんですよね。

何億と稼ぐような大きな組織のことは分かりませんけど、少なくても、わたしの認識の範囲では、経営者(陣)って責任を取る役なんですよね。だって、大方の経営者って、現場で汗水たらして働かないじゃないですか。でも、現場の人とは比べ物にならない報酬を取るわけでしょ。じゃぁ、彼らの仕事は何なんだってことになれば、それは責任を取るってことしかないですよ。指示したなら当然のこと、指示していなかったとしても不正や不手際に対処しなかった責任があるわけで・・・何かの時には、その責任を取るからこそ、偉そうにも出来るし、高い給料も貰えるんじゃないですか。

どっちにしろ・・・堀江さんが、人心掌握術に長けた経営者でなかったことだけは確かなんじゃないかと思います。勢いのある時になら、誰だって付いてきますけど、危機を迎えたときに仲間や部下がどう動くか・・・そこで、経営者としての器量が見えますよね。というわけで、今後の裁判で、堀江さんが有罪になるか無罪になるかは分かりませんが、堀江さんは責任を取る器のない経営者だったってことだけは分かりましたね。彼はまだ若いですから、これからの人だとは思いますけれどね。

「愛国心」埼玉の50校通知表に

2006-05-26 16:07:32 | Weblog
「教育基本法改正案」は「愛国心」の取り扱いで、大いに揉めているようですが、前にも話したように、「愛国心を持って欲しい」という姿勢での教育ということに関しては、わたしは反対ではないのですよ。「強制されるものではない」と強く反対されている人もいらっしゃるようですが、強制ではなく、自分たちの生まれ育った国に対して意識を持つように道筋をつけることは、悪いことではないと思いますからね。

自分よりも国家を大切にするというような意味ではなく、自分というものをシッカリと確立していく過程において、自分を育んでくれている環境というものの認識は重要ですから、まずは家族という小さな輪から始まって、成長と共にその輪を押し広げていくと、必ず途中には国というものも登場しますからね。もちろん、それからさらに輪は広がり、世界だとか地球だとか命の全てだとか・・・もしかしたら宇宙や存在するもの全てなんてところまで意識を広げられるといいと思いますよ。

だから「国を愛さない奴は非国民で悪い奴だ!!」なんていうバカバカしい愛国心ではなく、わたしという種が蒔かれた土壌って、どんなところなのかなと興味を持つことから始まり、その土壌に悪いところがあれば治し、よいところがあれは守り育てなきゃいけないと思う愛国心というものを教育の過程で、教育者たる人々が意識することは、むしろ良いことだと考えています。

けれど、それが通知表で評価される項目の一つになっているとなると、それは違うでしょ!!と言わざるを得ないですよ。

小泉首相も、小坂文部科学相も「義務教育課程段階での評価項目としない」と言っているようだし、現場の先生たちからも「評価できない」という声が上がっているというから、すぐに是正されるとは思うけど・・・すでに、そういう評価を実施していた学校があったというのに、正直ビックリしたし、ガッカリもしました。

先生たちにも、それぞれの考えがあると思うし、そういう個人差の部分も、できれば活かされるといいとは思うけど・・・慎重に議論しましょうといわれている問題で、こういう先走りは止めて欲しいなぁと思いました。

「基本は守られたのか」 唐津・小5ひき逃げ

2006-05-25 11:48:07 | Weblog
上記タイトルは、2006年05月24日付けの「西日本新聞」朝刊のものです。

唐津市で、小学5年生の男の子がひき逃げされた事件で、警察が容疑者を職務質問していたにもかかわらず、取り逃がしたことを報じる記事のタイトルです。

たしかに、報道を見聞きしている限り、捜査に不手際があったことは確かなんですよね。事件の翌日に、白バイ隊員が、前方が壊れた不審な青いダンプを発見して、運転者を職務質問までしながら、「ダンプは自分のものではない」という運転者の言葉を鵜呑みにして、その運転者を一人きりにして応援を求めにトラックの側から離れ、結果的に容疑者を取り逃がしているわけだから。それに、記事を書いた西日本新聞佐賀総局の青山さんが、情報は何もないと言う担当者に、犯人は建設会社の人間ではないのかとと食い下がったら、「ないものをあると言わせるのか」と怒鳴ったというから、県警広報(?)の態度も、どうなんだろうと思わせるものだし。

けれどね・・・白バイ隊員が容疑者を逃したことが発覚してからの報道を見ていると、どうも「それっ!!」って感じがするんですよ。「格好のネタが舞い込んできたぜっ!」とでもいう感じがね。鬼の首を取ったようなっていう表現が、まさに合っているかも。

確かに、マスコミも我々も、権力を持った機関や人を監視する義務を負っているとは思うんですよ。だから、警察に対しても、しっかりと仕事をしてくれているかどうか見張って、変なところがあれば追求しなくちゃいけないと思うんですよ。でも、それって、敵だからじゃないですよね。公僕(税金から給与が支払われている公衆に奉仕する仕事に従事する人)だからですよね。けれど、マスコミの報道を見ていると「この事件の犯人を見つけて罪を贖わせることより、警察を叩くことの方に興味があるみたい」って思ってしまうんですよ。

もちろん、警察に不手際がありそうなら、ちゃんとそれを糺すべきだとは思いますが、まず非難ありきじゃ、誰だって構えちゃうでしょ。それに、犯人を取り逃がしたといわれている白バイのお巡りさんに関しても、警察は外部に対しては彼を守ろうとするけど、内部では問答無用で懲罰する可能性がありますよ。それで、いいものですかね。

ちゃんと、事情を聞いてあげないと、分からないことってありますよ。基本は大切だけど、基本どおりのことが出来ない状況だってあるし。分かっているだけでも、白バイの人は応援要員で、事情が今ひとつよく分かっていなかった。しかも、容疑者及びトラックと遭遇した場所は入り組んだ場所だったけど、白バイの人は土地勘がなく、一人で対応するのは困難だったみたいだし・・・。

そういうことって、所詮、弁解になるわけだけれど、それでも、その弁解を聞く姿勢が我々になければ、人の心理として、また集団の心理としても、自己防衛に走って、頑なになり事実を隠そうとしてしまうでしょ。

同じような対立構造は、たとえば学校と保護者の間にも見られるのだけれど・・・どんな関係においても、責めること前提で相手に対すると、絶対にイイ結果には繋がらないですからね。何か事件があると、とりあえず「警察の不手際」を探そうとするのは、止めた方がいいんじゃないかなと思うんですよ。警察の実態を知らない甘い考えなのかもしれないですけど、頑張っている警察官の人も、たくさんいらっしゃると思うので、その人たちのヤル気を殺ぐようなことはしたくないなと思いませんか。

リベリアの少女:日本で治療を 神戸の看護師、私費で招く

2006-05-22 16:45:46 | Weblog
神戸市の看護師、美木朋子さん(30)が、難民キャンプで暴行され、両足を脱臼して寝たきりになった西アフリカ・リベリアの少女マーサ・ターケットさん(13)を治療したいと、私費でマーサさんを神戸に呼び寄せたそうです。今月から、マーサさんは美木さんのマンションに同居し、手術前の筋力アップのためのリハビリ生活を始めているそうです。

マーサさんは10歳の時に、内戦を逃れ、家族でガーナの難民キャンプに避難したのですが、そこで地元の男に暴行され、その時に両足を脱臼し、それから歩くことも立つこともできなくなったのだそうです。

美木さんが、そんなマーサさんと出合ったのは、美木さんがMSF(国境なき医師団)に入って、最初に派遣されたリベリアの病院。昨年の1月のことでした。マーサさんは、自分も患者でありながら、なまりのある他の患者の英語を通訳するなどして、初めての体験に戸惑う美木さんを助けてくれたのだそうです。

MSFの医師の診断では、マーサさんの怪我は海外で治療すれば歩ける可能性もあるということだったので、美木さんはビザの取得や入院先の確保などに奔走し、4月末に来日が実現しました。聖路加国際病院で検査したところ、手術などをする前に足の筋力をつける必要があると診断されたので、リハビリ生活のため神戸市に移ったそうです。全てが手探りの中、生活や資金面で協力してくれる人を求めているそうです。美木さんメールアドレスは、Mgyoko@aol.com。冷やかしでなく、何かしたいと感じられた方は、連絡してあげてください。

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昨日『ナイロビの蜂』という映画を見たのですが・・・ある場面で、不覚にも涙が。本筋とは、直接関わっていないシーンなんですが・・・

ある、医療キャンプに、支援団体の飛行機が、支援物資を運んで来たのです。と、ちょうど、その時、盗賊が現れて、キャンプのスタッフも、難民たちも、みな一斉に蜘蛛の子を散らすように逃げるのですが、主人公が一人の子どもを連れて、自分が乗ってきた支援団体の飛行機に逃げ込むのです。すると、支援団体スタッフでもある操縦士が、その子はスタッフではないから乗せられないと言うのです。主人公は「この子を、放りだせと言うのか」と怒るのですが、操縦士は「外には、何千人もの難民がいる。一人の例外は作れない。これが、ここの現実なんだ」と言うのです。すると、そんな二人の会話を、じっと聞いていた子どもが、黙って自分から飛行機を降り、走っていくのです。そして、どこまでもどこまでも走っていくのです。

広い地域で、とても多くの人が見舞われている災難に対して、一人の人間のできることって、本当に僅かなことで・・・しかも、善意であれ、独りよがりな行為が、逆の効果を生み出してしまうこともあって・・・支援するってことは、本当に難しいことで、時には虚しさを伴ったりもして・・・けれど、それでも、何もしないよりは、何かをした方が、いいと思うのですよ。こういうことも、縁だと思うので、もし何か感じるものに出会ったときは、行動してみましょう。いきなり核心に飛び込むのではなく、まずは情報の真偽など『調べる』ということからスタートするのがいいと思いますが。

「一夫多妻」事件 被告に懲役1年6カ月、執行猶予4年

2006-05-20 16:41:31 | Weblog
東京都東大和市で11人の女性と暮らしていた男が捕まったという事件があったでしょ。その、判決が出たそうです。脅迫と強要未遂罪で求刑が懲役1年6カ月だったのに対して、懲役1年6カ月(執行猶予4年)が言い渡されたそうです。さて、どうなんでしょう・・・重いんだか、軽いんだか(^^;。

けれど、いわゆる社会常識に反する集団に関しては、少しでも違法性が証明できれば、どんどん取り締まっていこうという方向のようですね。きっと、オウムの影響なんでしょうね。

けど、もっと大きい組織に育ってしまっているところは、もっと違法性が強くても、なかなか手出しできないんだろうな・・・とも思いました。怪しげな集団って、もっと他にも、いろいろあるでしょ。このオジサンは、小物だから簡単に捕まえられたんじゃないかと。

けどね・・・心が弱ったり、病んでしまったりして、強い支配に頼りたいという人は、増えていると思うんですよね。だから、このオジサンを取り締まったとしても、あまり見せしめ効果がないかなと思うんですよ。宗教系、占い系、健康系・・・色んな形のカルトが、これからもドンドン生まれてくると思います。すでにあるモノも、勢力を伸ばしていくと思います。その部分を、なんとかしなくちゃ、どうにもならないですよ。

即戦力になる対抗策としては、長い歴史の中で、自分たち自身も様々な経験をしてきている既存の老舗宗教さんたちなのだけど・・・どうも、頼りないのだよなあ。あとは、医療の分野でもって対処してもらうことなのだけど・・・ぼちぼちかな。

どうも、人類自体が「生き急いでいる」感じです。それで、何かにつけ、極端から極端へ振り子が触れる。中庸がないんですよね。「物は十分にあるから、次は心を豊かにする時代だ」なんていう前向きな意味ではなく、「今、心をケアーしていかないと、どうしようもなくなるよ」という悪い意味で『心の時代』に突入してますよ、我々は。ふうむ・・・これは、かなり深刻だな。

性同一性障害の男児 小学校が「女児」として受け入れ

2006-05-18 17:22:29 | Weblog
 兵庫県内の公立小学校が、心と体の性が一致しない「性同一性障害」(GID)と診断された小学2年の男児(7)を、女児として受け入れ、通学させているっていうニュース・・・ちょっとビックリしました。やっぱり、七歳という年齢のせいかな。

でも、彼女はすでに、大阪府内の病院で『性同一性障害』という診断をうけていて、医師が地元自治体の教育委員会に「女の子と認めていく方向が望ましい」とアドバイスした結果だというから、十分慎重に判断されたことなのかな。

だとしたら、「第二次性徴」前に判断を下したというのは、むしろ好ましいことなのかもしれないと思います。彼女自身が、出来るだけ違和感なく自分を女性だと受け入れられるのが、何より好いと思うもの。そのためには、周りが「それでいいんだよ」って、当たり前に女の子扱いしてくれるのがベストだと思うし。

ただ、他の児童や保護者に直接説明していなっていうのは、後々、問題が出てこないかと、それが心配かな。身体測定や水泳の授業やトイレの使用も、すべて女子用のものを利用し、まったく女子と同様に扱っているということで・・・本人にとっては、とても好い事だと思うのだけど、回りの女の子は、それが気にならないだろうかというのが心配な点です。だって、体の特徴が違うわけだからね。

けれど、改まって説明するのも、溝を作ることになるかもしれないですよね。そう考えると、模索していくしかないかもしれませんね。だとすると、やっぱり、周りの子どもたちの為にも、早い判断は好ましいかもしれません。先入観や理屈で、彼女のことを見てしまう前に、子どもたちには彼女という存在を自然に受け入れてもらって、性教育の時期になったら改めて言葉で説明を受け理解してもらうのがベストかな。

この問題に関しては、個人的に思うところはあるのですよ。けれど、それを人に押し付けようとは思わないです。だから、あえて、ここには書きません。やっと『性同一性障害』の人たちの苦しみが理解されて、彼・彼女たちの望む方法で治療を受けることが許可されるようになったのだから、出来るだけ彼・彼女たちに負担をかけないように対処してもらえたらと思います。自分を偽らないと生きていけないと感じならが生きるのは、本当に苦しいことだと思いますから。

ドイツ・ワールドカップ 日本代表決定

2006-05-16 16:32:28 | Weblog
昨日、ドイツ・ワールドカップの日本代表メンバーの発表がありましたね。感想は・・・きっと、皆さんと同じかな(^^;。久保さんのことが、残念でなりません。巻君が、どうだということではなくね。

あれだけ頑張ってて、あれだけ活躍してきて、だから貢献度も高かったのに、フィジカルが万全ではない・・・う~ん、辛いなあ。ジーコの息子さんは、久保選手は父のお気に入りだったって言ってたけど、つついつ柳沢さんと比較しちゃったりして・・・なんとも、複雑に気持ち。

けど、それでも「ジーコが、そう決めたのだから」と思えるのは、やっぱりジーコ監督だからだと思う。発表の前だけど「わたしは日本の大ファンです」って、ジーコさん、言ってくれたでしょう。だから、その大好きな日本の為に、絶対に決勝リーグに行くって。なんだか、涙が出たもん(^^;。

だから、三浦カズ選手がフランスから帰された時や、俊輔さんの落選の時とは、ちょっと気持ちが違うのを、自分でも感じてます。

とにかく、久保選手には、自分の今までの仕事を誇りに思って欲しいです。怪我かあったから、メンバーには選ばれなかったけど、俺がチームをドイツに送り出してやったくらいのこと、思って欲しいです。悔しいでしょうけど・・・耐えて、さらに強くなってください!!


日本スケート連盟 不正経理問題

2006-05-15 16:58:29 | Weblog
日本スケート連盟の元会長の久永さんの「連盟の資金の私的流用」、いよいよ連盟から訴えられるようですね。

なんでも、「フィギュア世界選手権の準備室」を自分の会社が所有するマンションの一室に移転させて、賃料(月額21万円)を自分の会社に支払わせたとか、NHK杯の時に900万円を着服したとか。

久永元会長の他にも、真央ちゃん報道で顔を覚えちゃった城田憲子さん他8人の理事と12委員も、規定にない通信・事務運営費を、総額2300万円分、支給されていたとか。

これって・・わたしの印象では「やってることが、うちのNPO法人運営レベルのことじゃん」って感じなんですよね(^^;。

たとえばね・・・私たちがNPO法人を立ち上げたとき、資金はゼロだったわけです。となると、家賃据え置きで、理事の身内が所有する施設を事務所として使ったり、理事が一時的に自分のお金を使って必要経費を賄ったりってことを、当然のようにしてきたわけです。とすると、運営が順調にいくようになったら、今まで助けてくれた人や、便宜を図ってくれた人、人一倍頑張ってくれた人には、何かお返しがしたいな・・・なんてことにもなるわけです。そういう、コジンマリした、気心のしれた者同士で運営している組織の考え方や、遣り方を、これだけ大きな組織でもってやっちゃったんじゃないかな・・・って印象です。

きっと、不正をしたと言われている皆さんは、苦難の時を力を合わせて乗り越えてきた経験などあって・・・その分、身内意識が強くなり、それが組織の私物化に進んでしまったんじゃないかなと、想像したりするわけです。個人の損得を度外視して、連盟のため、スケートの為に頑張ってきた自分たちだから、連盟は自分たちのモノなんだって気分になってしまうっていうかなぁ。

でも、それは違いますよね。ここまで組織が大きくなって、注目も浴びて、大きなお金も動き、多くの人が関わるようになっているわけですから、個人の思惑や都合をストレートに反映したりしては駄目ですよ。それは、当然、不正になります。

そんなことはないと思いますが、もし余剰のお金があるのに、理事や委員が十分な報酬を貰えずボランティアしている部分が多いというなら、正当なルートで、決まりを変更して、理事や委員にお金が渡るようにすべきですからね。作業が面倒でも、それが社会な組織の義務ですからね。

という意味では、改善策として「6月末で改選される新執行部に経営などの外部専門家を登用する」とか「業務改善委員会の設置や寄付行為の見直しを行う」というのは有効でしょうね。和気藹々と融通のきく組織っていうのも魅力的ですがも、日本スケート連盟ほどの規模になれば、ある程度の堅苦しい段取り等は必須になりますよ。でないと・・・結局、今回のようなことになってしまいますからね。

「担任が性的虐待」 女子生徒側が千葉県など提訴

2006-05-13 16:12:35 | Weblog
知的障害のある女子生徒(今は14歳)とご両親が、小学校時代に担任の男性教諭から性的虐待を受けたことに対する損害賠償訴訟を、県と市と教諭を相手に、千葉地裁に起こしたそうですね。

なんでも、この教諭、すでに強制わいせつの容疑で逮捕・起訴されたけど、刑事裁判では無罪になったそうで・・・それに納得できない原告側が、民事で訴えたみたいです。

教諭が無罪になった控訴審の判決の時、裁判長は「女子生徒が胸を触られるなどの被害を受けたことについては疑問を差し挟む余地がないように見える」とまで言っているのですが、それでも無罪なのは、女子生徒の場所や時間の特定といった細部で、ハッキリとした証言が出来なかったからのようです。

女子生徒さん側からすると、知的障害のある子にとって時間や場所を把握するのは難しいものだし、性的虐待行為は日常化していて特定の行為を何時どこで受けたかと聞かれても答えられるものではないのに・・・と、裁判所の知的障害児への理解の無さにガッカリされたようですが・・・

人に罪ありと罰を負わせることの重さというのもありますから、疑わしくは罰せずという立場から、有罪を宣告するのに慎重にならざるを得ない裁判所の苦悩も、理解できなくはないですよね。犯罪者を野放しにする方が、無実の人を罪に陥れるよりは、まだマシだということです。まさに、究極の選択ですが。

という流れからいくと、刑事で無罪になった教諭は「実は黒だけど、巧く逃げた」という心証ベッタリになってますよね。もし、本当は真っ白だったら、それも気の毒なことです。どうしたって、世間もマスコミも、弱者の味方になりたいですから、「いつ・どこで・誰に」が確定できないにしろ、被害を受けたことは間違いなさそうな女の子寄りにならざるを得ませんしね。だから、この事件を、陪審員制度で裁いたら、きっと教諭は有罪になってますよね・・・そう、思いませんか・・・ふうむ。

やっぱり、人を裁くって、難しいし怖いですよね。無実の人を罪に陥れてしまうかもしれないし、罪のある奴を解き放ってしまうかもしれない・・・恐ろしいですよね。けど、それをしなければ、遺恨は私刑(リンチ)でしか晴らされず、世の中は報復に報復が果てしなく重なっていくような無法地帯になってしまう。

けど、それにしても、事実や真実を見極めるって、難し過ぎますよ・・・不可能なことにすら思えます・・・ふうむ