ニュース雑記帳

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石油元売大手各社、一斉にガソリンの卸価格を引き揚げ

2006-05-01 18:04:16 | Weblog

原油価格が高騰したため、石油元売の大手各社が、今日から一斉にガソリンの卸価格を引き揚げたそうですね。石油情報センターによると、レギュラーガソリンの店頭小売価格が、一リットル当たり131円と、前週から0.2円値上がりしているとか。これは、昨年来の最高値に並ぶ水準なんだそうです。しかも、このままではおさまらず、130円台の半ばまで上昇するのは、ほぼ確実だとか。うげぇ~・・・だなあ。

わたしは、よく分からないのだけど、国際紛争の多くが、この石油がらみだったりするんでしょ。直接にではなくても、背後に石油の利権争いがあるって、よく聞くじゃないですか。何でもかんでも、一つの原因に結びつけるのは、あまり好きじゃないのだけれど、今の我々の生活に絶対に必要なもので・・・しかも、どこにでもあって、簡単に手に入るってものじゃないわけだから、「石油を制するものは世界を制する」的な発想も、あながち馬鹿に出来ないとは思いますよね。

庶民レベルの発想だと・・・たとえば、最近のセレブ・ブームで、よく耳にするようになったドバイとか・・・石油のおかげで、めちゃくちゃ豊かだから、税金もないとか聞くと、そりやぁ羨ましさで目がチカチカします。それに比べて、資源のない日本は、働いて働いて働き続けないと生きていけないんだ・・・と、悲観的になったりします。

けどね・・・そんな日本だから、工夫があったり、努力があったりするわけで・・・日本の加工技術の素晴らしさとか、物づくりの発想の素晴らしさって、そりゃぁ誇らしいものじゃないですか。個人の資産でも、国の資源でも同じだと思いますが、切り売りしていたら、やがては無くなるだけなんですよ。それでも、持っているって凄いことだし、羨ましいことだけど、それに頼っていると危ないんですよ。出来るだけ減らさないように使う方法とか、一度使ったものを別の形でまた使えるようにする工夫とか・・・そういうことを同時にしていかなくちゃ駄目なわけですけど、そういうことを考える能力には恵まれた国民性のはずでしょ、我々は。

でね・・・これは、わたしの勝手な思い込みかもしれないんですけど・・・そういう、豊かな発想の元は、実は「無いところを補うための能力」として身につけたのではないかもしれないと思っているんですよ・・・先に言った事と矛盾してしまいますけど(^^;。けど、なんていうか・・・金に替るような資源は持ってないけど、それ以上に心を豊かにしてくれる自然というの恵まれていることによって、我々の中に培われた何かというのが、大きく働いている気はするんですよね。

まっ、とにかく・・・ガソリンの値上げは痛いですけど、それによって学ぶことも多いわけですから・・・身近な自分の将来ってことだけじゃなく、もう少し先の世界に対しても責任を感じて行動できるといいな・・・なんて、少し優等生なことを考えた、ゴールデン・ウィーク前半の私なのでした(^^;。