ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言騒動

2007-01-30 19:14:28 | Weblog
柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言・・・何が問題だって、この発言が、どんな波紋を起こすか、それが分かってないということが、政治家として一番の問題だと思うな。

わたしの性別は女だし、柳沢さんの発言は少しも嬉しくない。けど、そういう考え方をしている人は、いまだに大勢居るだろうと思っているし、高齢で地位のある男性となれば、ありがちだなと思う。子どもの頃から、そういう考え方の蔓延した世界で育って人に、今さら考え方を変えてくださいと言っても無駄だと思うし・・・だから、正直言って、この発言の内容に本気で腹が立つということはない。それよりは、これからの人たちに、そういう考えを持って欲しくないと思うだけ。

ただ・・・柳沢さんは政治家で、しかも大臣で・・・この自分の発言が、政治家としての自分に、また自分が参加している内閣に、どんな影響を与えることになるか、それが全く分かっていないことが大いに問題なんだ。世の中の流れだとか、自分の置かれている状況だとか、そういうものが全く把握できない人に、政治家をやってもらっちゃ、我々が困るでしょ。

もし、柳沢さんが「世の中の風潮は承知しているが、わたしは絶対にそれは間違っていると思う。あくまでも女性は産む機械なのだから、その役目を果たすべきなだ。いや、政府として果たさせるべきなのだ」という信念を持っていて、それで波風が立つのも承知で、あえてあの発言したというのなら、政治家の姿勢としては間違っていないかもしれないけど、そうでも無さそうでしょ。単なる、思慮がない男って感じでしょ。まったく・・・。

人には、それぞれ自分の考えがなくちゃいけない。だから、時には、わたしとは相容れない考えの人がいても、それは仕方がないと思う。だから、柳沢さん個人が、どういう考え方でも、わたしは責めるつもりはない。けれど、集団の一員としての役割を担った時、人は自分の考えや感情だけで動くわけにはいかない。

もちろん、だからといって、自分の信念を曲げて集団に仕えろとも思わないから、柳沢さんには、大臣ではなく、一議員として、自分の考えを訴えていって欲しいと思うな。もちろん、わたしは彼の意見に賛同しないけどね。

高校の非常勤講師が酒酔い運転で事故、被害者死亡

2007-01-27 22:56:32 | Weblog
またか・・・という事件です。やんちゃな若者が、規則なんか糞食らえってんで起こしてしまったというなら、それでも決して仕方ないとも思えないけど、残念ながら起こりがちなことなのかとは思うでしょ。でも、大の大人が、道路交通法遵守の気持ちだけじゃなく、職業意識も無いんだなと思う事件が多いです。

が、今日は、そのことが話したくて、この事件を取上げたのではなく、この事件のテレビ報道対して「それってどうなの」と思ったので、そのことをちょっと。

実は、この男性が勤務していた高校って、野球部が甲子園出場することになった高校だったみたいで・・・テレビのニュースでは、短いコメントの中に、必ずそのことを入れてたんだけど・・・変でしょ、そういうの、絶対に。

飲酒の上、事故を起こして被害者を殺してしまった男性の職業が教師だということは、報道されても仕方ないかなとは思います。職業の違いで、犯した罪の罰が変わるってことは無いわけだけど、やっぱり、政治家とか警察官と同様、教師という職業の人に対しては、それなりに職業的な責任というのは別途あると思うから。

でも、だからといって、彼の勤めている高校名を強調して報道する、しかも、その理由が、野球部が甲子園に出場するからっていうのは・・・まるで意味が違うでしょ。と、わたしは思うのだけど。

なんていうか・・・こういう話題性優先の報道の仕方って、少なくないですよね。けど、こういう気の引き方って、卑怯だと、わたしは思うな。どうでしょうか。

不二家の賞味期限切れはマズイけど・・・

2007-01-20 11:22:01 | Weblog
大騒ぎだなぁ~、不二家の賞味期限切れ事件。大丈夫かな、不二家・・・彼らが恐れていたように、雪印の二の舞いにならなきゃいいけど・・・。

不二家さんの場合、大きな食品企業だし、フランチャイズ店を沢山抱える営業方針を採っているわけだし・・・それに、賞味期限切れだけじゃなく、他の問題も噴出しているようだし、「あまり責めちゃ可哀相だよ」とか「仕方の無い部分もあるんじゃないの」とは、なかなか言ってあげられないとは思います。っていうか、言ってワタシが非難されるのも嫌だし・・・そこまで、不二家さんに義理はないし・・・なんて、ひどく打算的な気持ちもあるので言いません(爆)。

けど、ちと個人の家庭レベルにまで話を引き下げたなら・・・賞味期限切れ食品なんて、当たり前に使うよなぁ。そも、賞味期限って、企業が「美味しさに責任を持ちます」って期間でしょ。それを過ぎたら、腐っちゃいますよって警告じゃないですよね。うちじゃぁ、参考にはするけど、従ったことなど、一度も無いと言っていいほどです(爆)。

それに、賞味期限内でも、保存・保管方法なんかで、傷んでしまっている時あるし・・・結局、消費者は、自分で確かめないと仕方ないでしょ。と、わたしは思うんですけどね。

だから、個人的には、賞味期限の過ぎた牛乳であっても、職人さんが自分の目と舌で確かめてOKだと判断して使ったのなら、全然平気で頂きますけど・・・絶対に守って欲しいのは「情報を偽らないこと」。つまり、いつ製造したという日時を改ざんするようなこと、それはしてもらっては困ると考えますね。表記しづらいようなら、無記載でもいいから、嘘は書かないでと思います。

だって、それはやっぱり、一つのデータとして大いに参考にするものだからね。先に言ったように、だからそれに従うとか、安心しちゃうということはしないけど、参考にはするもの。特に、購入時には、大いに参考にする。まっ、だからこそ、偽りたくなるんだろうけど、そこには良心を持って欲しいと思うな。

いや~・・・たしかに、不二家はマズイことをしたと思いますよ。今の状況も、身から出た錆び、自業自得以外の何ものでもないと思いますよ。でも、それにしても、蜜に群がる蟻のような不二家へのバッシング・・・なんか、あまり気分良くないんですよね(^^;。

オリックス前川投手の事件で、球団が採るべき態度は

2007-01-10 19:29:14 | Weblog
プロ野球オリックス・バファローズの前川投手が、無免許運転で女性をひき逃げしたとして逮捕された事件があった。被害者の女性は、両ひざなどに一週間の軽傷をおっただけだったみたいで・・・酷い事故でなかったのは、不幸中の幸いかな。

で、これに対して、オリックス・バファローズは、球団代表が「野球選手という社会的影響力のある人間が事件を起こし、球団として深くおわびします」と陳謝、とりあえず前川選手を無期限謹慎にして、刑事処分が決定してからを正式処分を下すと発表したんだけど・・・社長的には、首にするとか、そういうのは違うと思っているみたい。

社長の意図は、たぶん、処分を甘くして庇ってやりたいということではなく、見捨てないで立ちなおらせてやりたいという温情なんだと思うけど・・・28歳という前川投手の年齢を考えると、どうなのかなという思いも沸き起こってくるんだよね。

前川投手の場合、普段は真面目な人なんだけど、今回だけ魔がさしたとか、たまたま悪い巡り合わせで・・・っていうより、もともと素行に荒いところがある人のようで・・・よけいに、どうなのかなという思いが募る。

組織と構成員の関係に「情」があるというのは、好き嫌いで言うなら好きなんだよ。人は誰だって間違いを起こすわけで・・・組織が、間違いを犯した構成員を、なんの情も無く切り捨てるというのは、むしろ好きじゃない。仕事の上だけじゃなく人間的な未熟さも、組織の中で育てていくという考えを、まったく否定するものじゃなく、むしろ応援したい。けど・・・なんか、今回の事件に関しては、どうなのかなと思っちゃう。

相手のことを思うからこそ非情に対処する・・・この事件において、それが相応しいのかどうか、詳細を知らないから判断がつかないけど・・・そういうこともが必要なときも、あることは確かだよね。

浪人生の兄が短大生の妹を惨殺した事件の動機詮索

2007-01-08 13:54:08 | Weblog
猟奇的事件に対して、通常より大きな興味を持ってしまう自分を、下品で浅ましいと思っていたのですが、世間的にも同じ傾向がありますよね。というわけで、世の中は、ここのところ、浪人生のお兄さんが、芸能界で活躍することを目指して活動していた短大生の妹さんを惨殺した事件の話題で持ちきりです。

で・・・事件の経緯に関しては、あまり争点や疑問点がないようなので、興味の的は、もっぱら動機に集中しているようです。でもって・・・どこでも、同じようなことばかり言われているようです。

代々歯科医師の家系で、父も母も歯科医師、しかも開業医。その上、兄も歯学部に通っている。当然、自分も歯科医師にならなければならないけれど、すでに三浪中。相当、精神的に追い詰められている時に、妹から「夢が無い」と詰られて、最後の一歩を踏み出してしまった・・・という、いわゆる「エリート一家に生まれた悲劇」という構図で、動機詮索は進んでいるようです。しかも、そういう一家に在りながら、妹は歯科医師とは関係ない短大に進学し、芸能活動などといって好き勝手なことをしていることに対する憤懣も、兄を犯行へ駆り立てるものであったのだろうと。

事件の概要を聞けば、精神科医でなくても弁護士や警察関係の人でなくても、誰でも思いつくような推測・・・おいおい、物事、そんなに単純なものなのかと、思わずにいられません。

けれど・・・たいていの事件の場合、少なくても一般に知らされる範囲においては、結局、本当に、そういう恥ずかしいほどベタな動機であったという場合が多いんですよね。それは、警察の取調べや裁判では、深い心の奥の動機にまでは踏み込まないからってことなんでしょうか・・・それとも、人って、所詮、単純な生き物だってことなんでしょうか。

それにしても・・・なんとも閉塞感が息苦しい事件ではありますよね。