ニュース雑記帳

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性同一性障害の男児 小学校が「女児」として受け入れ

2006-05-18 17:22:29 | Weblog
 兵庫県内の公立小学校が、心と体の性が一致しない「性同一性障害」(GID)と診断された小学2年の男児(7)を、女児として受け入れ、通学させているっていうニュース・・・ちょっとビックリしました。やっぱり、七歳という年齢のせいかな。

でも、彼女はすでに、大阪府内の病院で『性同一性障害』という診断をうけていて、医師が地元自治体の教育委員会に「女の子と認めていく方向が望ましい」とアドバイスした結果だというから、十分慎重に判断されたことなのかな。

だとしたら、「第二次性徴」前に判断を下したというのは、むしろ好ましいことなのかもしれないと思います。彼女自身が、出来るだけ違和感なく自分を女性だと受け入れられるのが、何より好いと思うもの。そのためには、周りが「それでいいんだよ」って、当たり前に女の子扱いしてくれるのがベストだと思うし。

ただ、他の児童や保護者に直接説明していなっていうのは、後々、問題が出てこないかと、それが心配かな。身体測定や水泳の授業やトイレの使用も、すべて女子用のものを利用し、まったく女子と同様に扱っているということで・・・本人にとっては、とても好い事だと思うのだけど、回りの女の子は、それが気にならないだろうかというのが心配な点です。だって、体の特徴が違うわけだからね。

けれど、改まって説明するのも、溝を作ることになるかもしれないですよね。そう考えると、模索していくしかないかもしれませんね。だとすると、やっぱり、周りの子どもたちの為にも、早い判断は好ましいかもしれません。先入観や理屈で、彼女のことを見てしまう前に、子どもたちには彼女という存在を自然に受け入れてもらって、性教育の時期になったら改めて言葉で説明を受け理解してもらうのがベストかな。

この問題に関しては、個人的に思うところはあるのですよ。けれど、それを人に押し付けようとは思わないです。だから、あえて、ここには書きません。やっと『性同一性障害』の人たちの苦しみが理解されて、彼・彼女たちの望む方法で治療を受けることが許可されるようになったのだから、出来るだけ彼・彼女たちに負担をかけないように対処してもらえたらと思います。自分を偽らないと生きていけないと感じならが生きるのは、本当に苦しいことだと思いますから。