ニュース雑記帳

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大阪府が府立学校で国歌斉唱時に教職員に起立を義務づけたことについて

2011-06-09 14:44:52 | Weblog
自分の人生の中で、国歌とか国旗について考えた最初って・・・う~ん、たぶん、大学の時です。

小学校のときは、歌ったかなぁ~、『君が代』。ほとんど記憶にないんですが、今、わたしは『君が代』が歌えるので、きっと小学校のときに歌っていたのだと思います。中学から大学までは、ずっとミッションだったので、式典で『君が代』を歌うことはなかったですから・・・そう、きっと小学校の時に覚えたんだと思います。その頃、「君が代問題」とか「日の丸問題」って、そんなに取りざたされてなかったと思うなぁ。

で・・・そう、大学になって、とある先生が『君が代」斉唱反対論者だったんですよね。で、授業のたびに、その話をしてらした気がします。学生たちは、反発もせず賛同もせず、先生の必死の主張を軽く流していた、そんな印象です。

わたしも、そんな無関心な学生の一人でしたが・・・今となっては、その先生が何の授業を担当していらしたのか、まったく覚えていませんが、その先生の『君が代』に対する主張だけは、何となく覚えています。その意味では、先生の努力は、少しではあるけれど、報われているのかな(^^;。

で・・・その先生が駄目だと主張していたのは・・・たしか・・・主権国家が国歌や国旗をもつことや、国民がそれに対して敬意をはらうことではなく、『君が代』&『日の丸』に象徴される天皇制そのものだった気がします。「君たちは、『君が代』の歌詞を理解して歌っているのか」と・・・「『君が代』の君は天皇だ。だから君が代とは天皇家が支配する国体ということだ。君たちは、天皇の支配する世を永遠に続かせるために、わが身を投げ出せといっている歌を歌っているんだぞ」と。

たしか・・・公式の見解では、「君が代」というのは「天皇が支配する国体」つまり太平洋戦争で日本が負ける以前の国体ではなく、「象徴天皇をいただく現在の日本の国体」ということになっていると思うのですが・・・その先生に言わせると、それは詭弁なんだそうです。だから、彼としては国歌を作り変えろと、そういうことだったように思います。

まっ、主張としては、一理あるというか・・・共感するとかしないとかとは別に、主張してはいけないことではないと思います。彼の主張の後半の「君たちは、天皇の支配する世を永遠に続かせるために、わが身を投げ出せといっている歌を歌っているんだぞ」というのは、少し見当違いだと思いますが、自分が所属する集団が、どうあって欲しいか・・・各人は、それを主張してもよい国に、わたしたちは住み暮していると思いますから、天皇制を否定する意見をもち、それを主張するもよしだと思いますし・・・象徴天皇以前の、天皇が主権をもっていた頃を引きずっているような歌詞の『君が代』を変えろと主張するのもよしだと、わたしは思います。

そして、もちろん、今の象徴天皇制を支持するもよし、以前の天皇に主権をもたせる体制を蘇らせたいと主張するもよし・・・なんでも主張できなくては嫌だなと思います。

そして、それは、公務員であっても同様だと思います。現体制に、まったく異議がない者しか、公務員になっちゃいけないということではないと、そう思います。

ただ・・・多種多様な意見があったとして・・・それを、どういう形で主張するかということですよね・・・問題は。

そして・・・わたしが思うに・・・公務員であれ、非公務員であれ、公式行事で、現行国歌や国旗に対して、礼を失した行動をなすことにより、自分の考えを主張するのは、いささか子どもっぽいやり方で、好きではないです。しかも、公務員という、主催者側に所属している場合は、それはすべきでないと思います。

きっと通らないとは思うので、虚しくは感じられるでしょうが・・・式の打ち合わせの度に、「この国歌は、わが国に相応しくないと思いますから、斉唱を止めましょう。そして、新しい国歌を作ることを提案しましょう」と主張するのは、公務員として、してはいけない行為ではないと思うんです。というか、それが正しいと思うなら、どんどんしていくべき行為だと思うのです。また、職務時間以外で、国歌や国旗を変えよう運動を積極的に展開したとしても、まったく構わないことだと思うんです。もし、それが罰せられたら、わたしは罰した方を非難したいと思います。

けれど・・・そういう努力の甲斐もなく、式典で国歌斉唱と国旗掲揚が決まったなら、それは組織の一員として、その式が滞りなく進行されることに尽力すべきだと思うのです。それが、集団に属するものに課せられたルールだと思うのです。

組織に属したものは、すでにある組織の決まりに異を唱えてはいけないということはありません。むしろ、組織の決まりを、より良く変えていく努力をする義務を負っていると思います。けれど、その変えていく方法にも、ルールがあります。少なくても、礼節をもって、行動して欲しいと、そう希望します。

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mixiの方にも、同文をエントリーしてるんですが・・・そちらで、コメントを頂戴しました。そのコメントは掲載できませんが、それに応えた、わたしのレスポンスを載せておきます。言い足りなかったことが、フォローされていると思います。

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中学校から、ミッションに通ったというのは、今回のエントリーにも書いたのですが・・・学校では、君が代の斉唱がないかわりに、何かにつけ賛美歌を歌わされました。賛美歌それ自体は、歌として好きでしたし、歌うことも好きでしたが・・・何か違和感があり・・・たぶん、今考えると、それが強制ってことなんじゃないかと思うのですが・・・最後の「アーメン」だけ言わないという、奇妙な抵抗を、こっそりずっと続けていました(^^;。そんな人間なので、それがどんなことでも強制されることに違和感を感じるという、〇〇さんのお考えは、わたしなりに、とてもよく分かると言わせてください。

けれど、やっぱり「嫌だ」と主張するにしても、ヨシと思える方法と、好ましいとは思えない方法があると思うんです。

ちょっと話が横道に逸れますが・・・小学生のときは超優等生だった娘が、中学に入ってから人並みに反発心を表現するようになり・・・校則というものに対して、若者らしい嫌悪感を見せるようになりました。

中学のときは、通学鞄にマスコットを一個しか付けちゃ駄目だという決まりに、猛反発していました。マスコットを沢山つけたかったからじゃなく、何故、そういうことを強制されなきゃいけないのかということに反発していました。で、その時、わたし、彼女に言ったんです。何故、マスコット1個が許可されているのか・・・それは、君たちの先輩が、学校と話し合いを重ねて、マスコット完全不可だったところから、1個だけならOKを勝ち取ったからなんだよ・・・だから、君たちも、先輩たちを見習って、学校側と交渉して、主張を通そうとしてみなさいって。

その娘が、高校に入ってからは、髪を染め始めたり、化粧をしはじめたりして・・・またまた、校則に反発して・・・なんでオシャレする事が高校生らしくなくて駄目なのか分からないって言い出したんですね。わたし個人は、前出の賛美歌を歌わせる母校が、ほとんど校則らしいものがない学校だったし・・・髪を染めることも、化粧をすることも、人に迷惑をかける行為じゃないし、禁止される意味が分からないとの娘の主張も分かるので・・・彼女にこう言いました。中学生のときと同じことを言います・・・納得できない校則だと思うなら、変えるように学校に働きかけなさい・・・それが面倒で嫌だというなら、自分の判断で髪を染めても好いし、化粧をしても好いでしょう・・・お母さんも、それが悪いことだとは思っていないので、わたしから君に止めなさいとは言わない・・・けれど、そういう校則があり、それに対して君がアクションを起こしていないのなら、学校から罰則を与えられても、わたしは親として文句を言いにいったり、君を庇ったりはしませんよ・・・叱りもしませんが、庇いもしません・・・だから、自分の思うようにしなさいって。

なんだか、長々と訳のわからない例をひっぱりだして話してしまいましたが・・・わたしは、やっぱり、式典で国歌斉唱のときに起立しない公務員さんの主張の仕方は、好きではないのです・・・そう、好きではないのです。

それとは別に、なんていうんでしょう・・・思想の問題とは別なところで・・・礼儀というか・・・そういう部分での、なんとも言えない不快さみたいなものは・・・公務員さんではなく、一般の保護者の方でしたが、式典で起立されない方を目撃した時に、感じてしまったことがあるんですね。

〇〇さんの仰るように、少数派が自分の意見を人に届かせるって、とっても難しいことで・・・アメリカが、テロを非難しているのに、何か居心地の悪さを感じている部分もあって・・・わたし言っていることって、所詮、多数派に居るからいえる綺麗ごとの正論もどきなのかもしれないんですが・・・

戦う相手であっても、否定する相手であっても・・・まず最初は、立って礼をするところから始まるみたいな・・・そういう相手を尊重する姿勢があって欲しいと思うんです。

なんだか、見当違いのレスポンスでしょうか。それに、フォーラム時代から治らない悪癖の長文で・・・大変、失礼致しました(^^;。

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なるほどねぇ~・・・と、思いました。要するに、わたしは、比較的、国歌や国旗に無関心な人間だから・・・それに強い拘りをもっている人の心情が理解できず、「それくらいのこと」って思っていたということだと思います。

□□ちゃんが、お父様が「他国の国歌や国旗に対しては、敬意を払うと思います。」と書いてくれました。そう、そうなんです・・・わたしの感覚なら「どんなに好意をもてないと思っている国の国旗や国歌対しても、式典などの場合、敬意をみせることくらい、大人ならする・・・それと同じことを、日本の国旗や国歌にもして欲しいな」と思ったんです。でも、嫌いな他国のことなら我慢もできるが、自国の国旗や国歌だからこそ、その思想的背景によっては、どうしても敬意を払いたくないという人がいらっしゃるということなんですね。

それから、□□ちゃんは、「世間で話題になること自体が、条例を決めた人達の思う壷」って言ってくれていますが、わたしは、むしろ、今の国旗や国歌が今の日本に相応しくないと思っている人たちにとってのチャンスだと思うんですよ。〇〇さんが最初のコメントで、仰ってくださっていたように「日の丸を拒否する人はかなりの少数派です。多数決では確実に常に負けます。」という現実の中で、きっと、わたしを含めた一番多くの層であろう無関心派の人たちは、彼らが何故、国歌斉唱を拒否するのか、起立を拒否するのかの、真意を知らないですよ。「日本人のくせに、日本という国が嫌いなんだ、変な人たち」くらいの認識なんだと思うんですよ。でも、そうじゃないでしょ・・・たぶん。きっと、わたしの大学の先生のように、相応しい国歌・国旗に変えなきゃ駄目だっていう主張なんでしょ・・・ちがうかな。だとしたら、それをちゃんと伝える機会でもあるんじゃないかな。変えたいことがあるなら、変えるべきだとおもうことがあるなら、変えていく努力をしなくちゃしかたありません。きっと、その道は遠くて・・・誤解されたり非難されたり揉み消されたり・・・でも、それでも頑張るしかないわけですから・・・その為の、よい機会だと思いますよ。

とある人は、「会社の式典で、社歌を歌うことを拒否したり、起立を拒否したら、すぐに辞めさせられるだろう。朝礼で、納得できない妙な社是を唱和しないだけでも、辞めろと言われるだろう。公務員は、わがまま出来ていいなぁ」って言っていましたが・・・その人の意見は、ある部分では間違っていて、ある部分では正しいと思います。間違っているのは・・・国のことと会社のことは違うということ。会社の方針が気に入らないなら、働く人のほうから、合わないから辞めますっていう選択があっていいわけですが・・・国の事に関しては、公務員を辞めたから、その問題と関係なくなるわけじゃないってことですからね。けど「公務員は、辞めさせられないからいいなぁ」っていうのは、確かにそうだと、わたしは思うんです。それは、上記の人のような皮肉な意味ではなく・・・条例があろうとなかろうと、いえ罰則のない条例があるならさらに、辞めさせられない限り主張する機会があるということですから。

正直、この話題について書くことに関しては、ずいぶん迷ったんですよね。だって、とっても面倒な話題でしょ(^^;。それに、何故か、わたしの周りには、大阪の例の方が大嫌いな人も多いけど、大好きな人も少なくなくて・・・それはまあ、わたしが明確な政治的信条をもっていなくて、ふらふらしているからだと思うんですが・・・何を言っても、親しい人を不愉快にさせるだろうと思ったからなんですが・・・でもね・・・やっぱり、意見は、ちゃんとした形で、表現していくことが必要だと思ったわけです・・・それは、君が代が大嫌いな人も、大好きな人も、どっちでもいいけど今の争い方は綺麗じゃなくて好きじゃないから何とかならないかと思っているワタシも含めてね・・・通る通らないに関らす、ちゃんと表現しておく方がよいと思ったのでありました。

なので・・・どっちの立場の方も、いろいろと不快に思われたとは思います・・・それに関しては、表現が下手で、大変に申し訳ないと思うのですが・・・言っちまったことに、後悔はしていないんですよ(^^;。

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△△さん

ご無沙汰ですね(^^)。あまり吞み過ぎないようにね。
それから、コメント、ありがとう。

でもね・・・今、わたしは、ちょっと残念です。なぜなら、△△さんのコメントを読んだ、多くの人は、あなたを誤解しただろうなと思うから。あなた自身は、自分は、信じることを言葉にしただけだから、それで誤解されてもいいって言うかもしれないけど・・・わたしは、嫌だな、あなたが誤解されることが。

わたしは、あなたを良く知っているつもりです。誰よりも優しい人だし、人一倍男気も正義感もあるし、先輩に対する礼儀もわきまえているし・・・やんちゃしてきた経験も含め、わたしは、正直、あなたみたいな人に、地方自治に携わる政治家になって欲しいと思うくらいなんですよ。

それに、この問題に関しては、あなたなら、そう考えるだろうとも思っていました。そして、その考えを変えろとも言いません。それは、今回、コメントを書き込んでくださった、〇〇さんに対しても、□□さんに対しても、同様です。

ただね・・・期待するあなただから・・・政治家にでもなって欲しいと思うあなただから・・・まったく違う意見をもった人と、しっかり意見交換できるようになって欲しいと思うんです。自分の考えを伝え、相手の考えを知り・・・それでも、相容れないなら仕方ないけど・・・精一杯、努力する習慣を身に付けて欲しいんです。

場所によっては、今回、書き込んでくれたような口調や内容でもいいとこもあると思うんですよ。ネットには、いっぱいありますよね、そういうところが。でも、ここでは、今回・・・式典で国歌斉唱のときは、歌わなくても起立はして欲しいなって思っているワタシと、その必要はない、もしくは少なくてもそれを府の条例で決めて強制するのはどうかと思うという、相対する意見をもつ人が、(自分で言うのもなんですが)比較的冷静に意見交換していたでしょ。だとしたら、そこに入ってきてくれるなら、断固式典で起立して国旗に礼をし国歌を斉唱すべしという意見で、ぜんぜん構わないから、そう思う気持ちを、冷静にちゃんと伝えて欲しかったと思うんですよ。

今回の、△△さんのアプローチでは、わたしは、国歌斉唱時に起立しない人は減らないと思うのね。だって、お互いが「お前らなんか」って背を向け合っているだけだもん。

△△さんなら「決まりだから従え」なんていうの、ほんとうは人の上にたつ能力がない人間が力をもった場合の、一番愚かしい発言だって、誰よりも分かるでしょ。

だから、△△さんが、国歌や国旗を大切にしたい気持ちには、ちゃんとした理由があるはず・・・公務員に、それを尊重させたいのにも、ちゃんとした理由があるはず。それを、伝えて欲しかったな。

そして、君が代や日の丸を、今の日本に相応しくないと考えている人たちにも、それなりの考えや理由があると思うのよ。それを知りたいと思って欲しいなって思うのよ。

そこからしか、日本の国をよくすることって、始まらないと思うよ。

ある意味、君が代や日の丸を拒否している人たちは、わたしなんかより、よほど日本という国のことを真剣に考えていると思う。それは、日の丸や君が代に拘っている人と同じくらい。一番問題なのは、わたしのような無関心層だろうね。だから、どんなに考え方が違っても、最終的には、やっぱり相容れなくても・・・まずは、向かい合うことをしていかない?

なんて理想論なんだろうなとは思うんだけど・・・わたしの知っているあなたは、人の話に、ちゃんと耳を傾けられる人だから、そして、ほんとうに人一倍優しくて正義感が強い人だから・・・だから、その正義感と優しさを、もっともっと成熟させていって欲しいなと、わたしは思います。

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