ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

寄付する側の責任とは・・・

2006-12-28 16:41:25 | Weblog
倒産した広島のドッグパークで、犬たちがトンデモナイ状態で放置されていることが公になり、その救済の為に、大阪のアーク・エンジェルズという団体が乗り出した。アーク・エンジェルズは、犬たちを助ける為に、一般の人たちにも人的物質的支援を募り、多くのボランティアと数千万円の寄付金が集まったらしい。

けれど・・・犬たちの里親さんたちから、引き取った時に罹っていた病気の治療費を請求されても、アーク・エンジェルズは支払いを拒否、寄付されたお金も物資も、ほとんど使われる事はなく、アーク・エンジェルズが抱え込んでいると、ボランティアの人たちからの内部告発があったということで・・・ここのところ、ちょっと問題視されているみたい。

ふむ・・・だから、寄付とか募金って難しいんだよな。

歳末になると「助け合い運動」とかで、街頭で寄付を募っている人たちを見かけることも多くなるのだけど・・・寒い中、善意を呼びかける人の前を素通りするのって、ちょっと心苦しくないですか?わたしはね、なんだか、ものすごく居心地悪く思っちゃうんですけど・・・でも、だからと言って、安易に募金するのも躊躇われるんですよね。

募金を募っている人たちを疑っているわけじゃないけど・・・疑ってる(爆)。もしかしたら、街頭に立っている人たちは、本当に善意の人でも、彼らが信じた団体が善意の団体かどうか・・・その判断って、つかないもん。

もし、自分が寄付したお金が、犯罪グループや特定の国家の「非平和的活動」の為の資金にされたりするの、絶対に嫌でしょ。けど、そうならないって保証は、まったく無いわけだし・・・。

だからね・・・やっぱり、知らない団体への寄付は、どんなに素晴らしい謳い文句が掲げられていても、やっぱり応えられないなって思うの。

ただね・・・そういう姿勢によって、助けられる人も助けられない場合もあるでしょ・・・それを考えると、心が痛むんだけどね・・・悪人が喜ぶかもしれないデメリットより、困っている人が助かるメリットを取るべきなんだろうか・・・と、迷うんだけどね・・・・・

1年3カ月ぶりに死刑執行

2006-12-25 16:38:58 | Weblog
1年3カ月ぶりに死刑が執行されたそうですね・・・ふうむ。

先日、突然、藍那が「死刑制度については、今は考えないことにしてる」と言い出し、いったいどうしたんだと驚いたのだけど・・・この発言は、逆に、死刑制度に付いて考えるキッカケが何かあったっていうことだろうね・・・彼女に。でも、考えても答え出ず、結論を保留しようと思ったんだろうね。その気持ちは、とっても良く分かるなあ。

まったく、これは大変難しい・・・

ただね、わたしが思うには・・・死刑ってことだけを取上げて考えるんじゃなく、死刑と終身刑と無期懲役ってことだけを考えるんじゃなく・・・少年法も含めて「罰」って何なんだ「刑」ってなんなんだってことや、少年院とか刑務所ってもの体制みたいなことまで、一度一から練り直す気持ちで取り組んだほうがいいんじゃないかと思うのね。

基本的に、国は「社会秩序」ってことが一番大切で、加害者であろうと被害者であろうと、個人の感情にはあまり関心がないと思うのね。もちろん、個人の感情を全く無視して社会秩序の維持はありえないから、そこそこ考えはするけど、あくまでも一番大切なのは、社会の秩序なんだと思うのね。

ううん、それが駄目だって非難してるんじゃないの。むしろ、それでいいと思ってるよ、わたしは。ただね・・・その為に考慮すべき個人の感情というのが、軽く見られすぎているんだと思うのね。それは、社会秩序を守る為には個人に我慢させるのは当たり前って発想があるからだと思うのね。

でも、もうそれは通用しない社会になってきているんだもん、そういう新しい社会の秩序を守るためには、もっと個々人の感情を繊細に感じ取れる新しい秩序の守り方を工夫しなくちゃならなくないかい?と思うわけです。

だから、死刑はどうだとか、少年法はどうだとか・・・もっと厳しくとか、いや人権を尊重してとか・・・って話ではなく、根っこのとこの考え方から吟味していった方が良いような気がするな。そんなことないですか?

子どもの居る男性の性別変更が却下される

2006-12-21 12:29:40 | Weblog
性同一性障害の男性が、戸籍の性別変更の申請をしたけど、神戸家裁は却下したんだって。

性同一性障害と認められた人に関しては、戸籍の性別変更が認められるようになって・・・たしか、タレントのカルーセルさんも、それで戸籍を女性に変更されましたよね。

でも、それには条件があって・・・現在、子どもがいないってことが、その一つみたいで・・・この男性の場合は、女性と結婚し、子どもをもうけた事実があるみたいで・・・子どもの福祉の為に却下されたみたい。

う~ん・・・これは、どうも・・・なぁ。

裁判所の言ってることも、分からなくはないよ。でも、それは、子どもさんの戸籍の記載が、どうなるのかなっていう心配かな。だから、そこのところがクリアできるなら、男性の主張を通してあげて欲しいかな。

だって、もうこの男性(ほんとは女性)は、性適合手術も受けてらっしゃるわけで・・・確かに、戸籍が男性のままでは違和感あるよね。パスポートなんかでは、はっきり不都合になるだろうし・・・。

お子さんにしても、自分のお父さんの個性って言うのは、戸籍がどうあれ受け入れざるを得ないことで・・・戸籍の部分だけで、お父さんに普通(多数派)を装わせても、福祉にはならないよね。たしかに、現実として、お子さんがシンドイ思いをする部分はあるかもしれないけど・・・そのケアーは、お父さんの戸籍を男のままで置いておくことではないかもしれない。

けど、ほんと、実際、どういうことになるのかな・・・お子さんの、戸籍の父親欄の記載。女性になる前の男性の時のままの記載なら、もう、それはそれでいいんじゃないかと思うけど・・・空白とかになったら、可哀相だよね。

もし、そういうことを考えたり決めたりするのが面倒で、つまり役所の事務的問題から、こういう立場の人の戸籍上の性別変更を認めないなら、それは駄目だな。本当に、子どものことを考えるなら・・・性同一性障害に対する偏見や差別がない社会を作っていく方向じゃなきゃ駄目でしょ。子どもが、そういう自分の父親を恥ずかしいと思わないでいられる社会にしなきゃ・・・それが、本来の子どもの為の福祉だよね。

けど・・・そういう環境が現実に整っていない現段階で・・・やっぱり、お子さんには、かなり酷なことかも・・・っていう思いは拭えないんだけどね。親が我慢するか、子どもが我慢するかしかないなら、親に我慢させたい・・・って思う自分も居る。けど・・・そんなことを言ってたら、前には進めないし・・・親を背負うっていうのも、その人の人生で・・・このお子さんの場合も、彼あるいは彼女が背負うべきことなのかもしれない。ふむ・・・。

とにかくね・・・このお子さん(って言っても、もう、そこそこ大人かも)に言いたいのは、自分の親を恥ずかしがらないでってことです。お父さんが、性同一性障害で、手術で自分の本来の性を取り戻したってことは、何も恥ずかしいことじゃないもん。ましてや、何も悪いことじゃないもん。すでに、そう思っててくれると嬉しいんだけどなぁ。

タウンミーティング関連の不祥事の責任をとって

2006-12-17 15:08:22 | Weblog
タウンミーティングで、やらせ発言を組み込んでいたという不祥事に関して、安倍さんが自らを減俸処分に処した・・・の?なんで?そんなことしてたら、そのうち、安倍さん、給与なくなるよ、それどころか、総理大臣を辞めるころには、借金が出来てるよ。

でも、まっ、難しいよね、責任の取り方。何もしなかったら勿論、何をしても、ぜったい何か文句を言われるもん。きっと、安倍さんの真面目さの表れなんだろうな、今回の責任の取り方は。

けど、今回の安倍さんの選択は、やっぱり上手くない気はするよね。どちらかというと「ギブアップ」に見えちゃうもん。なんていうか・・・本来、安倍さんが、最高責任者としてすべきことは、実質的な責任者を処罰することと、その経緯を公表して、原因となったシステムや体質を改善することだけど、それはとても出来そうにないから、「僕が最高責任者として頭を下げますから・・・ゴメンなさい」って言ってる感じになっちゃってる。潔さは認めるけど、肝心の問題は、どうなったの?って気分が、すごく強く残っちゃう。

実はね、失敗って、大きなチャンスなんだよね。良い事するより、失敗を贖うことの方が、ずっと難しいから、それが出来たときの評価は、普通に立派なことをするより密度の濃いものになるもん。だから、安倍さんも、色々大変だろうけど頑張って・・・不祥事も良い機会だと思って、攻撃的に解決しいてって欲しいな、日本の為に(^^)。

政治家と国民を、彼と彼女に譬えるなら

2006-12-14 17:58:11 | Weblog
安倍さんの支持率が、どんどん下がっちゃってるって話ですが・・・この支持率って何なんでしょうね、今ひとつ、よく分からないなあ。ぶっちゃけ「人気度」ってことですかね・・・そうですかね・・・だとしたら、なんだか、軽いなぁ(^^;。

小泉さんは、この人気によって支えられていたっていうのは、よく聞く話ですよね。党内部での支持は低いが、あまりにも高い国民からの支持でもって、党の反対派に有無を言わせなかったって。だから出来たことも沢山あり、当然、その弊害も出てきたったことなんでしょ・・・そう解説してる人、多いですよね。

でもって・・・安倍さんも、お家柄が良くてソフトな感じが女性に受け、しかも拉致問題で北朝鮮に対して強行的な態度を取ってきたこともプラスして、かなりな人気を誇っていたわけだけど・・・小泉さんの、いわゆる負の遺産に悩まされてるっていうのが、これまた多くの人が解説しているところですよね。

その小泉さんが、安倍さんに「世話になった人の言うことを聞かなければ成功するよ」ってアドバイスしたっていうけど・・・どうも、安倍さんって、それが出来る人じゃないって噂ですよね。頑固なところもあるみたいだけど、情に厚い人なので、どうしても目上の人や世話になった人のことを無視できないだろうって。人としては、決して悪いことじゃないけど・・・政治家としてどうなのかというと、ちょっと微妙なのかな。

ちなみに・・「世話になった人」というのに、有権者は含まれるのかなぁ。わたしは、含まれると思うんだけど・・・そうすると、小泉さんの教えは「国民の言うことを聞かなければ成功する」ってことでもあるんだな。うん・・・実は、わたしも、そう思ってる(爆)。つまり、優しいだけの彼じゃ駄目って思ってる。

というわけで・・・ちょっと強引ですが、政治家と国民を、彼と彼女に譬えてみたらば・・・

小泉さんという政治家は、どっちかっていうと「俺についてこい」的な彼氏だったでしょ、国民という彼女にとって。何でも自分で決めちゃって「こうするからな、いいなっ!!」って態度は、よく言うと頼り甲斐があって男らしいよね。たぶん、デートの最中に暴漢に襲われたら、身を挺して助けてくれそうだし・・・そういう意味じや、決して悪い彼氏じゃない。でも、彼が間違っていると思うとき、それを注意しても意見は聞いてくれないし・・・彼と付き合いたいなら、こちらが彼に合わせるしかないっていうのは・・・ちょっと、大人のお付き合いではない気がするでしょ。

それに比べて、安倍さんという彼は、マナーも良いし、人当たりもいいし・・・デートの時には「何が食べたい?」「どこか行きたいところはある?」って聞いてくれそうで、尊重されている感じで安心して付き合えそうにも思うんだけど・・・

こちらの意見を聞いてくれるのが、優しさや包容力じゃなく、もしも優柔不断さだったら、それは嫌だなって思うでしょ。それに、デート中に何かあった時に、さすがにサッサと逃げちゃう人ではないと思うけど、その場で腰を抜かされるのも困るしね。そういうところの見極めが付かないんだよね、まだ安倍さんの場合。

要するに、女性(国民)にとっての理想の男性(政治家)像って、普段は多少の我がままなんかも許してくれるし、とっても優しい人なんだけど、わたしが道理に外れるようなことをした時には、ビシッと叱ってくれる人で、勿論、何か事件があった時には絶対に守ってくれる・・・そんな彼(総理)であって欲しいわけだよね。どうかなぁ、安倍さん。

とはいえ、彼氏にばかり要求しても、それは片手落ちなわけで・・・バカな女にはバカな男が付くってことでしょ。イイ女には、イイ男が付く。くれぐれも、馬鹿ップルにはなりたくないよね、わたしたち。でしょ(^^)。

県知事さんたち、続々逮捕・失脚

2006-12-09 15:44:18 | Weblog
あらあら・・・ふうむ・・・はぁ~・・・

前に、公共工事を受注している設計事務所に勤めている知人に、こんな話を聞きました、「国の仕事の方が、まだマシだ」って。つまり、国の仕事の方が、まだ公正な競争が出来るけど、地方の仕事になると、天下った人を受け入れた会社や、談合によって決まった会社しか、なかなか仕事が取れないって。談合を拒否したら、爪弾きにあって、その地方での仕事もし難くなるって。まっ、なんとなく、分かるような気はしますよね。つまり、当然のことながら、良くも悪くも地方自治は地元密着だってことですよね。

我々も、地方自治には、国政に対するより、人の温もりを求めたい気持ちはありますよね。けれど、だからといって、一部の人たちだけが美味しい思いをすることになっちゃ、それは困りますよね。

ちょっとニュワンスが違う出来事ですが、石原東京都知事が、画家の息子さんを都の文化事業に関わらせて、それで非難をうけてますよね。その際の都知事の反論は、個人的に理解できないことはないです、わたしは。そこに役に立つ奴がいるのだから、そいつを使う・・・そして、相応以下の支払いで済ませる・・・その何が悪いんだと・・・その考えは、ある意味合理的かもしれないでしょ。けど・・・やっぱり、ここは堅苦しくしなきゃならないところなんじゃないかと思います。要するに「李下に冠を正さず」ってことですよね。彼のポジションを考えれば、疑われるようなことはしちゃいかんのですよね、残念な考え方だけど。

ものすごく理想論に聞こえるかもしれないけど・・・政治家って、自分の為に成っちゃいけない職業なんですよ。金銭的には勿論ですけど、権力とか名誉とか、そういうものが欲しいから成っちゃいけない職業なんですよ。だから、「先生」と呼ばれて、ぺこぺこされることが嬉しい人は、絶対に成っちゃいけないんですよ。

もちろん、優しいだけじゃ務まらない仕事ですから、厳しい部分や非情な部分は必要ですが・・・それも、自分の為に厳しさや非情であってはならないんですよ。義に殉じるような気持ちのない人は、政治家の資格はないんですよ。

けど・・・現実には、自分の欲の為に政治家をゆってる人が、とっても多いですよね。わたしは、国政に絡んだ知り合いは居ませんが、地方の政治家さんに関しては、実感としてそう思うことが多いです。

あまり、「こうあるべき」なんてことばかりを言いたくないんですよ。それより大切なのは「だから、どうするんだ」ってことですからね。でも、詮無い事とは思いつつ、これは言わずにいられないんですよね。政治家になる人も、政治家を選ぶ人も、損得勘定は駄目。ほんとに、駄目なんですってば!!


ひったくりを捕まえた大阪の女子高生

2006-12-08 16:36:01 | Weblog
なかなか書き込みが出来なかった11月にあった事件なんですが・・・是非、コメントしたいなと思ってたもので、鮮度落ちまくりですが、書かせていただきます。しかも、別に、何も掘り下げたコメントもなく、ただ一言「さすが、大阪の女子高生やなぁ~」と、そう言いたいだけなんですけどね(^^;。

事件は、たしか、大阪は生野区で起こったと思います。生野は、大阪でも、なんというか庶民的な地域と言っていいと思います。もともと、関西の中でも大阪は庶民的なんですが・・・その中でも、さらに庶民的な雰囲気をもった地域・・・と思って頂いていいと思います。その生野区で、おばあさんが引ったくりに合った。それを、見ていた女子高生が、その引ったくりを追いかけて捕まえ一喝。引ったくりは観念して、彼女と一緒に、近くの交番に自首したと・・・そういう事件だったと記憶しています。

テレビ局が、その女子高生にインタビューしているフィルムを見ましたが、なかなか可愛らしい、けどそれなりの迫力を持ったお嬢さんでした。「働いてはらへんお年寄りを狙うなんて、絶対に許せん」と、彼女は本気で怒ってましたね。さすが、大阪のおかんに成ってくれるだろうお姉ちゃんだと、同じ関西人として誇りに思いましたね(^^)。

ただね・・・今回は、引ったくり犯が気弱な人だったから良かったけど・・・もし、マジで切れてる変な奴だったりしたら、このお嬢ちゃんが傷つけられる危険もあるわけで・・・そのことは、同じ年頃の子どもを持つ母親としては、複雑な気持ちになりますよね。

実は、以前、裕太がこんな経験をしました。十三(「じゅうさん」ではなく「じゅうそう」と読みます。ここもかなり、庶民的です(^^;)を歩いていたら、後ろから、タッタッタッという足音と「捕まえて!」という叫び声が聞こえたんですって。で、彼が振り返ったら、若い男がこっちに向かって走ってくる。それを、制服を着た男の人が追いかけてる。裕太は、一瞬「怖い」と思ったけど、犯人らしき人が、自分に向かって走ってくるので、仕方なく取り押さえたんだそうです。「むちゃくちゃ怖かった。あれ以来、後ろから足音が近づいてくると、ドキッとする」と、暫くの間、言ってました。

悪いことをしている人や、反対に困っている人をみかけたら、見て見ぬふりをしない姿勢というのは、とってもカッコいいなとは思うんですけど・・・それには、危険が伴いますからね・・・正義感だけで動かないで、警戒心をしっかり持って対処して欲しいですよね。

そういえば、高校のPTAで役員をしていた時、「街角でタバコを吸っている未成年たちを見つけたら、声をかけずに、最寄の交番等に報告するように」と言われましたっけ。それは、安易に注意をしたりしたら危険だからってことだったんですけど、なにか釈然としない思いがしましたね。言わんとするところは理解しますけど・・・納得したくない対応ですよね。ふうむ・・・

まっ、とにかく、この事件に関しては、好い感じに納まったので、本当に良かったと思います。若い奴ら・・・なかなかヤルじゃないですか(^^)。

豪邸しか建てたらあかん条例

2006-12-07 17:50:25 | Weblog
関西の方でなくても、「芦屋」その中でも「六麓荘」が、豪邸地域だということは、ご存知かなぁ・・・誰でも知ってらっしゃるということはないでしょうけど、けっこうご存知の方もあるんじゃないかな。まっ、つまり、それほど有名な、日本屈指のお金持ちの町として有名な地域であることは間違いないです。

で、最近、この六麓荘で、通称「豪邸しか建てたらあかん条例」を作ろうという動きがあって、関西では、ちょっと話題になってます。

豪邸が立ち並ぶ・・・というのは、ある種の景観になっているとは思いますから、この条例を通したい方は、景観保護とか、町並み保存とか、そういうお気持ちなんじゃないかとは思いますが・・・やっぱり、これを聞くと、多くの人が多かれ少なかれ「疎外」「排斥」の意図を感じてしまうでしょうね。

だから、貧乏人を遠ざけて、金持ちばっかりでツルミたいのなら、そういう人たちだけで組織を作って、広大な土地を購入して、そこで自分たちだけのルールを作って暮らせばいいんじゃないかと思いますけどね。

それにね・・・お金持ちは、ずっとお金持ちってわけじゃないでしょ。お金持ちだったけど、家や土地を手放さなきゃならなくなる人だっていると思うのだけど・・・そういう場合、この「豪邸しか建てたらあかん条例」があると、売れにくくなると思うよ。だって、買い手が限られてしまうもの。で、売らなきゃならないのに売れなくて、急場が凌げなくて、その人が困ったことになったら・・・条例を作った人は、どうしてくれるの?何もしてくれないでしょ。通常の売買で売れなかった場合は、条例を作った芦屋市や、六麓荘の自治会が、適正価格で買い取ってくれるというなら話は別だけど・・・案外、六麓荘の住民自身の首をしめる条例かもしれないと、わたしは思うなぁ。

ん・・・やっぱり、これは「景観保護」や「町並み保存」とは、性質が違う気がする・・・あまり、賛成できないな。