来日した習近平中国国家副主席と天皇陛下の会見。それ自体は何の問題もないことだと思うのですが、天皇との会見は一ヶ月前に申請するのが決まりだということで、今回はそのルールを破ったことが、政府の「天皇の政治的利用」ではないとか問題になっていますね。
聞くところによると、このルールはそう古いものではなく、高齢になられた陛下の健康のことを考えて、1995年から採用されたものだということですが・・・ルールになった上からは、几帳面に守られなければならないデリケートな事柄ですよね。
日本という国は、天皇を戴いてはいるけれど、それはあくまでも象徴としてであって、政治的な力は天皇家に預けないということに決めていますよね。そのことについては、天皇家の方々も十分に承知しておられて、少しでも政治的な要素のある事柄については、自分の考えを公に述べないように努めてらっしゃいます。その姿は痛々しいくらいなのですが、日本という国が天皇制を維持していくのなら、申し訳ないけれど、そこは守っていただかなくてはならないことだと、わたしは思っています。
けれど、それを民主党は破ったわけです。ある一つのルールを破ったというより、日本の天皇制のあり方の基本を踏みにじったと、大げさなようですが、わたしはそう感じました。そして、そのことを「懸念する」と発言した宮内庁長官に対して、小沢幹事長が「役人のくせに政府の決めたことに文句を言うな。文句を言いたいなら辞任してから言え」と怒ったと聞いて、残念を越えた無念を感じました。第一、小沢さんご本人もおっしゃっているように、彼は政府の人じゃないにも関わらず、何を勘違いしてらっしゃるんでしょう。
しかも、民主党の弁解が「数日くらい良いじゃないか、そんなに杓子定規にしなくても」とか、「最初に言い出したのは自民党の中曽根さんなんだよ」とか、事の本質をまったく理解していない能天気な言い様であることにも失望しました。「だって中国は大切だから」という弁解に至っては、それこそ『天皇の政治的利用』を告白しているようなものなのに、それが分かっていないのかと情けないです。
民主党に対しては、あわてて評価を下さず、ある程度は様子を見守って、彼らが彼らなりの本領を発揮するようになるまで待たなきゃいけないって思ってたんですが・・・独裁者小沢一郎と優柔不断のお坊ちゃま鳩山由紀夫というコンビに、はやくも嫌気がさしている自分を宥めるのが難しくなってきた今日この頃です。
聞くところによると、このルールはそう古いものではなく、高齢になられた陛下の健康のことを考えて、1995年から採用されたものだということですが・・・ルールになった上からは、几帳面に守られなければならないデリケートな事柄ですよね。
日本という国は、天皇を戴いてはいるけれど、それはあくまでも象徴としてであって、政治的な力は天皇家に預けないということに決めていますよね。そのことについては、天皇家の方々も十分に承知しておられて、少しでも政治的な要素のある事柄については、自分の考えを公に述べないように努めてらっしゃいます。その姿は痛々しいくらいなのですが、日本という国が天皇制を維持していくのなら、申し訳ないけれど、そこは守っていただかなくてはならないことだと、わたしは思っています。
けれど、それを民主党は破ったわけです。ある一つのルールを破ったというより、日本の天皇制のあり方の基本を踏みにじったと、大げさなようですが、わたしはそう感じました。そして、そのことを「懸念する」と発言した宮内庁長官に対して、小沢幹事長が「役人のくせに政府の決めたことに文句を言うな。文句を言いたいなら辞任してから言え」と怒ったと聞いて、残念を越えた無念を感じました。第一、小沢さんご本人もおっしゃっているように、彼は政府の人じゃないにも関わらず、何を勘違いしてらっしゃるんでしょう。
しかも、民主党の弁解が「数日くらい良いじゃないか、そんなに杓子定規にしなくても」とか、「最初に言い出したのは自民党の中曽根さんなんだよ」とか、事の本質をまったく理解していない能天気な言い様であることにも失望しました。「だって中国は大切だから」という弁解に至っては、それこそ『天皇の政治的利用』を告白しているようなものなのに、それが分かっていないのかと情けないです。
民主党に対しては、あわてて評価を下さず、ある程度は様子を見守って、彼らが彼らなりの本領を発揮するようになるまで待たなきゃいけないって思ってたんですが・・・独裁者小沢一郎と優柔不断のお坊ちゃま鳩山由紀夫というコンビに、はやくも嫌気がさしている自分を宥めるのが難しくなってきた今日この頃です。