ニュース雑記帳

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戦争法案に反対の人たちは、本当に安倍さんが戦争をしたがっていると思っているのかな

2015-08-05 16:53:13 | Weblog
安倍政権が、なんとしても通そうとしている安保関連法案・・・色んな立場の人が、それぞれに反対を表明していますね。

大方は、もっとちゃんと議論を尽くそうよってことなんだと思うので、もっともな意見だと思うんですが・・・なんか、"日本は戦争に向かって突き進もうとしている"的な煽りも感じる時があって・・・それって戦略なのかな、それとも本気でそれを懸念しているのかな、どうなのかなって思ったりします。

わたしはね・・・今の日本で、「もっと領土を増やしたいから、気に入らない国を潰してやりたいから、国際社会でイニシアチブを取る力を手に入れたいから、そのために必要な戦争ができるよう、下準備として法律を変えておこう」って思っている人は、ほとんど居ないって思ってるんですよ。

安倍さんだって、安倍政権の人だって、日本を含めた世界の平和を望むからこそ、「今しなくちゃいけないことは我が国の法整備だ」って思ってやっていると思うんですよ・・・違うのかな。

だから、みんな望んでいることは同じだけど、その時に、しなくちゃいけないと信じていることが違うんじゃないかなって思うんです。

だとしたらね・・・話し合い方とか、議論の仕方って、なんか違うんじゃないかって思うんです。で・・・多くの人は、それを分かっているのに、感情的な対立だったり、ただのディベート合戦だったりに甘んじているように思えるんです。で、それに巻き込まれて、ただただ感情的になっている人たちも多くいるように思えるんです。

人の感情って、恐ろしいというか、すごく力をもっているでしょ・・・だから、それを利用しようということなのかもしれないけど・・・利用しようとすると、逆に飲み込まれてしまうこともありますからね・・・ほんと恐ろしいですよ、人の感情っていうのは。

卑怯な言い方かもしれませんが・・・きっと、冷静に考えたら、安倍さんたちの言っていることにも一理ありますよ、反対している人たちにも一理ありますよ・・・で、目指しているのは、同じところですよ、きっと。

ただ、方法の好き嫌いを、わたしたちは選択しなくちゃいけないのだと思うのですよ。平和な世の中を作るためにどういう方法を選ぶのか・・・どちらが正しいのかではなく、どちらが好きなのかだと、わたしは思うのですよ。

極端に言うなら、平和を勝ち取るためには闘うこともじさないのか・・・武力による平和しかないのなら滅びることも辞さない強い決意をもった平和への路を選ぶのか・・・今の我々は、そのどちらも選ばず、あいまいな今の日本の平和を維持したがっているように思えるんですよね。

ちなみに、わたしは後者が好きです。誰かを殺して生き残るより、殺された方が・・・でも、それだと、きっと滅亡しますよね。それで生き残れるほど、人類って優しい生物じゃない。

それに・・・殺すより殺された方がイイと思うのは、あくまでも冷静に頭の中だけで考えたときのことで、実際に凄く嫌な奴に殺されかけたら、きっと反撃してやっつけようという気になるだろうなも思います。こんな奴に殺されたくない、やってやるって思いますよね、きっと。

ましてや、そいつが、わたしの大切な人たちを傷つけようとしたなら、迷うことなくやりますよ。

正当防衛・・・愛するものを守るため・・・結局、これが出てくると、人を傷つけるくらいなら自分が傷つきますなんて甘い考えは、一瞬にして吹っ飛びますしね。ああ~、欲得づくだけじゃなく、こうして人は戦争に行くのか・・・

それとは別に、やっぱり人の根底には、権力欲とか支配欲といった欲が潜んでいますし、闘争心や競争心のようなものが機動力や推進力になって頑張れるわけですし・・・妬みや嫉みといった感情も捨てきれませんから・・・そもそも人は戦いたがる生き物だということも踏まえた対策も必要ですしね・・・

っと・・・なんだか、話が迷宮にはいってきましたが・・・・だからこそ、間違いのない正解なんてないと思うわけで・・・議論する時は、相手を非難するのではなく、より我々の生来そなえた邪悪さや弱点をカバーし、我々のもつ善性を活かした方法はないかを、共に模索して欲しいのですよね。

我々が為政者を選ぶとき、「この人ダメだから別の人を」というのではなく、「この人より、あの人の言っていることの方が、より自分の望むことに近づく道を指し示しているな」って思って選べるようだといいですよね。

支離滅裂になりましたが・・・なんとなく、そんなことを思う、今日この頃なのでした。