ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

島田紳助さんの引退ニュースを聞いて思い出した自分の体験(^^;

2011-08-24 07:10:06 | Weblog

タイトルにも書きましたように、島田さんのことについて意見や感想を言うわけではありませんので、彼の引退についての世間の反応の収集にお越しくださった方は、読みとはしてくださいね(^^;。

なんていうのかなぁ~・・・悪いとされていることを、どこまで拒否すればいいのか、どこまで受け入れればいいのか・・・本音と建前に関して、どうしていいのやら困ってしまうことって、ありませんか?

建前では、ちょっとしたルール違反も駄目じゃないですか。でもね・・・実際には、杓子定規に正論を振りかざすと、逆に顰蹙を買うような場合も少なくないでしょ・・・でしょ。

それが、業界に新規参入しました的な立場だと、ほんと、どうしていいのかなって思うわけです。新人であることを武器に悪しき慣例をブチ破っていくべきなのか、郷に入れば郷に従うべきなのか。

実はですね・・・少し前に、新規事業の計画に関して、弁護士さんやらコンサルさんやら建築関連の方やら、その業界の先輩やら、いろんな人に引き合わせてもらったんですが・・・彼らの口から出てくる言葉に、わたしは一人、ドン引きだったことがあるんですよ(^^;。

認可事業はしたことがあるというか・・・今もしていますが・・・ちゃんと書類を整えて申請すれば、必ず通して頂ける・・・それ以降、悪いことをしなければ、ずっと認可を取り消されることもないタイプの仕事なので・・・いわゆる難しい認可を通す術みたいなものとは無縁だったんですが・・・

地域によって認可件数の枠が決められているようなものの場合・・・やっぱり出てきたかって感じで登場するのが、「代議士さんに頼む」って話だったりするわけです。市会議員に知り合いはいないか・・・市会より県会の方がいいだろう・・・けれど、地元選出の市会議員に横槍をいれられた場合、国会議員の方が確実だ・・・まっ、ちょっと金は必要だけれど・・・おいおい(^^;。

そんな会話が飛び交う中で、わたしは一人、ほんとに引きまくってたんですが、みなさん、あたりまえみたいに、そんな話に終始してました(^^;。

で、あとで、仲介の労をとってくれている人に、素直に「引きました」って言うと、彼は「あなたはスレてないですからねぇ」と、大人が子どもをみるように微笑んで仰いました。なので「いや、お金を渡すとか、やっぱり・・・」と言うと、「ちゃんとした献金ですよ。額も多くないです。違法なことじゃありませんよ」って仰いましたが、見返りを求めてお金を受け渡ししたら、それはやっぱり贈収賄だろうって思うんですが(^^;。

けど・・・彼らの雰囲気から、ほんとに、そういうことって、この人たちにとっては日常茶飯事というか・・・普通の段取りの一つでしかないのかなって感じました。だとするなら、そういうことが、何の罪悪感もなく、当たり前にできなきゃ、この手のタイプの仕事は取れないってことになるんじゃないでしょうか・・・ふむ。

だから、思ったわけです・・・いわゆる清濁併せ呑むってやつの変形なのかな、こういうことって・・・って。悪いことじゃなく、良いことをしようとしているんだし・・・建前のところでツベコベ言って立ち止まってないで、必要なら泥だって飲んで、前に進んでいくべきなのかなって。

でも、結局は・・・わたし、駄目ですね、そういうの。お嬢さんだからとか・・・世間知らずだとか・・・甘いとか・・・青いとか・・・そう言われてもいいので・・・やっぱり、そういうの駄目です・・・わたし。

ただ、なんとなく・・・周りがみんな「こんなの当たり前だよ」「だれでもやってるよ」って言うことを拒否するのって・・・みんなが快調に車を走らせている中で、一人法定制限速度を守って交通渋滞の原因になっている車の運転手の気分になっちゃうんですよね。どうしたもんなんでしょうね(^^;。



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送り火の薪…個人で考えるのと、公共を考えるのとでは・・・

2011-08-16 13:33:49 | Weblog
岩手県陸前高田市の被災松から作った薪を、京都の大文字送り火で燃やすのが取りやめになったでしょ。たしか、その薪からは、放射能などは検出されてなかったんですよね、違いましたっけ。

で、ものすごく沢山の批判の声が起こって、現地から別の薪を送ってもらって燃すことにしたら、今度は、その薪から放射性セシウムが検出されて、これもやっぱり燃せなくなったと。

なので、今度は、京都産の薪や護摩木へ、京都の人たちが、被災地の人たちへの思いを書いて燃すということにしたと・・・

正直、最初のニュースを聞いたとき、ものすごくガッカリしたんですよね。人というものにガッカリした・・・残念でならなかったです。だから、その後のことには、ただ情けない気持ちになっただけでした。

ただね・・・もし、自分が、それを決断する立場だったら、どうしただろうとは思うんですよね・・・それはねぇ~、そんなに単純なことじゃないかなって。

個人として動くなら、まったく迷いませんよ。最初の放射能が検出されなかった松はもちろん、放射性セシウムが検出された薪だって、わたし個人のことなら、バンバン燃します。それくらいのこと、何~んにも怖くないし・・・もし多少なりともリスクがあるとしても、それっぽっちりリスクを負って悔いない大切な意味があると思うから。

けどね・・・それが、わたし個人のことでない場合・・・イヤだという他人に強要できるかと考えると・・・それは、やっぱり難しいですよね。うん、難しい。

だから・・・もし、わたしが保存会で決断する立場の人間だったら・・・彼らと同じ判断を下したかもしれないなと・・・そうも思うのです。頑張って、説得して、会の中で多数決で勝って実行できることになったとしても・・・京都に一人でもイヤだと思う人が居るなら、その人に我慢させていい問題だろうかと・・・そんなことを考えると、やっぱり出来なくなっちゃうかなと。

何事も全員一致で決めなきゃだめということじゃないんですよ。だって、ほとんどのことで、全員一致なんてありえませんからね。けど、中には、一人でもイヤだという人が居れば、強要すべきではないこともあると思うんですよね。この場合は・・・ふむ・・・どうだったんだろうな。


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