ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

菊池桃子さんのPTA活動に関する提言について

2017-02-02 14:14:39 | Weblog
菊池桃子さんが、首相官邸で開らかれた『1億総活躍国民会議』において

PTA活動はもともと任意活動なのに、全員参加が義務付けられているような雰囲気になっており、それが育児をしながら働く女性の負担になっている現状を理解し対策を講じてほしい

という意見を述べたと、 ニュースになっていましたね。これだけ見聞きすると、菊池さんがPTA活動に否定的だと受け取られかねませんが、決してそんなことはないようで

PTA活動に決して否定的になってはいけないと思います。実際に、これまでのPTA活動が子供たちの成長にまた学校教育の場に寄与してきた部分、貢献してきた部分を評価しなくてはなりません。

とおっしゃったようですし、その上で

任意という言葉をもう一度、みんなの中で共有して、確かめあって、本当に手伝いたい時に、手伝いたい者が、仕事の邪魔にならないように、何かできるような仕組みを作っていくことが必要かと思いました。

とのご意見のようです。とすれば、確かにその通りだと思いますが、これは議員の皆さんに考えて頂くというより、各PTAで解決していける問題のようにも感じました。

私自身は、娘が幼稚園にはいった時から、幼稚園、小学校、中学校、高校、全部でPTAの役員を経験しました。
ずっと公立で、基本的にメンバーがあまり変わらない中、幼稚園の時に副会長をして目立ってしまったため、「あの人は、そういうこと、する人」という烙印(笑)が付いてしまい、 やらざるを得なかったことが一番の理由ですが

仕事をしているとはいえ自営だったので、フルタイムでお勤めしている人よりは動きやすいという自覚もあり、お引き受けしてきたつもりです。

その経験から感じたことは、学校関係者、保護者、地域が一緒に子どもたちを見守るという、PTAの考え方には賛同するけど

実際のPTA活動というのは
地域の参加については、いまひとつ実感がないし
学校は保護者からクレームがでないよう常に警戒の姿勢に感じられるし
保護者は学校からの要請に応えるだけのお手伝い係でしかないなということでした。

それでもまあ特に問題もなく子どもたちが学校生活を送れているので、わざわざ波風をたてて何かを提案するほどのこともないよなと、事なかれ主義を貫いて、PTA参加期間を終了したわけです。

それが、子どもたちが大きくなってから、今度は民生委員として子どもたちに関わることになりました。民生委員の立場から青少年愛護協会にも参加することになり、けっこう地域も子どもたちに関わっているのだなとは気づきましたが、それってたぶん、それぞれの地域で、大きく内容が違っていると思います。

というのも、地域によって抱えている問題が異なっているはずですから。 大人たちも含めた住民の生活の仕方が違っていれば、当然、状況も、起こってくる問題も違ってきますものね。

だから、それぞれの現場が、自分たちはどうするのかを考えなきゃ、自分たちにフィットした活動にはたどり着けませんよ。

毎年、構成メンバーが代わり、役員も変わっていく中で、"今まで通り"以外の選択肢って、なかなか選べないとは思いますが、自分たちが不便を感じたり、違うと思うことがあれば、それを発信していくしかないとは思います。

ああ~・・・でも、それで波風をたてて、陰口を言われたり仲間外れにされるのは嫌かなぁ~。もしかしたら、子どもまで苛められたりして・・・なんて心配もしちゃうか。それくらいだったら、そう長くない期間だし、黙って我慢しておくかってなるか。それも責められないですよね・・・ふむ。だから、上から変えてもらいたくなるのか・・・そっかぁ~・・・ふむ。

こまったな・・・むつかしいなぁ~・・・

でも、とにかく、PTAの理念は良いものだと思うし、ずっと引き継いでいかなきゃならないものだと、わたしは思います。

そして、その在り方は、時代の変化、社会の変化に合わせて、どんどん変えていかなきゃいけないと思います。そのために必要なのは、システムと一人一人個人の意識。菊池さんの提言が取り上げられたのは、必然だったのだろうと感じます。

千葉市の『男性保育士活躍推進プラン』について賛否両論あることについて

2017-02-01 16:08:12 | Weblog
千葉市の熊谷市長が、「男性保育士に女子の着替えをさせないでほしい」という保護者からの要望に対して、「男性保育士の活躍の場を制限したくない」「男性が少ない保育現場などで男性活躍を推進する必要がある」という理由から、男性保育士にも女性保育士と同じ仕事ができるような『男性保育士活躍推進プラン』を発表したとのことで、賛否両論、いろんな意見が出てきているようですね。

この賛否両論・・・すごく当然のことだと思います。市長さんや、市長さんの方針に賛成の方の意見はもっともだし、それが嫌だなと思う保護者の人たちも、それに賛同する意見も分かります。だから、賛否両論あって当然。どうするのか、どう選択していくのか、いっぱい意見が出てくればいいんと思います。

どちらが選択されても、全員一致で納得できることはないと思いますが、反対意見がどういうものかを理解したうえで推進していくか、聞く耳もたずに、あるいは反対意見の存在すら知ろうとせず、自分たちの考えだけで物事を推し進めるのは全く違いますからね。

で、わたしの意見ですが・・・やっぱり嫌かな、男性に娘の着替えをしてもらうのは。信頼してないというのとは微妙に違うんですが、正直避けてもらいたいです。

女性が男児の世話をするのはいいのか。それって差別じゃないのかって言われると「差別ではなく区別です」っていう意見に賛成かな。保育士さんの仕事って、他にもいろいろあるわけだし、着替えじゃない部分をお願いできないかなって、そう思います。

そもそも信頼してなきゃ、預けること自体しませんから、男性保育士さんを信頼していないということではないんですよ。そういっても、男性保育士さんは傷つかれるだろうなぁ~。愛情をもって、一生懸命頑張ってるのに、拒否されてるって感じられるでしょうから、悲しいっていうか、寂しいっていうか・・・虚しいと思われるかも・・・それは本当に申し訳ないんですけど・・・正直な気持ちは偽れません。

以前、介護の現場でも、男性のヘルパーさんに仕事をしていただくのに、いろいろ気を使わなければならないことがあるとお話したことがあると思います。

訪問介護の場合が主ですが、奥様のお世話を男性ヘルパーがすることを旦那様が好ましく思われないことが多いんですよね。女性ヘルパーが旦那さんのお世話をすることに関して、奥様が不快に思われるというのはあまり耳にしないのですけどね。

けど・・・施設などでは、男性のヘルパーさんは大人気のようで、女性より需要があると耳にしたことがあります。介護は力でするのではなくコツがあるとはいいますが、やはり力仕事が多いですからね・・・男性は活躍の機会が多いです。息子もグループホームでバイトしていましたが馴染んでいましたよ。だから、同じヘルパーの仕事でも適材適所があるというか・・・

頭ではね・・・平等の精神とか雇用の確保とか、よりよい社会のシステムづくりの為には、市長さんの仰っている方向がよいと分かるのですよ。

けど保育とか介護とかって、気持ちの部分、大きいと思うんですよ。お互いが気持ちよくいられるか・・・みたないことがね。未来のために理想に向けて変えていくということも必要かもしれませんが、今の人たちの感情を無視していい分野ではないと思うんですよね。

だから、「男性保育士に女子の着替えをさせないでほしい」という保護者は、決してモンスターペアレントではないと思いますよ。その要望をかなえられないとしても、気持ちはしっかりと分かってあげて欲しいと思います。