ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

祖母が孫を生む

2008-03-02 17:42:29 | Weblog
また、お母さんが、娘さんの為に、代理母になったというニュースがありましたね。

この話題、以前、ニュースになった時、藍那と話したんですよね。藍那は娘さんの立場で、わたしはお母さんの立場で。もしかしら、日記の方では、そのことを書いたかもしれません。でも、こっちでは書いてないようなので、一応、書きますね(^^;。

とはいっても、わたし、つまり母親の気持ちなんて、単純なものです。娘が望むなら、それも赤ちゃん(わたしにとっては孫)が欲しいと言うなら、そりゃぁもう、どんなリスクでも背負いますよ。だから、娘や彼女の夫、つまり赤ちゃんの両親の気持ち次第で、いくらでも協力します。

けど、藍那の方は、迷っていましたね。代理母を頼むなら、いっそ赤の他人に報酬を支払ってお願いする方が良いのではないかと。その方が、後腐れがないと言えば言葉は悪いですが・・・一人の子どもに母親が複数という事態から、少しでも遠ざかれるように思いますからね。

それは、今日、ニュースで知った、姉妹や友だちからの卵子提供問題でも言えることなのですが・・・卵子なり、お腹なりを提供した人が、どれだけ「わたし母ではない」と思えるかどうかにかかっている気がするんですよね。きっと、そう思えない人、そう思えない事態もあるんじゃないかと・・・そう思いますから、その時に、問題が起こりそうな気がします。

一人の子どもに、母親が何人もいるって素敵じゃないかと・・・みんなが、その子を我が子と思って育てれば良いじゃないかと・・・そういう理屈もあると思うんですが・・・ある意味、独占欲の助けがあればこそ、母親は子どもを育てられると思うんですよね。

正直、子どもを育てるって大変ですよ。産むより、ずっとずっと大変です。でも、なぜ母親が、それが出来てしまうかというと・・・それは「我が子」だからなんですよね。他の誰の子でもない「我が子」だから育てられるんですよね。

じゃぁ、我が子じゃなきゃ可愛くないのか、大切じゃないのかって、とっても美しい正論は、この際、言わないで下さいね。もちろん、よそのお子さんも大切ですよ。実際、我が子ではない子どもを、我が子同様に大切に育ててらっしゃる方も、たくさんいらっしゃいますからね。でも、それを、すべての女性に求めるのは、ちょっと無謀かなと思うんですよね。やっぱり、我が子だから頑張れる、我が子だから愛し尽くせるってことは、現実としてあると、わたしは思うんです。

だとすると・・・育てているお母さんの近くに、自分以外に「母親」に近い存在の人間がいると、あまり好ましくないんじゃないかと・・・それは思ったりしますね。

それに・・・たとえば、友だちが卵子提供をした場合で・・・生まれたお子さんを、お母さんが厳しく躾けているのを、その友だちが見たとしたら・・・友だちは、いろいろ考えちゃうんじゃないかと思うんですよね。で、口をだしてしまう場合もあるでしょう。その時に、お母さんは、他の友だちのアドバイスと同格には、その言葉を聞けないですよね。たぶん、よけいなプレッシャーを感じてしまいますよね。

つまり、そういうリスクを背負っていると、そう思うんですよね。身近な人が、不妊治療に具体的に力を貸す場合はね。

もちろん、それ以上に、生まれた子どもにとっては、お腹の提供者や卵子提供者が、身近な人であることは好ましいとは思うんですよ。自分を生んだ人は、お金の為だけにお腹を貸した人なんだろうかとか、自分の生物学的ルーツにあたる卵子提供者が全く誰か分からない不安だとか・・・そういう余計な精神的負担を、子どもに負わせずにすむというメリットがありますよね。

正直・・・子どもって、ある程度の歳になると、自分が愛し合う二人から生まれたかどうかって、けっこう気になるんですよね。絶対にそんなことはないんですけど、なんとなく愛し合う二人の間から生まれた命の方が価値が高いような気分がしちゃうんですよね。もちろん、それは乗り越えていけることではありますけど・・・そう悩む時期はあると思うので・・・よけいな負担を、子どもの心に負わせることがないいようにと・・・そのことだけは、強く強く思わずにいられませんね。

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