ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

関西経済同友会の提言『関西州』

2007-05-09 16:56:08 | Weblog
噂には聞いたことがあるけど、中身を殆ど知らない「道州制」ってやつ。それを、関西経済同友会が「関西州」として提言に出したとか・・・う~ん、なんか、面白そう。

兵庫県や大阪府の知事は、「何言ってんだか、そんな絵に描いた餅みたいな話」って言ってるようだし、現実味は、ものすごく薄そうだけど・・・検討するくらい、本気でやってみても、いい案なんじゃないのかな。結局、旧利権と、新規利権を望む勢力との鬩ぎ合いにはなるんだろうけどね(^^;。

なんで、わたしが「道州制」もイイんじゃないのと思うかと言うと・・・レンジ君事件の時の警察の動きを見ていて「なんて、警察は市ごとに分断されているんだ!!」と思ったことが大きいかな。西宮市の警察と神戸市の警察、同じ兵庫県警なのに、ものすごく疎遠な感じなんだもん。これは、好ましい事ではないよね。

けど、災害時の対応とか、福祉の充実とか考えると、せめて近畿くらいの地域規模での密な連携は必要でしょうと思うから、「道州制の話、もう少し、聞かせて」って、気持ちにもなるわけです。

それと・・・日本として、道州制がどうかってのは、まったく分からないんだけど・・・実は、関西人には、けっこう理解できる案のはずなんだよなぁ(^^;。要するに、EU的発想なんだと、わたしは思うの。ちょいと昔には、世界の中心だったヨーロッパの国々が、今や完全にアメリカに主導権を奪われていて、なんとか自分たちの誇りを取り戻し、競争力をつけるには、これはもうヨーロッパとして手を組むしかないという結論に達したみたいな感じでね(^^;。

関西人にとっちゃ、未だに関東って新興勢力なんだけど・・・現実を、直視したら、すでにライバル視してもらえないほど水をあけられちゃってるわけで・・・ここはもう、大阪で東京に対抗するとか、京都で伝統を誇示するとかじゃなく、関西全体でもって、今後の展開を考えていく方向しかないわけでしょ。

ただね・・・関西経済同友会の案では、「関西州」の州都は京都で、現大阪府とその周辺は特別な「大阪都」にするとか、訳わかんないところもあります。京都と大阪、どちらの顔も立てなきゃいけないってのが、見え見えだし。このままでは、ほんとうに、絵に描いた餅ではあるけど・・・でも、考えてみたくなる案ではあるんだなぁ。


姉が倒したテレビの下敷きになり、生後三ヶ月の弟、死亡

2007-05-04 13:37:48 | Weblog
これは、惨い・・・あまりにも、惨すぎる事件です。

ニュースによると、沖縄県で、幼いお姉ちゃんがテレビの載ったラックを倒してしまい、生後三ヶ月の弟が下敷きになって、亡くなってしまう事故が起こってしまったとか。

もちろん、お姉ちゃんは、ワザとラックを倒したわけでも、弟を傷つけようとしたわけでもなく、ただ、テレビが載ったラックを踏み台にして、その上に置いてあった絵本を取ろうとしただけのようです。なのに、なんで、こんなことになっちゃうんだろう・・・

亡くなった男の子のお姉ちゃんは二人いて、6歳と5歳。どちらのお姉ちゃんの行動が原因なのかは分からないけど、6歳でも5歳でも、ううん年齢は関係ないですよね。自分の失敗で弟を殺してしまったという罪悪感を背負いながら、これからの人生を生きていかなければならないなんて、そんなの惨すぎますよ。5歳、6歳・・・事情が分からないままに、しておけないですかね。なんとか、忘れさせてあげたいんですけど・・・無理ですかね。サイコドラマなどでは、むしろ封じ込めた記憶を呼び戻して、それを認め乗り越えていくってのが定番ですけど、思い出さなくてもいい事って、わたしはあると思うんですよね。このお姉ちゃんの記憶は、消去して二度と蘇らないのがイイと、そう思わずにいられません。

お父さんとお母さんには、とにかく絶対に、お姉ちゃんたちを責める言動は、とらないでいて欲しいですね。もちろん、ご自分たちを責める事も、しないで欲しいです。きっと、もっとチャンとテレビを固定して置けば良かったとか、ラックを固定しておけばよかったとか、子どもたちから目を離さなければ良かったと思わずにいられないと思いますが・・・それを思っちゃダメですよ。仕方なかったと・・・とにかく、仕方なかったと、そう思うしかないですよ。亡くなった坊やの事は、心の中で悼んで、お姉ちゃんたちには悲しんでいる姿を、あまり見せないように、なんとか頑張って欲しいです。

また、こういう辛い出来事を抱えた人の心に付け込んで来る人たちも多いですから、それには気をつけて欲しいですしね。一人で背負うには、あまりにも大きすぎるものにブチ当たってしまった人を、周りの人がサポートするというのは大切な事なんですけど、サポートじゃなく、取り込んで利用しようとする組織が、少なくなくありそうです。中には、本人に悪気なく、むしろ真面目に好意から、そういう組織の手先になっている人もいますから・・・それが厄介です。

でも、ほんとに、納得できる理由なく、こういう惨い出来事が起こってしまうものなんですよね。それはもう、仕方がないと受け入れるしかない類の出来事なんだと、わたしは思います。