ニュース雑記帳

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金持ちが喧嘩しないのは、その必要がないから

2013-04-02 11:30:24 | Weblog
ニュースを見てというのではなく・・・どちらかというと映画などを見て、という方が適切だと思うのだけれど・・・とにかく、映画などを見ていると、戦争を扱ったものに遭遇することは少なくない。911同時多発テロ以来、テロ組織を相手にした話も少なくない。どっちにしろ、見ていて楽しいものではないし、映画の出来不出来に関わらず、どの立場で描かれているにしても、ものすごくシンプルに「戦争は嫌だ」「暴力は嫌だ」「人が殺されるのは嫌だ」と思う。それはもう、心から思う。

だから、紛れもなく私は戦争反対派だし、テロ反対派だし・・・誰かが誰かを力で捩じ伏せようとするのは、それがどんな形であっても快く思わない。

ただ・・・核はもちろん最新の科学兵器を山ほど所有する巨大な軍隊をもつ強国が、自分たち意外の国は核兵器を持つな、軍隊を大きくするな、テロ行為など以ての外だと声高に言っているのを聞くと、どうしても違和感を感じてしまう。

彼らより数も少なく力もない者たちが、自分たちの主張を通したいとき、どういう手段があるのだろうと考えると・・・一番最初にたどり着く答えがテロであることは・・・良い悪いは別にして・・・決して特別な発想ではない気がする。

金持ち喧嘩せずという諺があるが・・・それは金持ちが人格者だからじゃなく、喧嘩する必要がないからだ。弱い犬ほどよく吠えるという諺があるが、強い犬が吠えないのは、やはりその必要がないからだ。欲しいものをすでに手に入れているもの、それによって自分に自信がもてるようになったものは、喧嘩する必要も吠える必要もなく、喧嘩をふっかけてくる相手や吠え付く相手を下品だ無作法だ馬鹿だ愚かだと蔑みながら、権力を使って処理すればいいだけなのだから。

だから、弱者や少数派や負け組が、自分の主張を堂々と訴え、耳をかしてもらえる仕組みがないと、勝者の正義で裁くだけでは解決できないことは少なくないと思う。そんなことが出来るかどうか分からないけど、自分たちが信じている正義だけが、唯一無二の絶対的正義ではないことだけは、理解しておかなければいけないと思う。


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