ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

今の韓国との関係について・・・嫌韓じゃなかった人まで腰が引け始めてますよ

2019-09-17 09:27:45 | Weblog
今、日韓関係で、いろんなゴタゴタが起こっているようですが、その一つ一つについて具体的に感じたことを書くつもりはありません。ただ、日本人の一人である私の心の動きから、大きな懸念を感じるというお話をちょっと・・・

歴史認識についても、今起こっていることに対する思いにしても、日本国籍の人間がみんな同じことを考えたり感じたりしているわけじゃありませんよね。嫌韓っていうんですか、何でもかんでも韓国が悪くて、韓国人なんか皆大嫌いという人たちもいれば、先の戦争で韓国の人たちに辛い思いをさせたという事実は確かにあるのだから相手が納得するまで何度でも心を尽くした対応をすべきだと思う人たちもいるでしょう。

わたしはといえば・・・たぶん一番多いタイプ・・・真ん中あたりにふわっといる人間だと思います。なんていうか・・・戦時中の日本について、今の私たちの価値観や善悪の感覚からすれば道を外れてるなと思うことが、他国の人たちに対してはもちろん、自国民に対しても行われていたということは、ハッキリと認めるべきだとリ思います。ただ、当時のことを今の正義で断罪するのはフェアじゃないとも思っています。当時の世界的時流とか、当時の人たちの置かれていた環境とか、そういうことを抜きに一方的に断罪するのはおかしいと思っています。また、戦った者同士、お互いに犯してしまった罪を、戦敗国だけが悪と断じられて罰せられることになるのは、戦争の常とはいえ、これもフェアではないと思っています。また、戦争中の日本人が非道なことしかしなかったとは思えないので、悪いことは悪いこと、良いことは良いこと、ちゃんと冷静に判断されるといいのになと思います。

では、戦後、戦敗国の日本はどうしていけばいいのか・・・一言で言うと、同じ過ちは二度と犯さない、つまり二度と戦争をしに国外に出ていかない、自国民を戦争に狩りだして死なせないということにつきると思います。これは、負けたからこそ得られることだと思います。勝って、戦ったことが正義だとお墨付きを得た戦勝国では、決して不戦の気運は生まれませんからね。じゃあ、攻めてこられたらどうするのか・・という難しい問題はありますが、とりあえず、それはおいておいて・・・戦争なんかしたくない、だって他の国の人を殺したくないし、自国の人に死んでほしくないもの・・・一部の人からすれば軟弱な理想主義かもしれませんが、日本人の多くは、本気でそう思っていると思います。

でも、そういうことじゃなく、先の戦争で酷い目にあわされたんだから、何度でも何度手もこちらがいいというまで謝れ、何度でも何度でもこちらが満足するまで金を出せという韓国に対して、どういう態度をとるのか・・・

わたしも、少し前までは、どちらかというと「相手が納得するまで頭を下げましょう」側よりの真ん中派でした。韓国は、日本と戦って勝った戦勝国として戦利品の取り分を求めているのではなく、完全に被害者の立場ですからね。個々の案件については、いろいろあるとは思うのですよ。慰安婦の問題にしても徴用工の問題にしても、日本は何も悪くないと思いたい人たちの中には「強要されて働いたのではない者もいる」と言っているようですが、実際に望まぬ酷いことを強要された人、実質強要された人が大勢おられるに違いないと思うので、そこは本当の被害者が置き去りにされないよう、そうじゃない人がいたとしても、それは目をつぶるべきだと思いますし。

ただ・・・昨今の韓国の様子をニュースで見ていると・・・そんなわたしでも、「こりゃあ無理だな」と思えてきています。「韓国という国は、日本が何をしようと何を言おうと、けっして終わりにするつもりがない国なんだろうな」って、そういう印象を持ち始めています。私の中の良心は「そんなこと思っちゃだめだよ。諦めないで誠意を尽くさないとだめだよ」っていうのですが・・・「いや~、そうは思うけど・・・現実的に考えれば、無理でしょう」って声が大きくなりつつあります。だからといって、韓国にダメージをあたえるようなことを積極的にすべきだとは微塵も思いませんが、「できるだけ距離を置いて関わらない方がいいよ」って思ってしまっています。関わらないでいられるかどうかというと、それも難しいですし、現在、韓国と取引をしている会社さんはダメージをうけるでしょうが、仲良くするのが絶対に無理なのだとしたら、喧嘩してお互いに傷つくのをされるためには、距離をおくしかないのではと・・・

で・・・ここからが、今日、言いたかったことなのですが・・・わたしのような、さして問題意識もなく、韓国に対して否定的な気持ちを持っていなかった一般的な日本人ですら、こんな風に感じ始めているというのは、両国の関係にとって、完全なる黄色信号だぞと思うわけです。

個人の人間関係でも「みんな仲良く」は難しいことですよね。ましてや国家間の関わりで「みんな仲良く」なんて絵空事以外の何ものでもないのでしょう・・・。でも、可能な限り、争いごとは避けられるといいな。そのために距離をおくことが役に立つなら、それも悪くはないのじゃないかしらね・・・なんて、思うのでありました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする