ニュース雑記帳

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相撲界の女人禁制について

2018-04-07 07:16:54 | Weblog
舞鶴での興行中、土俵上で倒れた市長の救命処置をしている女性の看護師さんに、行司さんがアナウンスで降りろと言ったことが問題になっていますね。また、そのすぐ後の興行先で、女性の市長さんが、やっぱり土俵上での挨拶を拒まれたってことも、またマスコミなどで取り上げられていますね。

まず、最初に、基本的な意見を言わせていただくと、ある組織が自分たちの決まり事として女人禁制をとっていても、別にいいんじゃないって思います。その組織が、伝統のある組織であろうとなかろうと、それが宗教的なものであろうとなかろうと、公的機関ではない私的な組織であるなら、決まりは自分たちでお決めになればいいと思います。他人がとやかく言うことじゃない。もし、その組織が、人気商売であるなら、顧客感情は無視しない方が、商売上好ましいだろうとは思いますが、そういうことを考えるのは、その組織を運営する人たちの問題ですしね。

でも、まっ、舞鶴での出来事は、人の命に関わることでしたから、救命処置をしてくださったにも関わらず失礼なことを言われてしまった看護師さんには、感謝とお詫びをするっていうのは当然で、実際にそうされたのは良かったんじゃないかと思います。アナウンスをした行司さんに関しては、突然の出来事ですし、市長の支援者の女性がただ心配で駆け上がっただけに見えたかもしれないし、周りの観客からのプレッシャーなどもあったようですし、そんなに責めちゃ可哀想ですよね。判断、誤っちゃったね、次から気をつけようねってことでいいんじゃないですかね。で、今後は、会場には必ず男性医師と男性看護師を常駐させることにするとかね。若い行司さんに、またアナウンスを指示したという先輩行司さんも含めて、彼らに相撲界の諸問題を全部背負わせるみたいに騒ぐのは、ちょっと可哀想に感じます。ただ、土俵上で、処置をしている女性看護師さんのそばで「下りろ」と言っていた人が居るという話もありますが・・・それが本当なら、その人に関しては、何が一番大事か、何が一番優先されるべきか、一度ゆっくり考えてみて欲しいですけどね。

女性の市長さんとか偉いポジションの人が、挨拶や何かしらの授与の時にも土俵に上がれないことに関しては、それはそういう決まりだというのなら、上げなきゃいいんじゃないですか。でも、挨拶してもらうのに、授与してもらうのに、他の男性たちはいいけど、あんたはダメだというのも確かに失礼ではありますよね。市長さんたちだって、勝手に押しかけて用事もないのに土俵に上げろって駄々こねているわけじゃないですから。だから、そんなに女性を土俵に上げない決まりを守りたいんなら、土俵以外に挨拶用とか授与式用の一段高い場所を恭しく作って、男性でも女性でも、相撲の取り組み以外のことはそっちでやるっていうのはどうでしょう。相撲界が絶対に守りたいルールを守りながら、人気商売として顧客感情も配慮できる変更じゃないでしょうか・・・って、勝手に提案させていただきます(^^;。以前は、偉い人と言ったら男性に決まっていたんでしょうけど、これからは女性の首長さんだって女性の社長さんだって増えてきますよ。いい加減、対策しておくのが賢いと思いますけど・・・まあ、それは大相撲協会さんが決めればいいことで、わたしがとやかく言うことでもないですよね、はい。