神戸には、ファッションや洋菓子でその名を知られた企業が数多くあるが、今日はもう少し違う分野の企業をご紹介したい。その一つが、食品分野である。写真は、フジッコという会社が製造しているレトルト・パウチの一つである。こキムチ鍋のスープは、寒かったこの冬に愛用した。野菜や豚肉などを放り込んでテーブルの上に載せたガスコンロで料理する熱々キムチ鍋は本当に旨い。この他にもちゃんこ鍋つゆ、カレー鍋つゆなどもある。ちゃんこ鍋のつゆは、羅臼昆布とかつお節の出汁で鶏団子や豆腐・薄揚げ・生シイタケにごぼうなどををいれて煮込む。抜群に旨いなあ!
もともと昆布の佃煮や黒豆の煮たのを製造していたが、最近は多角化している。この会社はポートピア・アイランドににある正真正銘の神戸の企業である。売り上げ年間500億ほど。経常利益率も7%近い。最近の金融危機でもでも勢いは落ちていない。
わが町東灘にあるエム・シーシー食品(株)のつくる「野菜のスープカレー」(神戸テイストカレー・シリーズ)や「100時間かけたハヤシ」などのレトルト・パウチ食品は、みんな味がいい。秀逸だ。たまのランチタイムに一人で放り出されるときがあるが、ここのシリーズは強い助っ人になる。同社は調理冷凍食品の先駆者。ピザやパスタソースも旨い。株は非上場ということで、詳しいことは分らないが、年商はおよそ135億円と立派なものだ。
おなじ東灘にあるロックフィールドは、惣菜分野で「神戸コロッケ」や「サラダバッグ」などのブランド商品を有し、年商ほぼ470億と規模も大きい。経常利益率も5.4%を誇る。東京も含めたデパ地下にもつよく、規模を伸ばしつつある若い企業だ。株主への情報公開も迅速で、きちんとして好感がもてる。
工業分野でも、若い企業が元気に活躍している。アサヒプリテックは貴金属やレアアースの加工・再生に加え、医療分野などの特殊産業廃棄物処理に注力し、売り上げは1000億円台、売上高経常利益率も9%台と高い。ROEの20%は凄い。最近メンテナンスに行った歯科でも、そこの廃棄物処理は当社と聞いた。平成21年大四半期は流石に売り上げも急落し、赤字がでた模様だが、産廃資源化・都市マイニングの注目企業としての中期的な進展が期待できよう。
臨床検査機器・検査用試薬のシスメックスも売り上げ高は、1000億円台である。ここは、鳥インフルエンザを10分で検出する技術など独自の技術を誇り、この経済危機下でも平成21年第3四半期予想で、ほぼ79億の経常利益を確保している。株主を大事にする姿勢も好感がもてる。
そして最後にみなさんご存じのジュンク堂書店。収益性という分野のビジネスではないが、独自の事業哲学をもち、札幌から鹿児島まで20事業所を展開する。座り読み歓迎、専門書をずらりとそろえる。鳥居民の「昭和20年」も11巻をずらり、社会学者の大澤真幸の著作もずらり。ひとりひとりの読書家に応える姿勢をもつ。いわゆるロング・テールのビジネス展開といえる。このジュンク堂書店は、神戸は三宮センター街の書店が発祥の地である。余談になるが、CDも置いてくれないかな。銀座の山野楽器のような店があって欲しいのである。
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やはり神戸は新しい物好きのユニークな町ですね。
もともと昆布の佃煮や黒豆の煮たのを製造していたが、最近は多角化している。この会社はポートピア・アイランドににある正真正銘の神戸の企業である。売り上げ年間500億ほど。経常利益率も7%近い。最近の金融危機でもでも勢いは落ちていない。
わが町東灘にあるエム・シーシー食品(株)のつくる「野菜のスープカレー」(神戸テイストカレー・シリーズ)や「100時間かけたハヤシ」などのレトルト・パウチ食品は、みんな味がいい。秀逸だ。たまのランチタイムに一人で放り出されるときがあるが、ここのシリーズは強い助っ人になる。同社は調理冷凍食品の先駆者。ピザやパスタソースも旨い。株は非上場ということで、詳しいことは分らないが、年商はおよそ135億円と立派なものだ。
おなじ東灘にあるロックフィールドは、惣菜分野で「神戸コロッケ」や「サラダバッグ」などのブランド商品を有し、年商ほぼ470億と規模も大きい。経常利益率も5.4%を誇る。東京も含めたデパ地下にもつよく、規模を伸ばしつつある若い企業だ。株主への情報公開も迅速で、きちんとして好感がもてる。
工業分野でも、若い企業が元気に活躍している。アサヒプリテックは貴金属やレアアースの加工・再生に加え、医療分野などの特殊産業廃棄物処理に注力し、売り上げは1000億円台、売上高経常利益率も9%台と高い。ROEの20%は凄い。最近メンテナンスに行った歯科でも、そこの廃棄物処理は当社と聞いた。平成21年大四半期は流石に売り上げも急落し、赤字がでた模様だが、産廃資源化・都市マイニングの注目企業としての中期的な進展が期待できよう。
臨床検査機器・検査用試薬のシスメックスも売り上げ高は、1000億円台である。ここは、鳥インフルエンザを10分で検出する技術など独自の技術を誇り、この経済危機下でも平成21年第3四半期予想で、ほぼ79億の経常利益を確保している。株主を大事にする姿勢も好感がもてる。
そして最後にみなさんご存じのジュンク堂書店。収益性という分野のビジネスではないが、独自の事業哲学をもち、札幌から鹿児島まで20事業所を展開する。座り読み歓迎、専門書をずらりとそろえる。鳥居民の「昭和20年」も11巻をずらり、社会学者の大澤真幸の著作もずらり。ひとりひとりの読書家に応える姿勢をもつ。いわゆるロング・テールのビジネス展開といえる。このジュンク堂書店は、神戸は三宮センター街の書店が発祥の地である。余談になるが、CDも置いてくれないかな。銀座の山野楽器のような店があって欲しいのである。
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やはり神戸は新しい物好きのユニークな町ですね。
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