手作り人形ドレスGOUDADA

ジェニーサイズ人形手作りドレスを楽しむゆるゆるブログ

2915号下雨了、五月

2019-05-06 22:25:12 | 作品写真
特に何もせず、大連休も終わり。
出勤した事務所は やたら静か。
他部署も夕方、先に施錠して無人。

ああ明日の電話ラッシュが恐ろしい。
普通郵便の山や午後の会議前のあれこれ。

相変わらず、暇な時間はつい
ドロドロドラマ動画を視ています。
「宮廷の諍い女」原題は主人公の名。
何回視ても、ツッコミ所が多い話。
ヒロイン、ライバル・ラスボス的ライバルとの抗争や大奥的エピソードの多重奏。

繰返し視る度、いろいろ考える。

嫌がらせも単純ではなく、数人以上複雑に巻き込み間接的に害し毒を盛る。露見して小物は処刑されても首謀者は安全で、すぐ次の手を打つ。対抗するヒロインの手練も進化せざるを得ない。標的ではない人物が誤って毒死するのも一度ではない。大抵の毒は即効性で(ドラマ的に)見る見る吐血流血して倒れ死に至る。

緩慢な毒害も何度かあり、すぐ死なないがタチが悪い。味方と信じる相手に、裏切る形で使われる。露見しにくいが、判ると精神的ダメージ半端ない。甚だしきは、複数の相手からそれぞれ目的が違う薬を直接間接に受け、結果的に複合した影響で…

時代劇は、現代の鏡。

『最高の相手と結婚して添い遂げたい』というヒロインの最初の願いは普通に共感できるのではないか。ライバルの驕慢も、ラスボスの強権ももし権力があったらと夢想するのは人の常。
皇帝でさえ「みなハイハイと言う平凡な女ばかりでつまらない」とか「強情な女は後宮に向かない」とか時々で言うことは矛盾してます。でもまーこんなものかとも結婚後数十年の身は思う。

では当の皇帝は平凡かと言えば、実の母〔=太后〕に「あの性癖は(皇帝として)良くない」とはっきり言われている。
『死別した妻をいつまでも忘れられない』
…これは、源氏物語を裏返した話なのか?
光源氏を連れて、藤壺に「この子の母と…」言う桐壺帝もよく考えるとなんかヒドイ。

紫上や浮舟が「憧れのあの人に(似てると思ったのに)似てない」と非難されてたかなあ。多分ない。会ったこともない叔母や腹違いの姉に似てる!すばらしい!と言われてもねえ。
…でも、相手が貴公子なら別か?
若い人は「(芸能人の)◯◯に少し似てる」とか言いますね。ファンなら、心は揺れる。

『死に別れの後妻になるな』とは聞いたことがあります。嫌になって離婚した生別と違い、美化された先妻の記憶に勝てないそうです。離婚・再婚して『前の奥さんとおんなじような人だ』と陰口を言われてる男性もいた。好みのタイプが固定しているんでしょう。「あれなら別にわざわざ離婚しなくても…」すごい言われよう。

「とはずがたり」後深草院二条は、入試模試にはまず出ない鎌倉期マイナー王朝文学。こちらも「憧れの人に似ている」話。ディープです。冒頭から「あなたの母に憧れていた」から、娘のあなたを娶ろうと待っていた。これって純愛?ちょっと怖い。
皇族男子は昔から、結婚前にかくかくしかじかと実地で教える役目の既婚者女官がいました。若かった後深草院は、この女官に初恋をした。でも人妻だから(いくら一夫多妻、通い婚でも)妻にはできない。その娘がいると聞いて、逃さなかった。
(老婆心ながら、止める人はいなかったんでしょうか。感覚的に抵抗がある。ヒロインの母がこの結婚に賛成/反対か、もう亡くなっていたか思い出せない。母親が存命なら、それとなく避けそうですが…当時はOKだったのかなー)

「出会う前から、想っていた」はロマンチックですか?『生まれた時/生まれる前からの許嫁』は『はいからさんが通る』大和和紀までかしら。(この作者の「あさきゆめみし」は、源氏物語のビギナー本として塾でオススメ)童女の紫上を見つけた光源氏はマザコンが拗れた末のロリコンよねえ。
「自分好みの女性に教育=調教?する」

「…諍い女」のヒロインは、皇帝が見ていたものが自分自身ではなく「亡くなった前皇后(正確には、皇帝の即位前だったので嫡福晋)の面影だけだった」事実に直面し茫然自失するシーンがあります。
「(皇帝は)私の容貌だけを愛したのか」
この質問は無意味です。権力者は寵愛する時に容貌だ性格だ才能だと区別しない。
その気になるか、そうでないかだけ。

昔、地下街の呉服屋での『壇蜜 ドラマで着用柄』の貼り紙にも胸を突かれた。ススキノそばだと、壇蜜さんに似た髪型似たメークの「壇蜜風」枠があったんでしょう。
しかし、壇蜜着用柄の着物を着て接客?
…着物、要らなくね?業が深い。

俺は幸か不幸か「(有名人とか誰かに)似てる」と言われたことはない。「◼️□さんって◯●さんに似てない?」と言われても、あんまりよくわからない。芸能人の顔を覚えるのも苦手。スポーツ選手力士は尚更。顔音痴ってのもあるのかしら。

身内は多少わかります。例えば、俺はどちらかと言えば父方の顔らしい。しかし、老父のたったひとりの女きょうだいの伯母には似てないそうです。では祖母に似てるかと言えばビミョー。
次女はどちらかと言えば、夫より少し俺似かも。しかし鼻の形や、理路整然としたところは夫遺伝子?
長女は昔から父親似というより姑そっくり、隔世遺伝。長女は4歳の息子(俺の孫)を『さー』と呼ぶ。頭文字を伸ばす。孫の名は本当はひらがなだと三文字。
…亡き姑は、夫やその姉を『かー』とか『ゆう』と呼んでたそうです。もちろん義姉の名もひらがなで三文字、夫は四文字。
なぜこういう所が似るんでしょうか。
姑と会えなくなった気がしない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2914号きけば毒 | トップ | 2916号りんご、梨、杏 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

作品写真」カテゴリの最新記事