手作り人形ドレスGOUDADA

ジェニーサイズ人形手作りドレスを楽しむゆるゆるブログ

2088号雪わかれ

2016-03-22 20:32:39 | Weblog
子と別れ親とも別れははき星
どの思想家だったか忘れました。子の成長のためには親はさっさと死ぬがよろしい。鳥獣の親をみるにあながち嘘でもないやも知れません。
連休予期せず娘達が拙宅に来て、しかも孫はその父の実家へ。姉妹は姉妹に幼帰り、同室に寝んで随分尽きず話した。外ではたまに会ってたらしいのですが。
我々も祖父母の身分からひとつ初期化したような不思議な感覚でした。多分夫は嬉しかろう、特に次女はこのところ多忙だったようでした。
また孫や婿も包括して泊まりがけ旅をしよう、と言う夫。日程の調整が婿と夫優先で、次女と俺がすり合わせる事になりそう。たまさかのことで否やは無い。
夫はお二人様暮らしは寂しいようです。確かに二十年前も四人揃ってにこだわった。夫が提示した、俺が働く条件は(当時の夫の土日休みに合わせた)平日のみ勤務でした。就活開始前に合格した宅建は、不動産業界が土日祝や夕方が出勤前提でアウト。役立てられなかった。
それから色々あり、夫のほうが曜日を決めない勤務。俺は今の勤め先で平日休め無い訳ではない。ただ旅を手放しで楽しまないだろう。
それは誰のせいでもなく、自分が実家に行くのが今義務的でとても嫌です。実家の連中も来なくてもいいと言う。
偉そうにああだこうだ言う嫁いだ長女は弟にも両親にもうっとうしいだろう。それでも行きます。真に受けて顔を出さないとどんどん事件が起きる。それは俺も防げないのだが、よそ様に謝る位はできる。でも両親や弟の不仲や無関心はどうにもできない。多分俺だってもしも、老父母と同居しても老母を引き取ったとしてもやはり老父や弟のように苛々と持て余し投げやり無関心になるのだろう。老父の性格と両親の夫婦仲が悪過ぎるとしても介護者がやはり一番たいへんなのだから。
自分が昔実家を出たから、同じように家を出た次女の選択と彼女の独りの時間を尊重しようとつい考えます。次女がいなくなり夫の寂しい心情はわかるけど…。
実家の大問題は、目下は老母の認知症ですが先々はおひとり様の弟の老後です。弟の独身はどうということはないが、はたと胸を突かれるのは(様々な経緯で)ずっと実家にいて五十路目前の弟がいまだに『息子』なことです。だから俺が介護の段取りでアタフタしても我関せず。うんそれでいい、だって。同様に老父がパラサイトを謗っても、何だかんだ言っても(大体老父も一方的に知らんふりと怒ったり、口をだすなと人格全否定したりと気分次第)面は蛙、耳は馬。そううまく老父の勝手なシナリオ通りのことなんか言うか。末子の強ささえ感じる。長子(二人姉弟)の俺はまともに対応を試み何やってんだよ、と老父母とぶつかり余り利口じゃない。
あれこれ思い悩む末は、ため息です。親をかりそめにも卒業できそうかと思ってたら、相変わらず親を振りかざす老親の保護者にいま直近です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2087号雪彼岸 | トップ | 2089号冠雪 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事