梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

ハロウインの「物乞い」に思う

2018-11-01 09:28:35 | 日記
  私が住んでいた土地では、お屋敷の庭の片隅にお稲荷さんの祠があり、初午の日には子供たちにお菓子を配るという風習があったようです。

  しかし30年ほど前にそのお屋敷の方が我が家を訪ねていらして、「初午の日なんだけど誰も来なくてお菓子がもったいないからお宅で貰って下さい。」と申し出がありました。当時我が家には子供がいたので有り難く頂戴しました。

  日本でハロウインが受けたのは、お菓子を貰えるということではなく、仮装して無礼講が出来るという誤った意識からではないかと思います。

  それが高じて、テレビを見て触発された大人たちが、保育園等で子供たちに仮装をさせて近所を物乞いに回らせるという行事を行うのは、私は反対です。どうしてもやらせたいというなら、保育園側がお菓子を事前に準備し、子供たちが訪問する各家庭に配布しておくべきです。

  宗教的意味合いから自然発生的に誕生してこそ意味があります。大人が率先して子供たちを仕向けるのは、意識として浅薄過ぎます。

  こういうくだらない行事を作り出す一方で、東北地方では歴史ある「なまはげ」の後継者がいなくなり、やむなく廃止に至った地区が沢山あるそうです。本質的に守るべき物は何なのか、考えたいと思います。

















どうしてもやらせたいというなら、保育園側がお菓子を事前に準備し、子供たちが訪問する各家庭に配布しておくべきです。