近所のアパートの一階に、お婆さんとその息子らしき男性・と言っても、私よりは若いかな?という程度の年齢なのですが・が二人で暮らしていました。晴れた日にはガラス戸を開け、縁側っぽくして、部屋に日の光を一杯に入れていました。二人きりですが、それなりにささやかに幸せに、寄り添って生きているように見えました。
ある日を境に戸が開けられることは無くなり、お婆さんの姿は見えなくなりました。
息子と思しき男性は独りぼっちになり、目に見えて動作が鈍くなりました。外を歩く時にも、脚が衰えて、手押し車につかまって歩くようになりました。
男性は、今日もアパートの脇の陽だまりになっているコンクリートの上で、まるで死んだかのように壁に寄りかかって眠っています。
心の支えを失った男性には、生きる理由さえ見つけることが出来ないのでしょう。
この先は・・・予想はできますが、あえて書くのは止めておきます。
ある日を境に戸が開けられることは無くなり、お婆さんの姿は見えなくなりました。
息子と思しき男性は独りぼっちになり、目に見えて動作が鈍くなりました。外を歩く時にも、脚が衰えて、手押し車につかまって歩くようになりました。
男性は、今日もアパートの脇の陽だまりになっているコンクリートの上で、まるで死んだかのように壁に寄りかかって眠っています。
心の支えを失った男性には、生きる理由さえ見つけることが出来ないのでしょう。
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