梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

女性から声を掛けられた思い出

2017-01-28 05:34:33 | 日記
ようやく免許の更新に行って来ました。鴻巣まで行くのが億劫で、もう免許失効でいいや、とまで思っていたのですが、誕生日を20日も過ぎてしまったところで、あと10日で失効を迎えるという日になって、ようやく重い腰を上げたのでした。

   朝一番に間に合わせないと電車が混むので、6:48発の電車に乗る予定が、めったに寝過ごすことの無い私が1時間も寝過ごし、もう30数年も経験の無い、満員の通勤通学時間帯の電車に乗って免許センターまで行った帰りのことです。

   気温が上がり、ホカホカとしてきた駅のホームで、見知らぬお婆さんから声を掛けられました。
「すみません、キャップを開けていただけませんか?」
丁寧な言葉遣いに振り向くと、自販機でペットボトルのドリンクを買ったものの、キャップが開けられないで困っているようでした。

   丁寧な物腰に、私が上機嫌でキャップを開けて差し上げたことは言うまでもありません。高齢者は筋力が落ちるので、必然的に握力が落ちてしまいます。80歳を過ぎると、ボトルのキャップどころか、缶のプルトップすら開けられなくなってしまう場合があります。やはり多少の筋トレは必要ですね。
 
   もう一つのケースは、駅の切符売り場で、自動販売機の使い方が分からなくなっていたお婆さん。亀有駅で困っていた、和服を着こなした高齢?の女性から声を掛けられました。
 単純なことなので、すぐに解決しましたが、着物を着こなしていたのも当然の事、それはかの有名な、内海桂子さんとおっしゃる、女性漫才の方でした。おそらく日頃は車で移動していたので、前回駅で切符を買った時は、窓口で駅員が対面販売をしていた時代だったのではないでしょうか。

   外出先で知らない女性に声を掛けられる、という状況とは少し違いますが、もう一回だけ女性に声を掛けられたことがあったのを思い出しました。近所をジョッギング中、知らない家の玄関先に立っていた女性が私に声を掛けて来ました。

   「済みません、うちの犬が死んじゃったんですけど、埋めてもらえませんか?」
立ち止まってしまった以上、仕方がないのでその家のシャベルで穴を掘り、埋めてあげました。中年のおばさんでしたが、一人暮らしで愛犬が死んだのでしょうか。シャベルを片手に、屈強な男子が通りかかるのを待っていたようでした。

   肉体労働に対してお茶ぐらい出るかと、はかない期待をしましたが、それは、はかない期待に終わり、私はそのまま何となく割り切れない気持ちのまま、走り去りました。その時の自分は、果たしてカッコよかったのかみじめだったのか、未だにわかりません。