カメラが欲しい

　　　昔の同僚と３６年ぶりに会うために秋葉原に行きました。新採で赴任して来てたった一年間で辞めて国に帰ってしまった男ですが、なぜか私だけに連絡をくれたのでした。２時間ほど歓談して、彼は帰りの新幹線の時間があるので、短時間の再開は終わりを告げました。

　　　秋葉原に来たからには迷わず電気街１・・・なのですが、時間がないので駅中に限りなく近いヨドバシカメラに。私はかつて新宿にあた本店で、カメラを１２台買ったはず。何しろ家に４畳半の暗室を作ってしまったほど写真に熱中した時代がありましたから。

　　　２０万円超えの高級機は贅沢過ぎるので、中級クラスの一眼レフに触ってみました。被写体は通常液晶画面に映っていますが、目をファインダーに近づけると、液晶画面が消えて、自動的にファインダーに切り替わります。欲しいぞ、これ。私は入門機の液晶だけのシステムは嫌いで、やはりファインダーを覗きたいのです。

　　　作品作りはもうしないから安いのでいいや、と思って買ったカメラで撮った写真は、たくさんブログやFacebook　に載せたのですが、なまじまともに修業したことがある分だけ、写りの良し悪しが高い精度でわかったしまいます。一番欲しいのは簡単にできる露出補正。これが無いと、厳密にいえばどうにもなりません。
　
　　　写ればいいじゃないか・・・一方、自分の意思が自由に反映できるカメラも欲しいという欲求がふつふつと湧いてきます。しかし余命を考えると、余計な投資にも感じますし・・・多分半年くらい迷った挙句、ボディー＋交換レンズ３本くらいを、思い切って買うことになるのかもしれません