金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

546-553:最近読んだ本

2021-12-13 20:18:27 | 21 本の感想

2009年の本だし、紹介されている飲食店の大部分は
もうなくなってるんだろうな……と思ったのだけども、
確認したら思ったより残っていた。
「飲食店は始めやすいが、続けるのは難しい」と聞くけど、
すごいなあ。

出版元のリベラル社は名古屋の出版社だったのか。



「自分との約束を守る」にはっとした。
他人との約束は守ろうとしても、
自分で決めたことはおろそかにしがち。


 本多理恵子『料理が苦痛だ

そうそう、ずっと続くから嫌になるんだよ。



早起きの効用は知っている。
それでもできない早起き!


あとは記録のみ。






コメント (2)
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545:野島博之『ストーリーで学び直す大人の日本史講義――古代から平成まで一気にわかる』

2021-12-13 20:07:28 | 21 本の感想
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

カリスマ講師の授業だから、最速で「全史」がわかる!
グローバル時代のビジネスマンに必須の教養が
あっという間に身につく!
「教えるプロ」現役予備校講師だから
○最新の学説を反映
○大きな「流れ」がつかめる
○歴史が苦手でも夢中になれる楽しい語り口!

****************************************

読み上げ機能で聞いた。
「教科書を詳しくした」のではなく、
背景をきちんと説明しようとしている。
教科書レベルを超えて、筆者が
たくさん勉強をしたうえで話していると
わかるネタもたくさんあった。
特に近現代史については知らなかったことが多く、
勉強になった。

元原稿は、筆者の口述した内容を、
他の人が文章にしたものだとのことだけど、
文章にして推敲して整えるの、かなり大変では??
でも表に出るのは筆者の名前だけなのね。

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大河ドラマ『青天を衝け』#39

2021-12-13 10:13:04 | 大河ドラマ「青天を衝け」
栄一の生命力、すごくない??

〈前回〉
ナレ「皮膚がんが見つかりましたが、事なきを得ました」

ナレ一行で済まされる話か!?

〈今回〉
戦争に加担したストレスもあるのか、倒れる。
医者「(家族に)お覚悟なさってください」
慶喜「生きていてくれたら、何でも話そう」
ナレ「栄一はみるみるうちに回復しました」

そんなのあり!?!?

栄一の業績の多さって、
長生きしたからっていうのも大きいよね。
政界・財界問わず、失敗した人・失脚させられた人は
多くいるけど、早死にしたらカムバックの可能性もないもんな。

しかし、病床で慶喜に生きてくれと言われた場面の
乱れ髪の吉沢亮、イケメンすぎて見入ってしまったわ……


栄一が死にかけて、嫡男のプレッシャーで
押しつぶされかける篤二。
慶喜に向かって「それでもあなたよりはマシなはずだ」って
言っちゃう。
篤二が「向いていないのに背負わされたもの」の大きさは、
ここ数回できちんと描かれているんだけども、
完全に八つ当たり。
しかしこれに関しては、おとがめなしなのね……。
女遊びより、父の元主君をくさすほうが
だいぶ悪いと思うんだけども。

「戦争はダメ」という現代的な価値観を持ち込まずに、
経済や国力の面で戦争はマイナスであると描いたこと。
「人は誰が何と言おうと戦争をしたくなれば必ずする」
という慶喜の台詞を、幕末と日露戦争をリンクさせることで
効かせたこと。
かつて民衆の中のテロリストになりかけていた栄一が、
今度は上にいる人間として
民衆のとどめられない勢いに圧倒されるという構成。
こういうエピソードの積み重ねにちゃんと意味のある
ドラマの作り、いいねえ。

今回の「紀行」は喜作がメイン。
序盤から登場していた人物が取り上げられると、
ああもう終わりなのね……という感じがあるな。
すっかりおじいさんになっていた惇忠兄ぃも
死んじゃったしなあ。

コメント (4)
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大河ドラマ『青天を衝け』#38

2021-12-05 21:13:05 | 大河ドラマ「青天を衝け」
慶喜も川村も伊藤も老け込んで、
美賀ちゃんなんか亡くなっちゃったのに、
栄一はお肌ツヤッツヤのままじゃん!!
民部公子もあんなピッチピチで37歳はないやろ……。
しかしもう、このドラマも残すところわずかだし、
栄一も結構な歳になってるんだよね。

息子・篤二、非行に走る、の巻。
父は当代随一ってレベルの実業家で、
姉妹と結婚した義兄弟たちもエリートで、
なのに自分は渋沢栄一の嫡男ってだけでちやほやされてて、
何者にもなれず、
いたたまれないのは、まあ、わからないでもない。
姉妹たちが、
「お父様の仕事の邪魔にならないように」
って自分たちで嫡男の問題行動に対処しようとしてるのも
嫌なんだろうな~。

でも、篤二、そこまで悪いことしてなくない??
女遊びしたり、女連れて学校の寮を脱走しただけじゃん。
栄一みたいに、テロリストになって焼き討ちしようとしたり、
横領したり、よその女に子を産ませたりしてないよ!
腹違いの弟たちと遊んであげて、慕われているし、
たぶんいい人。
「渋沢栄一の息子」じゃなければ、プレッシャー感じずに
生きていけたのにね。

歌ちゃんが、
「あれほどの仕事をなさったお父様なら欠点があっても仕方ない」
って言ってるのには、笑ってしまった。
彼女も、自分の父が品行方正だとは決して思っていないのね。
栄一が息子の行動について「自分のせい」って言ったの、
自分の教育のことを言ってたのかもしれないけど、
遺伝でしょ、女関係は……。

【その他いろいろ】

・おくにさん、
「新たな人生を歩みたいと、渋沢家を出て行くことになりました」
って。
 このドラマの、統制された明るく前向きなムードによって
 さらっと流してしまいそうになるけど、後妻も来たし、
 描かれないけど栄一は次々に女に手を出すし、
 だんだん居場所がなくなっちゃったんじゃないだろうか。

・バザーのときの、栄一や井上のブルジョワぶりよ。

・ついに栄一も暴漢から襲われるようになったか。
 大久保も大隈も板垣も伊藤も……と思うと
 だんだん感覚が麻痺してきて驚かなくなる。

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