恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)
★★★★☆
今さらですが、読了。
中盤、ちょっとたるいなーと思うところもあったのだけど、
ラスト、朝の風景の中をふたりが並んで歩きながら話しているシーンで
じわーっと胸に迫ってくるものがありました。
朝のイメージには、抗いがたい、前向きな勢いがあると思う。
恋愛は比較的普遍性があるので、それを描いて人の気持ちを動かすことは
割と容易だと思うのだけど、こういうちょっと特殊な関係で
きれいなオチをつけるのは難しいところ。
うまいなあ…!と思いました。
恩田さんの著作には個人的にもっと「すごいなあ!」と思う本があるので
「どうしてこの本なのかな?」と感じるところもあるのだけど、
ストレートなのがいいのかもしれない。
異母きょうだいって前にもあったな…と考えること数時間、
ようやく『まひるの月を追いかけて』だ! と思い出しました。
★★★★☆
今さらですが、読了。
中盤、ちょっとたるいなーと思うところもあったのだけど、
ラスト、朝の風景の中をふたりが並んで歩きながら話しているシーンで
じわーっと胸に迫ってくるものがありました。
朝のイメージには、抗いがたい、前向きな勢いがあると思う。
恋愛は比較的普遍性があるので、それを描いて人の気持ちを動かすことは
割と容易だと思うのだけど、こういうちょっと特殊な関係で
きれいなオチをつけるのは難しいところ。
うまいなあ…!と思いました。
恩田さんの著作には個人的にもっと「すごいなあ!」と思う本があるので
「どうしてこの本なのかな?」と感じるところもあるのだけど、
ストレートなのがいいのかもしれない。
異母きょうだいって前にもあったな…と考えること数時間、
ようやく『まひるの月を追いかけて』だ! と思い出しました。