6月初旬友達数人と待ち合わせてケンジントンのルーフガーデンへ行った。
ここは昨年オープンガーデンで初めて訪れたところ。オーナーのバージン航空のリチャードブロンソン氏の持ち物で彼らのレセプションが行われていない日は入場無料で予約なしでも行ける。
この真っ黒なペチュニア、庭の片隅に満開だったが本当に目立たない。花が真っ黒というのはなんとなく不気味な感じがする。
7階のビルの屋根が庭園になっていて、高さ10メーターもある銀杏の木が生えていたり、南国から寒冷地までの植物が生え茂っている。
数羽のフラミンゴやアヒルにオシドリ、よくもこの寒い英国の冬に耐えられるものだといつも感心する。それにしてもこの7階の庭園に池があり、深さ50センチしかない土に大木が生え茂ってただ唖然とするばかり。
昨年初めて知ったキーウイの花。この春ポルトガルから1本のキーウイの苗を買ってきたが聞けばキーウイには雌、雄の両性の木がないと実が実らないという。せっかく買った木が雌か雄かわからなくて葉を1枚だけ持って行った。この庭園で働く園芸作業員に聞いてみたが知らないといわれてがっかり。
ルーフガーデンから歩いてホーランドパークへ向かう。
ケンジントン・ハイストリートは高級ショッピング街でお店のデコレーションも意表を突く。
遠くから見ると白く見える柳科の木に近寄ってみれば小さな花がいっぱい咲いていた。
5-6月はホースチェスナッツ(フランスではマロニエ、日本名でとちの木)の大木にこんな花が満開になる。上に向かって花が咲くから遠くから見ると太い蝋燭が立っているように見える。
NHKでは日本の寒村で高齢者たちがこの実からとちの実クッキーを作って売り出しているとのこと。英国人には灰汁だしのアイディアがないからホースチェスナッツが食べられるとは絶対に思っていないだろう。
金沢の山奥、白山のふもとでは昔から食料不作の年に備えてトチの大木が植わっているとの話だった。
もう時期遅れのシャクナゲの花、薄紫の色がはかなげ。
ホーランドパークで一番有名な日本庭園、もちろん日本から園芸スペシャリストが来て作られたもの。多くの英国人があちこちでリラックスして名園を愛でていた。
公園一角の花壇は花盛り。
バラ園は見事だ。