春の北海道植物観察の初日は稚内の海岸草原のバイケイソウ観察をしました。動きの遅い低気圧の影響で、冷たい強風が吹きすさぶ中での観察でした。雨・雪は降りませんでしたが、オホーツク海側では積雪したところもあったようです。バイケイソウはと言うと、順調に成長しており、茎も伸びはじめてきました。しかし、成長しすぎていて、肝心の環状集団の個体数がうまく数えられませんでした。葉数は10-14枚で、このままであるとすると、開花する個体はほとんど無いのではないかと思われます。
稚内海岸草原のバイケイソウ環状集団
バイケイソウはだいぶ成長している
おまけ
ノシャップ岬にある日本最北の水族館。クリオネやフウセンウオといった北の海に生息するユニークな生き物が見られ、回遊水槽では海水に馴化させたイトウがソイ、カレイ、ホッケ、オオカミウオなどの寒流系の魚たちと共に泳いでいました。
稚内市ノシャップ寒流水族館
水量90トンの回遊水槽
フウセンウオ