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アノ内田裕也を「裕也クン」と今も呼ぶ、パワフルシンガー 中山ラビ 、健在なり! 10月9日、新宿で。次いで11月5日(土)「ラビ組」6人率いて、吉祥寺ですごい歌声、たっぷり響かせます!

2016-09-23 21:29:23 | 音楽

 シンガー、中山ラビ(写真左下)。

 普段は、キチンとキッチンに立つ、喫茶店&バーの経営者

 あの、有名な孤高の漫画家、故・つげ義春の作品からとった「ほんやら洞」国分寺店にいて、コーヒーなどの他に、うまい!と評判の髙い、「スパイシー・チキンカレー」(850円)などを作り、客に出している。

 最近は、バーに変わる夜に出勤することが多いという。

  この記事を読み進めているひとは、すでに、何らかの形で、彼女の存在を知っているような気がする。

 年齢、本名は、公式的に非公表ながら、1950年前後に、広すぎる米軍基地が、今もってある東京都立川市に生まれている。

 ボブ・ディランの歌と生き方に感銘を受けると同時に、10代当時、メッセージ色の強い関西フォークに影響を受け、単身移住。

 大阪YMCA予備校でアルバイトしながら、歌をさまざまな場で歌い始め、付いた異名とキャッチフレーズが、「女ボブ・ディラン」。

 が、ディランのように、気まま、わがままじゃ無かったし、ステージで勝手なことをして、バックバンドをあわてさせたりは、しない。

 「プロ歌手」となったものの、まだまだ歌だけでは食べていけないのに、続けていたバイトをクビになった。

 「通学している青少年に、良くない影響を与えるので」と、きつく言われたと言う。

  なにしろ当時。今は考えられないが、高校生男子が長髪にしていたら「不良」とみなされ、「不純異性交遊」につながると決めつけられ、そのうえギターをかき鳴らしていたもんなら、「退学処分」にされた時代。

 やがて東京に戻り、音楽活動継続。さまざまな、数多くのコンサートに出まくった。

 後年結婚し、男児を産み落とし、わがまませず、ママになった。

 その息子も、すでに28歳前後に成り、「ほんやら洞」を手伝ったりしている

 出産前後は、しばらく音楽活動の方は、休止。

 世間の誰もが知る、大ヒット曲こそないが、ロック&フォーク業界では、その明るく、気さくな性格もあって、とても良く知られたシンガー。

  なにしろ、あ~た、グループ・サウンズ全盛の頃、力也(現・故人)がボーカルを担当していた「シャープ・ホークス」の追っかけをやっており、その流れで、あの内田裕也と知り合う。

 以来、今も「裕也クン」と呼ぶ。平然と、親しみも込めて、呼ぶ。

 実は、内田裕也が76歳と、10歳近い年上なのだが、そ~ゆ~上下関係が、いつの間にか築きあげられている。

 内田裕也の、戸籍上の妻である、樹木希林でさえ、「あのヒトはねえ・・」とか、「ロックのヒト」とか、「裕也さん」と言うのに!

 業界広し、狭し、と言えども、「内田裕也クン」と呼べるのは、中山ラビだけだろう。

 いやいや、いやいやあ・・・・・・・

 何でもかんでもロック魂にこだわる、内田裕也。中央官公庁の、「公聴会」に行き、帰りしなマスコミにつかまり、怒りの表情で言い放った。

 「あんなのは、ロックじゃねえ! フォークだ」

 と言い放っておきながら、ポツリと、杖ついてこう続けた。

 「俺も、ロックと言ってるだけで、何もしてねえけどな」

 その昔、「ほんやら洞」の経営を親しいヒトからゆずり受けたものの、11年間は赤字続きだったそうな。

 だが今や、常連客が引きも切らない。

 検索して、店内の写真を見て戴ければわかるが、すごく何とも言えぬ雰囲気のある、落ち着いた作り。

 

 店は正午開店、深夜までやっている。LIVEのある日は早く店仕舞いし、家族やアルバイトの女性が会場の手伝いをし、年末年始は、休業。

 その生活基盤を背景に、シンガーとしてのライブ活動だけに収まらず、ここ数年は「呼ばれて」、その昔の「アングラ芝居」に、シンガー兼女優として、出演もしている。

 原作・脚本は、唐十郎や寺山修司。で、ラビ自身も「荒唐無稽」と言ってのけるほど、ストーリーとセリフの意味が、よく分かんない。んだけど、「アングラ」の雰囲気が、いまも、こよなく好き。

 今年も、新宿・花園神社の大型テントの下で、「新宿梁山泊(りょうざんぱく)」の芝居に女優として、出た。

 が、活動の軸は、シンガー。

 この10月9日(日)、「新宿ブルースナイト」と銘打って、女性歌手&女優たちが勢ぞろいして、新宿駅の地下通路から続く「安田生命ホール」で、コンサートがあり、ソレに出る。

 午後4時開演、料金、7500円なり。

  中山ラビの他に出るのは、カルメン・マキ、リリィ、根岸季衣(としえ)など。

 かつて人気があった若い頃のカルメン・マキは、リハーサルでは歌ったが、「気分が乗らない!」とかなんとかなんとか理由つけて、コンサートを直前、自分勝手にキャンセル・・・・てなこと、やってた、気まま女王様天狗。

 長年、不摂生な生活していたため、声の伸びが無く、高低音域が、聴いてて苦しいまま。

 リリィも若い頃、インタビューのときは良いのだが、外での撮影で、風が強かったり、雨が降っていたりすると、ダダこねて出ない、わがままさ。近年。歌に、味はあるけれど・・・・・・。声帯と音域が、日ごとに狭まってきている。

 「私は泣いています」は、実はホント、記者とカメラマンの心境だった。

 もう、カルメン・マキは、65歳。リリィも、64歳

 分別ある晩年迎え、んなことは、もうないでしょうね。

 根岸季衣とは、一緒に映画観に行ったりしたが、良いヒトでした。

 彼女も、すでに62歳。演技力はかうが、自称ブルース歌手としては、まったく評価できません。

 雪だるま体形のうえ、今年4月、「自分では、まったくそういう性格では無いと思っているんですが、なんでか周りはみんな言うのよ」と言っていた、「わがまま」という題名の「ミュージカル」に出た、渡辺えり

 やたら、すぐ人を叩く渡辺えり。音痴で、ひどい歌唱力のデブ彼女ほどではないが、根岸に歌は・・・・すすめません。

 ギター弾きの、亡き夫が生きていたら、必ず止めさせたでしょう。素人が、カネ取ってはいけません。

 おばさん群団のなか、ホンモノの歌唱力をひときわ聴かせるであろう、中山ラビの姿が目に浮かぶ。

 11月5日(土)、「ラビ組 LIVE 2016」として、今年何度目かのライブを、吉祥寺にある「スター・パインズ・カフェ」で行なう。

  左のLIVE告知の、文字。

 これ、実は、中山ラビの自筆です。

 毎回、はがきにきれいに、読みやすく、列記してくる。 

  今回のライブ写真は、これ。

 ウイッグ、というのか、アタマにかぶせて、歌う。

 網タイツ姿で歌う時もあったが、元「SHOWーYA」の寺田恵子、52歳のように、いやらしく腰をくねらせたり、乳房を寄せて、わざと溢れ出るように見せて、強調したりは、決してしない。

 色気はまったく出さない、出ない。健康的な、両足。

 歌唱力で、勝負する。ロックでもない、フォークでもない、かと言ってロックンロールでも、ブルースとも言い切れない。

 あらゆる区分けを飛び越えた、中山ラビの歌う独特の世界。

 開場、午後6時半。開演、午後7時半。料金4300円に、ドリンク代。

 予約などは書いてあるように、「ほんやら洞」にしてください。 

 バックで演奏する、梅津和時のサックスは上手いし、小川ヒロ、加藤ヒロユキ、高橋誠一、森ヒデハル、山口トモらも、力量は確かだし、あうんの呼吸で音を出せるはず。

 前回の7月31日(日)は、梅津、高橋、RYOTAROの、「アコースティックなユニット」3人だけだっただけに、「ラビ組」として、倍の6人にもなった厚みのあるサウンドにも、目ならぬ、耳を傾けて欲しい。

 興味のある方は、ユーチューブを見てください。

  とても、年齢を感じさせない歌唱力。そして、せつせつと歌い、説く。音程、まったくはずれておりません。

 お店をしながら、歌い続けて、ン十年。

 すごい!の一言です。

 興味、関心を抱いた方。足を運んでみてください。

 杖つき白髪老人の「内田裕也クン」は、おそらく、来ないと想いますが・・・・・。

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 ≪ 2018・12・2 追記 ≫

 この記事に、急に検索が、注がれた。

 ん?

 中山ラビに、何か、あったのかな?

 調べてみても・・・・格別、何もなかった。

 健康状態も、良い・・・・・はずだし。

 で、表題の、、あの内田裕也を、「裕也クン」と呼ぶこと。

 あるとき、直接、聞いた。

 ---あの、内田裕也を、ホントに「裕也クン」って、呼んでいるの?

 返ってきた答えは、意表を突くものであった。

 「ん? ああ、あれ? ウソよお!」

 「だって、わたし、内田裕也さんと、直接、逢ったことだって、一度も無いもん」

 一発、そんなウソまで、ペロッと言って、かましたのは、

 実は、その発言をした時の、ナマ放送の長時間番組の司会をしていたのが、なぎら健壱だったという、コトが、起因していた。

 元々、相性が悪い・・・・と、ラビは、思い込んでいる。嫌われている。そう、思っている。なぎらは、否定しながらも、にやつく。

 どこか、昔から、わたしを馬鹿にしているというか、甘くみている口調で、話しかけてくる・・・らしい。 

 いわゆる、上から目線、というやつ。

 おまけに、入りの指定された時刻に,キチンとNHKのスタジオに入ったというのに、・・・・待たされ、待たされ。帰ろうかと想ったという、2時間後。

 ようやく出番に。

 おまけに、トークの時間、短縮されて。相手は、「天敵」とも言うべき、なぎら健壱。

 だったらと、あいつが驚くネタで、1発、かましてやろうと想って、とっさに、クチを突いて出たのが、「裕也クン」だったという訳。

 予想通り、狙った通り、なぎら健壱は驚き、見る目、クチのきき方が変わった。

 というのが、真実。

 それ、聴いて、書き直そうかとも思ったが、ライブの告知も兼ねての記事。

 そのままでも、面白いかなあ・・・・と、放って置いたというわけです。

 ネタにされた、かの内田裕也クンにしても、今も公開されているのだろうか・・・・

 長編ドキュメンタリー映画。私は、その原形のドキュメンタリー番組、前後篇、2本とも、見ている。

 そのなかでの、10代の内田裕也クン。

 俺は、すごいスペシャル・天才シンガーなんだぜえ!という態度で、当時、有名なライブハウスの面接で、かましまくったオヒト。

 その後の、今に至るも、かましまくり人生は、御存じの通り。 

 なので、本人に「裕也クン」が、伝わったところで、苦笑するだけだろう。

 以上。追記です。

 ラビの歌声、この10月も、11月も、まったく、落ちておりませんでした。

 童謡まで、彼女の味で、歌い聞かせてくれましたし・・・

 良いですよお。今も、お薦めの、シンガー&ソングライターです


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