≪ 2016・6・7 掲載記事 ≫
先月の5月28日、土曜日の午後5時頃。北海道の大沼国定公園、駒ヶ岳のふもとを走る、幅3~4メートルの道路に一度、北斗市追分4丁目に住む、会社員。田野岡貴之(たのおか たかゆき)44歳が、言うコトを聞かない長男で7歳になる、大和クンを置き去りにして、車を走らせた。
やがて、戻ってきたら、大和が無事にいた。
乗車させ、再度注意したが、反抗。謝らない。
ではと、車に妻と長女を残し、大和を引き連れて山の頂上の方へと連れて行き、置き去りにしてきた。
500メートルほど走り去り、5分ほどして、2度目に置き去りにした記憶がある地点に戻って見ると、長男・大和がいない!
以上は、父のオハナシ。その後も、2転三転。心は七転八倒していたのか、間違いなく定かなモノは、いまだ知らされていない。
で、それからが日本中どころか、世界の主要メディアにまで、連日連夜、取り上げられての大騒動、大捜索。
貴之の証言の不確かさも重なり、延べ900人もの人の手をわずらわせる結果と、相なった。
月が替わり、6月3日、金曜日の午前7時50分。
52歳のベテラン陸上自衛隊員によって、7歳のこの小学校2年生は発見され、ドクターヘリで、函館市立病院に緊急搬送されて、治療も始まった。
そのことは、記事化し、多くのヒトの検索をいただいた。
そして、今日。6月7日、火曜日の午後2時過ぎ。良かれ悪しかれ、日本一有名になった男児、田野岡大和クンは退院の運びとなった。
在東京民放3局は、その模様を大々的に生中継した。
以下数点の写真は、ソコからの抜き撮りであることを、あらかじめ断っておきます。
発見後、本日に至るまで、父子にインタビュー出来た、叩き上げの元刑事の聞いた内容が、興味深かった。
言い回しが、心ひかれた。
「あくまで、大和くんが言っていることなんですが・・・・」
「お父さんは、こう言ってるんですが・・・・・」
ここでは、他人のスクープでもあるし、委細・詳細は書かない。ただ、ますます、父子の証言には謎が残ったことだけは確かだ。
この元刑事ですら、母親に会ってハナシを聞けていない。
貴之が、隠すかのように、こう言ったという。
「妻は、入院してるので・・・」
そうまでして、ひと目すら見せない夫婦。
ナニを隠したいのであろうか。
当の元刑事でさえ、経験上からだろう。少し、首を傾げているのだから。ただし、事件性は見られない。
結果、めでたし、めでたし。折りしも、守銭奴、ゼニゲバの生き神様たる、桝添要一(ますぞえ よういち)が、極め付きの悪や、暗の象徴ならば、この少々元気で、したたかで、悪ガキの田野岡大和は、明るいニュースとしてとらえられた感がある。
その元刑事の捜査経験上も手伝ってか、民間の捜索隊の人件費は、約110万円にのぼり、おそらく田野岡家に請求されるであろうと言う。
ボランティアと、今回はわたし、とらえていたが、今日の退院の模様をつぶさに3局映像を再生し、痛感。
断固、支払わせるべき!と。
前置き、前説がいささか長くなった。
今回、どうして生中継をわざわざ観たか?といえば、「母親」が、どう出てくるか?の一点にあった。
そのために観た。
予想は、していた。おそらく・・・と。そして、当たったが、やっぱり、ビックラこいた!
まず、田野岡大和。
寄せ書きされた、紙製大ボールを手にして、元気元気に、パチパチパチ!
で、母親の姿は?ちゅうと!
お、お、お帽子を、ことさら深めにおかぶりになって、その上、大きな顔を隠すかのようなマスク!
両目すら、ロクに見えない。見えないように、工夫している。
こ、こ、コレって・・・・・・・。
ここまで徹底して、ひた隠す氏素性って!
なにか、やはりある!
ゲスの勘ぐりじゃん! という、野次馬もいる・・・・かも知れない。
まあ、あとはコレモンの取材得意の、週刊新潮や、週刊文春の続報におまかせしましょう!
最期に、父・貴之が指示して「母」も、詰め掛けたマスコミ陣に一言もしゃべらないまま、左右に一礼しただけ。
だが、尽力の限りを尽くした自衛隊、消防署、そして捜索隊に、夫婦して、いまだに御礼と謝罪の行脚に出かけていない。
せめて、捜索してくれた900人に向けて、取材カメラ越しに、それに変えての御礼と謝罪の一言などは、考えも及ばなかったのだろうか。とりわけ、最後まで、まるで犯罪者のように顔を隠したままの「母親」は・・・・・・。
マスクをして見送りにまで出てきた医師や看護婦(看護士)3人には、この母も何度もアタマを、カメラから撮られるのも避けたい意図もあって下げていたが、マスコミ陣の背後に見える世間に対しては、何も語らず。素早く、身をひそめるようにワゴン車に乗りこみ、エンジン高らかに去っていった。
最期の最後まで、対外的な常識を欠く、非常識な家族と夫婦であった・・・・・