やはり、この男の、法廷での、証言や言動からは、漢字2文字、「鬼畜」しか、想い当たらなかった。
実の長女、栗原心愛( くりはら みあ )に対して、2年余りにわたって、虐待をし続け、死に至らしめた。
結果、「傷害致死罪」など、6つの刑事罰に、問われた、栗原勇一郎・被告に対し、千葉地裁において、集中審理で、裁判員裁判が行われ、明日、第一審の判決が、下される。
第一審と、あえて書いたのは、この「鬼畜」。
間違いなく、控訴し、さらに、「無罪」と信じ、判決を不服として、最高裁に、上告するであろうから。
この、千葉県野田市に建つ、賃貸アパートの自室で、繰り広げた、虐待行為の数々。
失敗した。やっぱり、死んじやったあ・・・・・と、内心、後悔は、ちょっぴり、してても、反省は皆無。
法廷での、終始「冷徹な横顔」を、見詰め続けていると、そうとしか、感じなかった。
小さな、ハンディタオルを手にし、涙、一筋も流れていないのに、涙声での、クサい田舎芝居演技をのぞかせて、涙をそっと、ぬぐう、仕草に、何度もあきれ・・・・凍りついた。
頭髪は、収監された当時は、坊主にしていたが、法廷に出た、2月末には、髪がすっかり伸びていた。
初公判には、多くの、傍聴希望者ではなく、カネで雇われた、「並び屋」が、群れをなしていた。
なぜか、老人が目立った。
孫世代が殺された事件の、事実関係を知りたくて、来訪したのではなかった。
マスコミ各社、雇うなかで、驚き、あきれたのが、「千葉市シルバー人材センター」に、並び屋を大量に、依頼した、「共同通信社」だった。
並んだ人数や、倍率、正確に計算したり、数えていない、地裁職員の態度、デタラメさ、テキトーさ、無礼さ、態度のデカさにも、あきれた。
シルバーじいさん、ばあさんたちは、全員、千葉市内に住み、交通費は出ない。時給、1~2時間ほど。ソレも、800円弱。
当たっても外れても、同額、
大量に当選が、もらえたマスコミ。
その為、いざ、開廷すると、一般席70席に対し、半分しか、座っていない毎日が続き、さらに、改めて、代表撮影されない、午後の法廷では、その半分に減った。
マスコミの罪は、大きい。
本当に、傍聴したくて、並んだ人間たちは、抽選で、落選の憂き目に多く、あっていた。
自称、ジャーナリストは、落ちると、マスコミから、傍聴券、戴いていた様子。
警備は、異常に厳しく、怒りが沸き上がるほど。
ニュースでは、開廷した瞬間だけの、代表撮影が流れていたが、撮影終わるや、すぐ、ついたてと、アコーディオンカーテンで、仕切り、証人は、全員、姿、見えず。
妻のなぎさなど、別室からの、証言にしたため、ビデオ担当3人が、配置されもした。
勇一郎の弁護人、調べた限りにおいて、国選弁護人。
中年2人で、1人はスキンヘッド。、
最後まで、明日の、判決日も、拒否の予定。
検察官は、右の、「テラジマ」と名乗る、若手検事と、もう1人。
論告求刑の日は、3人の男性検事に増えた、
聞き調べると、勇一郎が、離婚を、いまだ、拒否している、妻、なぎさの弁護人だった女性とのこと。
女性裁判官は、ちょいとコワモテの顔で、質問するときの声が、おっそろしく、太い。
代表撮影には、映らない、裁判員。
女性4人に、男性、3人。
いずれも、20代後半から、30代後半。 子どもが居そうな様子は見えない者達ばかり。
そんな7人が、判決に、どう関わり、どのような、意見が、実刑の年数に、反映されるか、興味深い。
なのに、テキトー。ズサン。
毎日、他の男性&女性書記官と交代のように、コロコロ、変わる、テキトーさ。
担当刑事5部に、その理由を聞くと、「こちらの都合で」というばかりで、法的理由を言わず、逃げる。
ズサン、テキトーが原因の、新型ウイルス、ここに、まん延していて、あきれた。
で、傷害致死罪は、しょせん、最高刑、懲役20年。
んだもんで、検察の求刑は、懲役、甘く、18年。
してみると、訴訟指揮ぶりと、裁判員の厳しくない、的を得てない質問の感情からして・・・
判決は、15~16年てとこと、推量している。
未必の故意で、殺人罪で問えば、最高、死刑が有り得たモノを・・・・。
どうせ、控訴が見込まれた、としても、だ。
初公判から、マスコミは、並び屋以外に、虚報、誤報をいっせいに流した。
勇一郎被告、一部、否認と。
馬鹿抜かせ。 全面否認、してるじゃないか。
結果として、傷害致死は、心愛は死んだし、カラダに、20以上ものアザが見えるうえ、胸部骨折が認められたから、認めたが、 具体的な、細かな、虐待行為は、
すべて、認めず、拒否してたじゃねえかよ。
最後の、仕留めを狙った、凍りつくようなシャワーを、全身に、ぶっかけ続けた行為も、 「長くても3秒、ソレも、多くても2回くらいです」と、驚くしかない虚言。
水が、からっぽの胃と、のどの中に溜まって、おぼれ死んだと同様の症状を、検死の遺体解剖で判明したというのに・・・。、
すべて、心愛が、自分で、壁や、床に、ぶつけて、転んで、アザが出来たうえ、自分は、この2年間、何も、虐待行為は、一切していないと、矛盾に満ちた強弁。
見せる横顔、後ろ頭に、張り飛ばしたい、想いに駆られた。
表裏、別物の、まさに、相手によって、態度、豹変する、2重人格の、栗原勇一郎「鬼畜」。
11年くらいで、仮出獄したら、また、似た行為をしそうな気がしてならない。
以前書いたが、犯行を助長させた、野田市に住む、勇一郎の母は、このように顔面撮影拒否のうえ、信じられないほどの、父も、勇一郎への溺愛振り。
そして、勇一郎に迎合し、それ以前にも、あったが、食事を、最期は、丸2日間、一切与えずにいた、母・なぎさの非道さ。
なんで、6年もたって、勇一郎会いたさに、連絡、自分から、とったのか。
ソレ、していなければ、長女、死なずに、済んだ可能性、大きい。
ともに、半鬼畜に想えた。
法廷の、証人と、事前取材で、唯一、心愛の味方になっていたのが、勇一郎の妹だけであった。
頭の頭髪の、異常な抜け振りや、おかしさを感じとり、心愛に、聞く。
「おばちゃんだけが、心愛の味方だね」
そう言って、「ココは、良い。おなか、一杯、ご飯、食べられるから」といって、むさぼるように食べていました・・・
という、生前の証言を耳にした時には、涙が、おもわず、あふれそうになった。
危機感、カンジもせず、犯罪に手を貸し、助長させた、千葉県の、この事件に関わった3人の幹部は、証人に呼ばれず、今も、辞職もせず、平然と、勤務していた。
その悪しき構造は、いずれ書く。
どうせ、控訴するであろうし、ヒトの関心は、激減しても、裁判は、今後も、続くであろうから・・・・。
なお、明日の判決の、傍聴席。
コロナの影響とかで、一般、傍聴席、半分以下にして、席と席との、間隔開けるそうな。
してみると、朝から、また、並び屋が、ぞろぞろ、並ぶはず。
全員、大きなマスクで、顔を覆って・・・・・。
そして、いざ、午前11時、開廷 したら、さらに、傍聴席、ガラガラ・・・の光景が、見えるはずです