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文科省は、「所詮は3流官庁」と揶揄される

2017-07-02 00:25:21 | 日記
 『女性セブン』(2017年7月13日号)が、「『誇りと悲哀』官僚たちの闘い」という記事を載せる。
(1)
 加計学園の獣医学部新設を文科省が認めた際に、安倍首相の「口利き」があったか、要するに一国のトップが友人に甘い汁を吸わせたかが、加計問題の核心。
《感想》この指摘は、明快。その通りと思う。
(2)
 省庁間には厳然たる序列がある。予算編成権がある財務省がトップで、これに許認可権限の強さ・幅広さで経産省、総務省、厚労省が続き、省庁ピラミッドの上層「第1グループ」。農水省、国交省、防衛省、警察庁、法務省が「第2グループ」。文科省と環境省は「最下層グループ」である。
《感想》これは、周知の事実である。
(3)
 各省庁の同期入社のキャリアは約30人。うち事務次官になるのは1人。競争は激烈。(30歳前後で本府省係長、40歳で課長、さらに審議官・局長・事務次官。)出世レースで最重要は、「失敗」しないこと。「失敗」があれば飛ばされる。
(4)
 文科省は「所詮は3流官庁」と揶揄される。これが「前川(前文科事務次官)の乱」の背景。つまり虐げられた「最弱の官庁」が「最強の官邸」に反逆した。
 清濁併せのみ、激烈な出世レース、権力闘争に勝ち抜いた前川氏。ところが、天下り問題で官邸から責任を取らされる。ルサンチマン。
 さらに、今回、公平公正であるべき許認可権をめぐり官邸の不正な横やり。しかもそれが闇に葬られようとしている。東大法学部を出て、全身全霊で教育の仕事に取り組んだ人物との評判もある。彼は、反逆した。
《感想》前川氏は、真面目な人物のように思われる。また出会い系バー通いは、今回の問題と無縁である。(なお前川氏の弁明が本当でもありうる。)
(5)
 他方、もちろん許認可権限で、省庁が権力を持ち過ぎているのも事実。
《感想》省庁・官僚が公平・公正を破壊し、甘い汁を吸うこともある。今回は官僚でなく、官邸が甘い汁を吸った問題。
(6)
 審議官以上600人の人事権を持つ内閣人事局を、第2次安倍政権が設置。今回、文科省への報復で、事務次官が、財務省など他省庁から連れて来られるかもしれない。人事のラインが一新し、文科省が組織として崩壊する。究極の制裁。安倍首相は、この「最悪の禁じ手」を選択しうる。
《感想》
 長州出身という理由だけで、安倍晋三氏は、傲慢にも、まるで自分が近代日本を創ったように思う。彼は現在の人間で、過去(幕末)に生きたわけでない。
 また、一国のトップが友人に甘い汁を吸わせるなど、もってのほか。国家の私物化、国民の愚弄だ。日本人は、清廉で礼儀正しいはずなのに、恥ずかしい。状況証拠がそろいすぎる。
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