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映画『亜人』(2017、日本): 生まれた時から拷問(人体実験)を20年間され続けた佐藤が、拷問担当者への報復を計画するのは当然だ!

2020-04-12 08:39:40 | 日記
(1)
研修医の永井圭は、交通事故で死亡した直後に生き返り、永遠に死なない新人類「亜人」であると発覚する。彼は日本で3体目だった。亜人は研究施設に監禁され人体実験のモルモットにされる。
(2)
「亜人」がモルモットにされるとは人体実験(拷問)→殺害→蘇生→人体実験(拷問)→殺害→蘇生→・・・・がくりかえされることで、永遠に拷問され続けることだ。
(3)
圭は、同じく亜人の佐藤によって救われる。佐藤は生まれた時から20年間拷問され続け、その後逃亡した。佐藤は人間を憎悪し、人間の大量殺戮を計画する。圭を協力者にするため、助けたのだ。
(4)
圭は、佐藤の人間大量殺戮計画に賛成できない。圭と佐藤は戦う。なお亜人は分身の黒い幽霊(IBM、Invisible Black Matter)を出現させ操ることができる。
(5)
亜人は、冷凍窒素で冷凍し粉砕して粉末化し、その後、固化・密封すれば、もはや蘇生できない。対亜人特戦群が、圭と佐藤を冷凍・粉砕・粉末化する。しかし圭のみは、実は切断された腕が秘かに残っていたので、再生・蘇生し逃亡する。

《感想1》死は、拷問からの唯一の救いだ。佐藤は、死ぬことができないので、生まれた時から拷問(人体実験)を20年間絶え間なく受け続けた。彼が発狂しなかったのは奇跡だ。そして彼が、拷問担当者への報復を計画するのは当然だ。
《感想1-2》だが報復し殺戮すべき拷問担当者の範囲を、どこまで拡大できるか、つまり人間(市民一般)の大量殺戮が正当かできるかどうかは、不明瞭だ。
《感想2》圭が、佐藤の人間大量殺戮計画に賛成しない理由のひとつは、圭が受けた拷問の期間が佐藤に比べ相対的に短かかったためだ。


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