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シアタークリエ『ミュージカル ガールフレンド』2024/06/25(火) :マイクとウィルの関係は「男と男の恋」だが、二人の恋愛の心情は「男と女の恋」とほとんど同じだ!

2024-06-25 19:01:16 | 日記
★マシュー・スウィートの90年代のCDアルバム「GIRLFRIEND」(1991)をベースに、二人の役者のみのミュージカル。2人の青年(男と男)の“恋愛”が描かれる。

★ネブラスカ州の田舎町で学校に馴染めないウィルと、野球部でスポーツ万能、友人たちからも人気のあるマイク。
☆マイクはすでに大学進学が決まりネブラスカを離れることになっている。しかし、ウィルは自分が何をしたいのか見えないまま悩んでいた。
☆今まで接することのなかった二人だが、高校卒業時にマイクがウィルに渡したミックステープをきっかけに交流が始まる。マイクは秘かにウィルに“恋心”を持っていた。
☆ウィルは両親が離婚し母子家庭になり経済的に苦しい。マイクは優秀な父親の圧力で進路が決められており反発する気持ちがある。
☆二人はひっきりなしに“デート”し、二人でいる時間は自分らしくいられることにお互い気づき、距離が縮まっていく。
☆マイクが大学進学のためリンカーンへと旅立つ直前、ウィルはマイクに手紙を書くが野球部のメンバーに見つかってしまう。
☆取り乱したウィルはそのままマイクと距離を置くが、しかし二人は再び出会い、それぞれの道を自立して歩むこととなる。

★マイク:吉高志音(マシュー・スウィートさんの曲と共に「ウィルとマイク」の気持ちは少しずつ動いていきます。ドキドキしたり切なくなったり…。相手の空気の変化を楽しみながら歌と一緒に大切に紡いでいきたいです。)
★ウィル:井澤巧麻(とにかくピュアな「マイク、ウィルの二人」と、懐かしいマシュー・スウィートのロックサウンドで紡ぐ物語は甘酸っぱくて、台本を読んで何度もキュンとしてしまいました。)

《感想1》男の若者二人の迷いと決意の物語。
《感想2》マイクとウィルの関係は「男と男の恋」だが、二人の期待・不安・手探り・細心等の恋愛の心情は「男と女の恋」とほとんど同じだ。

《参考》カイロネイアの戦い:「男と男の恋」はテーベの「神聖隊」を思い出させる!
☆カイロネイアの戦いは、前338年、マケドニアのフィリッポス2世が、ギリシアのアテネ・テーベ連合軍に勝利した戦い。長槍を使った重装歩兵密集隊と騎馬部隊を併用した戦術をとるマケドニア軍に、アテネ・テーベ連合軍が敗れた。アテネ・テーベ連合軍が、神聖隊を含む1万の歩兵と600の騎兵なのに対し、マケドニア軍は3万の歩兵と3000の騎兵と、圧倒的な差があった。アテネ・テーベ連合軍は、強大なマケドニア軍に叩き潰された。
☆多くの歩兵が敗走する中、テーベの「神聖隊」は誰一人逃げることなく、最後まで戦い抜いた。古代ギリシア最強部隊の「テーベ神聖隊」は「同性愛カップル」で編成された300名だった。「愛する人」を守るため、その場を去るという選択肢はなかったのだろう。結果、神聖隊は壊滅的なダメージを受け、300人中、254人が戦死した。その勇姿を目の当たりにしたフィリッポス2世は、「神聖隊」の遺骸を戦場に埋葬し、墓地の上に「カイロネイアのライオン」と呼ばれる記念碑を建てた。19世紀の発掘調査では、7列に並べられた254体の遺骨が発見され、これが「神聖隊」の亡骸とされた。

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